こともなし

晴。
 
散髪。さっぱりする。
外は最高にいい天気だな。窖での暗い孤独な想念と衝突しちゃうんだけど。いろいろとむずかしいが、まあ何とか試行錯誤していこう。
 
NML で音楽を聴く。■イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第二番 op.27-2 で、ヴァイオリンはダニエル・マテイチャ(NMLCD)。
 
昼。
■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第三番 BWV1006 で、ヴァイオリンはトーマス・ツェートマイアーNMLCD)。■ジャック・イベールの「ボストニアーナ」「ルイヴィル協奏曲」で、指揮はシャルル・デュトワモントリオール交響楽団NMLCD)。聴いて元気が出たな。デュトワは重心が低いのが美点だ。■石田秀実の「クロマ」で、ピアノは高橋アキNMLCD)。
 
 
ひさしぶりにイオンモール扶桑へ。外気27℃。道端にオオキンケイギクが咲くようになった。繁殖力の強い、厄介な外来生物だが、黄色い花は確かにきれい。
ミスタードーナツ イオンモール扶桑ショップ。カスタードクリーム+ブレンドコーヒー440円。『逝きし世の面影』の続き。目に涙をためながら第五章まで読む。なぜわたしが本書を泣きながら読むのか、他人にはわからないだろう。というか、わたしにもよくわからないのかも知れない。美しい、知恵と礼節と笑いに満ちた文明が滅びたことによる感傷だろうか、だとすればあまりよいことではないかも知れない。親切で、貧乏で、陽気な人たち。これは確かにかつての日本人だったのだが、よほど特殊な時点における日本人だったのか、あるいは破砕されたそのかけらを、我々も引き継いでいるのか。いずれにせよ、日本の民衆は、貧乏でも生きることを楽しむ、底なしに陽気な人々ではなくなった。いまの日本は年間に2万人超が自殺する、鬱的国家であるというのが事実だ。どこから、そうなったのか。
 
帰りにフラワーパーク江南に寄って、20分ほど散歩。










たくさんのツバメが、公園内を低く乱舞していた。
 
今日一日で穫れたイチゴ。

 
 
三浦まり『さらば、男性政治』第四章まで読む。基本的にフェミニズム本で、その政治に対する適用という感じだな。
 
夜。
転生したらスライムだった件』(2018)第23話(最終話)までとプラス1.5話を観る。人気作で、まずまずおもしろかった。スライムである主人公のリムルはチート級の強さだが、どちらかといえば平和主義者で、次第に仲間が増えて国を作っちゃうってのが変わってるな。少なくともこの1期では、あんまり悪人ってのは出て来ず、敵でも一皮剥けば皆んないい人に見える。前も書いたけれど、アニメにしては真っ直ぐで屈折がなく、ストレスなしで観られる優等生アニメって感じ。