2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ジグムント・バウマン『コミュニティ』

日曜日。雨。午前中にスーパーで買い出し。Ruby でファイル転送のコマンドを作ったりする(参照)。ジグムント・バウマン『コミュニティ』読了。コミュニティは誰もが渇望するものである。コミュニティに悪いところは見当たらない。しかし、コミュニティを得…

こともなし

晴。 モーツァルトのピアノ・トリオ ト長調 K.564 で、ヴァイオリンはレオニード・コーガン、チェロはムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ピアノはエミール・ギレリス。昼から仕事。仕事は年内は今日まで。#皆さん一年のまとめをやっておられるので、自分…

中沢新一『熊を夢見る』

昨晩は夕食後に寝てしまったので、深夜に起きる。中沢新一『熊を夢見る』読了。自分のしているのは「(精神的)貧しさの実践」であるが、中沢さんを読むと、そればかりではいけないことをつくづくと実感させられる。ミイラ取りがミイラになってはいけないの…

中沢新一『虎山に入る』

晴。 モーツァルトのフルート四重奏曲第四番 K.298 で、フルートはオーレル・ニコレ。中沢さんの新刊、とりあえず二冊落手。やっぱりネット通販は速いなあ(注文して24時間経ってないですよ)。よし、読むぞ!昼から肉屋。年に一度のスキヤキのための肉を買…

こともなし

雪。積もるまで降ったのはこの冬初めてだ。 また結婚する夢を見る。でも、それほど強い願望充足というわけでもない感じだった。さほどかわいくもない女性だったのだけれど(もちろん会ったことなどない)、電子工作が好きで、家は食べ物屋をやっているという…

澁澤龍彦『貝殻と頭蓋骨』

晴。 シューベルトの即興曲集 op.90 D899 で、ピアノはマリヤ・グリンベルク。すばらしい演奏。第一級のものであることは疑いない。あまり聴いたことのないピアニストであるが、Wikipedia の記すとおり、20世紀屈指のピアニストのひとりであるだろう。まった…

こともなし

晴。 モーツァルトのピアノ・ソナタ第十番 K.330 で、ピアノはクリスティアン・ツィマーマン。ツィマーマンのような大家がこのような作為の少ない演奏をしてくれるのはありがたい。バレンボイムみたいな生き生きした演奏もよいのだろうが、自分にはちょっと…

高橋源一郎『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』 / 山崎史郎『人口減少と社会保障』

日曜日。曇。高橋源一郎『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』読了。母から借りた本。本書は新書版なのだが、小説である。とても変ったとてつもなく自由な小学校(どうもそこの生徒は、ふつうの学校に通えなかった子たちが多いらしい)の生…

こともなし

晴。 ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」で、ピアノはヴァルター・ギーゼキング。ギーゼキングというのはおもしろいピアニストだな。これ以上ザハリッヒな演奏は考えられないくらいで、曲に対する思い入れとかまったく感じられない。けれどもそれが決してつ…

稲葉振一郎『政治の理論』

晴。 寝坊。昨晩寝ているときにしんどくて目が覚めたり。 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第三番 K.216 で、ヴァイオリンはアンネ=ゾフィー・ムター。安心のムター・ブランド。じつにいい曲ですね。このヴァイオリニストは昔からずっと素直な音楽性を保ち…

こともなし

晴。 ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」で、ピアノはサンソン・フランソワ。 ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第八番 op.110 で、演奏はクロノスSQ。 ショスタコーヴィチの交響曲第一番 op.10 で、指揮はパーヴォ・ヤルヴィ。パーヴォ・ヤルヴィには好感…

ジョルジュ・バタイユ『有罪者 無神学大全II』

晴。ロザリン・テューレックの弾く、バッハのゴルトベルク変奏曲 BWV988 を聴く。あまりにもしんどい。気息奄々でくたばりそう。テューレックもバッハも巨大すぎる。ちょっと休憩します。J.S.BACH: the Wellアーティスト: Rosalyn Tureck出版社/メーカー: De…

高橋源一郎『動物記』 / 細野晴臣の新譜『Vu Jà Dé』を聴く

曇。 12時間くらい寝た。さらに睡眠の後始末は大変なのだけれど、心が軽くなったのはラク。もう布団から出たくないのは廃人ですね。寂滅したい。ロザリン・テューレックの弾く、バッハの平均律クラヴィーア曲集第二巻第十五番(BWV884)〜第二十四番(BWV893…

こともなし

晴。ロザリン・テューレックの弾く、バッハの平均律クラヴィーア曲集第二巻第一番(BWV870)〜第十四番(BWV883)を聴く。J.S.BACH: the Wellアーティスト: Rosalyn Tureck出版社/メーカー: Deutsche Grammophon発売日: 2015/10/06メディア: CDこの商品を含…

『ハズリット箴言集――人さまざま』

日曜日。晴。ロザリン・テューレックの弾く、バッハの平均律クラヴィーア曲集第一巻第十五番(BWV860)〜第二十四番(BWV869)を聴く。テューレックの巨大さ、バッハの巨大さ。J.S.BACH: the Wellアーティスト: Rosalyn Tureck出版社/メーカー: Deutsche Gra…

こともなし

曇。 今日もイヤな夢というか、これは悪夢を見た。まあおおよそ原因はわかっているのだけれど、放置しておくしか仕様がない。昨晩ツイッターを見ていて、自分はいわゆる「ヘタレ人文系」なのだとわかる。もう、筋のよい人たちからバカにされまくり。仕方がな…

細野晴臣『HOSONO百景』

晴。 昨晩はものすごく眠くて早寝。で、明け方にイヤな夢で目覚める。いわゆる悪夢ではないのだけれど、ひたすら愉快でない夢だった。自分の奥底に何があるのだろうな。 そこからまたウトウトして、最終的に12時間くらい寝たのではないか。もうふとんの中に…

千葉雅也『勉強の哲学』

晴。大垣。ミスタードーナツ 大垣ショップ。ホット・スイーツパイ りんごとカスタード+ブレンドコーヒー360円。モーニングセット安いですね。おいし。Linux 本を読む。 帰りに県図書館に寄る。午前中だとだいぶ空いているのな。計算機科学の理論書が読みた…

こともなし

曇。基本が大事ですね。未熟者は常に基本に立ち返ることを忘れてはいけない。夜、仕事。# フランクのピアノ五重奏曲ヘ短調で、ピアノはヴァチェスラフ・グリャズノフ、エベーヌQ。 ブラームスの弦楽四重奏曲第一番 op.51-1 で、演奏は The Eclat Quartet。…

小林信彦『映画×東京 とっておき雑学ノート』

曇。午前中、ネッツトヨタでスタッドレスタイヤへの交換。待っているあいだ、小林信彦氏のエッセイを読む。いつものごとく見事な文章で、間然とするところがない。安心して読める。なお、今回からタイヤの交換にお金がかかることになって驚く。これまで、ネ…

ハンナ・アレント『責任と判断』 / 小森敦司『日本はなぜ脱原発できないのか』

晴。一日ぼーっとしていた。ハンナ・アレント『責任と判断』読了。中村元訳。衝撃的なまでに読み応えのある書物だった。これまで自分はアレントについてあまりにもわかっていなかったなと思う。自分にアレントが解読できたとは思わない。能力不足であると感…

ジャック・デリダ『他の岬』

日曜日。晴。 シューマンのピアノ協奏曲 op.54 で、ピアノはハワード・シェリー(たぶん指揮も)。速めのテンポの、切れ味の鋭い演奏。第一楽章は自分にはせわしない感じで、多少否定的に思えるが、簡単に切り捨てられる演奏ではない。終楽章は演奏スタイル…

長嶋有『ぼくは落ち着きがない』

晴。 早寝早起き。 バッハのパルティータ第六番 BWV830 で、ピアノはシューラ・チェルカスキー。チェルカスキーってほとんど聴いたことがないと思うけれど、これはよいバッハ。それにしても、昔のピアニストって意外とバッハを弾いている。いまのピアニスト…

映画館で『探偵は BAR にいる 3』を / 松家仁之『優雅なのかどうか、わからない』

曇。時雨れている。 イオンシネマ各務原にて『探偵は BAR にいる 3』を観てきました。早朝割引がきくというので、朝一です。お客さんは10人も入っていなかったのですが、いや、期待は裏切られませんでしたね。僕の好きな冗談ぽくもチープな作りのハードボイ…

こともなし

晴。 自分としてはわりと早めに起きる。 モーツァルトの弦楽四重奏曲第十四番 K.387 で、演奏はエマーソンSQ。エマーソンSQ は現代的ないいカルテットだな。中庸というか過不足ないというか、バランスの取り方が見事。 モーツァルトのフルート四重奏曲 K.285…

こともなし

晴。昼前に起きる。ぼーっとしていたらあっという間に夕方。夜、仕事。#山下達郎のアルバム『FOR YOU』を聴く。 このアルバムを聴いたのは何年ぶりだろう。「LOVE TALKIN'」が聴きたかったので、ついでに超ひさしぶりに全曲を聴いてみた。いやあ、感慨深か…

荒川洋治『過去をもつ人』

晴。 ものすごく寝た。風邪だいたい治った。ゆたさんがリンクしておられて知ったのだが… 障害者が施設で働いていくらもらえるか知らないけれど、これはひどすぎる。国はどうしてこんなひどいことができるのか。障害者が生きられないようにするとしか言い様が…

こともなし

曇。 リゲティの弦楽四重奏曲第一番で、演奏は Verona Quartet。どうもどこかの室内楽コンクールの映像で、全曲でないみたいだ。コメントに「誰が途中で止めさせたんだよ、クソが」みたいなのがあって同感(笑)。しかしリゲティは魅力的だって、いうまでも…

諏訪哲史『うたかたの日々』

日曜日。晴。 ブリテンの「ピアノのための12の変奏曲」(1931)で、ピアノはスティーヴン・ハフ。 ブラームスのピアノ・トリオ第二番 op.87 で、ピアノはユージン・イストミン、ヴァイオリンはアイザック・スターン、チェロはレナード・ローズ。 ハイドンの…

蓮實重彦『ハリウッド映画史講義』

晴。 バッハのイギリス組曲第三番 BWV808 で、ピアノはロザリン・テューレック。テューレックおもしろい。すごく変っている。グールドが自分の演奏スタイルを作り上げるに参考にしたと言われているテューレックだが、グールドに就くと同時に、グールドの文脈…