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山内志朗『中世哲学入門』

曇。 朝四時台に起きる。 『中世哲学入門』の続き。承前。第四章、第五章、第六章を読む。ここからドゥンス・スコトゥスの「存在の一義性」の話となる。ドゥルーズが『差異と反復』の中で華々しく復活(?)させた概念ということで、注目されるし、キリスト…

こともなし

日曜日。曇。 あざやかな虹の夢を見る。ただし、虹は半円周でなく、手前に傾いた放物線型だった。 昼。 NML で音楽を聴く。■バッハのフランス組曲第二番 BWV813 で、チェンバロはエヴァ・ムロフツァ(NML、CD)。■ラフマニノフの交響曲第一番 op.13 で、指揮…

岐阜環状線を一周

晴。 随分と遠くまで来てしまった。こんなに遠くまで来るつもりはなかったのに。誰もいない(かんちがいかも知れない)という、寂寥感とかすかな痛みを感じる。奥の奥。こんなことをしていて、何か意味でもあるのか。 ごろごろうとうと。 昼食はコメダ珈琲店…

こともなし

晴。 寝坊。八時すぎまで寝てしまった。起きてもまだ眠気が残っている。 昨日、中沢さんの『100分de名著 レヴィ=ストロース 野生の思考』(2016)を読んでいたら、こんな何気ない一節があった。「ところがアメリカをはじめ、ヨーロッパでも、ロシアでも、中…

こともなし

曇。 NML で音楽を聴く。■ブラームスの弦楽四重奏曲第一番 op.51-1 で、演奏はプラジャーク・クヮルテット(NML、CD)。ブラームスもプラジャークQ もすばらしい。プラジャークQ はあまりにもすばらしくて、わたしの言語化能力を超えているな。もう解散して…

こともなし

日曜日。雲が多いけれど、晴。 午前中、死亡。ぶっ倒れていた。マジきっつ。 昼から曇。 ビワの実を収穫する。またコンポートにするか。 カラーが咲いた。 今年初めてカワトンボを見る。 近所で火事。燃え尽きた頃にようやく消防が到着した。いま、大気が乾…

「生命」の核心は情報化できない、では、モノの「モノ感」は情報化可能か?

薄曇り。 心の土台と心の純粋な要素は、水とアルコールが入り混じるように混淆していると中沢さんは、『精神の考古学』で述べていたと思うが、この混淆を分離して、心の純粋な部分の中に住まうことは、ある程度必要だ。ただ、この状態は恒久的なものではない…

こともなし

曇。 このところずっと自分の敢てやっていること、めっちゃしんどくて、遠心力で心がバラバラに吹っ飛びそうなんだけれど、あんまり需要がないっぽくて残念っす。まあ、しゃあないね。 スーパー。客少なし。 またムラサキツユクサでごめん。いい色で、庭にい…

八ヶ岳山麓縄文文化探訪家族旅行(第二日)

昨日はひどく暑かったですが、二日目は雨になる予想。 宿をチェックアウトしたあと、諏訪湖畔にあるハーモ美術館へ。 アンリ・ルソーやグランマ・モーゼスなど、いわゆる「素朴派」といわれるタイプの絵を特に収集・展示している個人美術館です。充分に楽し…

八ヶ岳山麓縄文文化探訪家族旅行(第一日)

八ヶ岳山麓(長野県、山梨県)の縄文文化を、家族で訪ねてきました。 朝八時前に出発、岐阜各務原IC から東海北陸道、東海環状道、中央道と東へ、小淵沢IC で高速を降りて、まずは「道の駅 信州蔦木宿」にて昼食。第一の予定地である井戸尻考古館を訪れます…

こともなし

晴。暑い。 庭のムシトリナデシコに、アゲハチョウが熱心に来ている。小さなひとつひとつの花の蜜を、丁寧に吸っている。 ムシトリナデシコ。本当はアゲハが蜜を吸っているところを撮りたかったが、うまくいかなかった。ムシトリナデシコは、野生化したもの…

最近よく思い出す話 / 「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」(2023)を観る

晴。 どこで読んだのだったか、誰かのブログだったか、最近よく思い出す話がある。海辺に座って、ふたりで一日中ただ海をずっと見ているだけの、アイヌの親子、というものだ。何も他人の役にたたず、何の生産性もない生き方だが、そういう一生は、何の意味も…

こともなし

晴。 散髪。さっぱりする。 外は最高にいい天気だな。窖での暗い孤独な想念と衝突しちゃうんだけど。いろいろとむずかしいが、まあ何とか試行錯誤していこう。 NML で音楽を聴く。■イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第二番 op.27-2 で、ヴァイオリンはダニ…

ロジェ・グルニエ『長い物語のためのいくつかの短いお話』

晴。いい天気。 ぼーっとする。 スーパー。いろいろ買って持つのが重かった。 昼からもぼーっとする。 返却のため図書館。何も借りるつもりはなかったが、宮下志朗訳のロジェ・グルニエ(邦訳2023、白水社)が新着にあったので、それだけ借りてきた。 そのま…

亀山郁夫『ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光』

晴。 虚栄心や承認欲求を解体するの、むずかしいな。睡眠がめっちゃ掘っちゃった。ほんと、自分は凡人だなあと思う。 いい天気。 スーパー。肉屋。 ウチの紫蘭。 昼からミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。ハニーディップ+ブレンドコーヒー。 『…

「川っぺりムコリッタ」(2021)を観る

晴。 NML で音楽を聴く。■ベルリオーズの「幻想交響曲」 op.14 で、指揮は小澤征爾、サイトウ・キネン・オーケストラ(NML)。何という瑞々しい、フレッシュな音楽だろう! ありきたりの表現で申し訳ないが、小澤征爾はとても大病後の老人とは思えない。まる…

ナディン・ゴーディマ『バーガーの娘』

曇。 朝起きたら庭にいた。サナエトンボ? NML で音楽を聴く。■モーツァルトの交響曲第三十六番 K.425 で、指揮はマティアス・マナージ、ジリナ・スロヴァキア・シンフォニエッタ(NML、MP3 DL)。いわゆる「リンツ」交響曲。■アンスネスの弾き振りでモーツ…

蓮實重彦『齟齬の誘惑』

日曜日。晴。 NML で音楽を聴く。■モーツァルトの交響曲第三十五番 K.385 で、指揮はマティアス・マナージ、ジリナ・スロヴァキア・シンフォニエッタ(NML)。Wolfgang Amadeus Mozart - Symphonies Nos. 34, 35, 36 - Matthias Manasihaenssler CLASSICAmaz…

大阪中之島美術館の「佐伯祐三 自画像としての風景」展と国立国際美術館の「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」

「乗り鉄」も含めて、大阪までいって美術展を観てきました。 自宅を7:10に出て、岐阜駅近くのコインパーキングに車を置いておく。 JR岐阜駅。早めに着いたので、予定よりひとつ前の7:45岐阜駅発米原行に乗る。大垣から米原までは、車窓風景が田舎でいいのだ…

こともなし

晴。 NML で音楽を聴く。■リヒャルト・シュトラウスのピアノ四重奏曲 ハ短調 op.13 で、ヴァイオリンはパヴェル・フーラ、ヴィオラはヨセフ・クルソニュ、チェロはミハル・カニュカ、ピアノはミゲル・ボルヘス・コエーリョ(NML)。佳曲佳演。Strauss: Piano…

ゆたさん来訪(第一日)

晴。昨日から引き続き、黄砂らしい。 庭の牡丹。 スーパー。 天ぷらなくてマックスバリュ。ここは生ものはいまいちだな。いつものスーパーの方がいい。 昼。 NML で音楽を聴く。■モーツァルトのピアノ協奏曲第二十五番 K.503 で、ピアノはカール・ゼーマン、…

金華山裏の達目洞(だちぼくぼら)を散歩

日曜日。晴。少し肌寒い。 NML で音楽を聴く。■モーツァルトのピアノ協奏曲第二十番 K.466 で、ピアノはクララ・ハスキル、指揮はイーゴリ・マルケヴィチ、コンセール・ラムルー管弦楽団(NML)。ハスキルはまごうかたなき「メジャー」だな。モーツァルト:ピ…

中村哲『ダラエ・ヌールへの道』

晴。 NML で音楽を聴く。■シューベルトの三つのピアノ曲 D946 で、ピアノはヴァルター・ギーゼキング(NML)。淡々と弾いているのが却っていいな。第二楽章中間部は泣かされた。 午前中、ごろごろぼーっとする。 # 梶谷先生のブログより。 米国で刊行後、イ…

猪木武徳『地霊を訪ねる』

晴。 アニメ的な、ナルシスティックな夢。 ウグイス君の鳴き声で目覚める。 NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンの交響曲第三番 op.55 「英雄」で、指揮はリッカルド・ムーティ、フィラデルフィア管弦楽団(NML、CD)。ムーティ、大したものだな。巨大な領域…

亀山郁夫『人生百年の教養』

日曜日。雨。 眠って朝目覚めたときの自分と、日常の自分を繋げていく。 雨の中のローズマリー。 昼食はモスバーガーのドライブスルーにて。ちょっと食べすぎた。 インスタントコーヒーで休憩。 ほんと、心には最終的な安定というものがなくて、すぐにぶっ壊…

カミュ『転落』

日曜日。晴。 昨日一輪咲いたようで、今日が実質的なウチの開花かな。 スーパー。 昼から90分散歩。平凡写真。 ウチの木蓮。 ホトケノザ(仏の座)がはびこっている。 ヒメリュウキンカ。 スノーフレーク。 菜の花。 モンシロチョウをよく見かけるようになっ…

チャールズ・テイラー『<ほんもの>という倫理』

晴。 もともとは生殖が中心だった。それは人間が生物である以上、当然のことだったといえる。しかし、現代は生殖よりも仕事が大事な時代だ。会社。資本主義。 スーパー。 毎日いい天気で気持ちがいい。外出に上着がいらなくなった。 ほんと、AI の進歩という…

こともなし

晴。 NML で音楽を聴く。■ジャン=ニコラ・ジョフロワ(1633-1694)の組曲(第1曲~第26曲)で、チェンバロはエヴァ・ムロフツァ(NML)。2023.2.27 と 2023.3.3 にバッハのフランス組曲を聴いて感心したので、ムロフツァの弾くジャン=ニコラ・ジョフロワの…

林哲夫『喫茶店の時代』

晴。霞がかったような、鈍い空の色。 NML で音楽を聴く。■ドビュッシーの交響詩「海」で、指揮はシャルル・デュトワ、モントリオール交響楽団(NML)。うーん、すばらしい。デュトワを聴いていると、深さと軽さが両立しているところに驚かされる。つまりは、…

こともなし

薄曇。 目覚めて到達したところにひどくがっかりするが、そういうものだと受け入れていつものルーチンに入る。心のオートマティズムにまかせているだけでは、とんでもないところに行き着いてしまうだけなのだな。 ビワの木のごそごその中で、メジロがよく鳴…