2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『パウル・ツェラン全詩集2』/サイード『人文学と批評の使命』

晴。 県営プール。久しぶりなのでしんどかった。 図書館から借りてきた、『パウル・ツェラン全詩集2』読了。中村朝子訳。パウル・ツェラン全詩集 第?巻作者: パウル・ツェラン,中村朝子出版社/メーカー: 青土社発売日: 2012/02/24メディア: 単行本この商品…

おちょぼさんへ

日曜日。晴。 仕事がジリ貧で、いつまでやれるかという感じなので、父が海津の「おちょぼさん」(千代保稲荷神社)へ行こうという。商売の神様なのだ。好天なので、ドライブも兼ねて出発。カーナビの教えてくれる不思議な道で行く。長良川の堤防の上を行くの…

シャイーの指揮するベートーヴェン

シャイーの指揮するベートーヴェンを聴き始める。最初は交響曲第三番「英雄」。聴き始めて直ぐ、これはマーラーの時のような相性の良さはないことがわかる。まず、全体的にテンポが速い。印象としては、爽やかなベートーヴェンで、とても表現主義的だ。これ…

フッサール『間主観性の現象学2 その展開』/『白秋詩抄』/玄侑宗久『お坊さんだって悩んでる』

晴。 県図書館。冷静に棚を見てみると、やはり理系物は必要文献が揃っていないな。県図書館でもこんなものか。 # エトムント・フッサール『間主観性の現象学2 その展開』読了。間主観性と云っても、結局フッサールは独我論から出発していると思うのだが。…

西原理恵子『できるかな』

晴。急に涼しく(寒く?)なってきた。 西原理恵子『できるかな』読了。いやあ、ワンパターンだがすごいわ。ハイテンションですな。真面目な人は読まないように。最強です。できるかな (角川文庫)作者: 西原理恵子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/12/…

ロールズ『正義論』

晴。 うどん「恵那」にて昼食。恵那ころ蕎麦950円。 # 図書館から借りてきた、ジョン・ロールズ『正義論 改訂版』読了。正義論作者: ジョン・ロールズ,川本 隆史,福間 聡,神島 裕子出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2010/11/18メディア: 単行本購入: 1…

堤未果『報道が教えてくれない アメリカ弱者革命』

晴。 朝から工事の音があんまりうるさいので、NC(ノイズ・キャンセリング)ヘッドホンで音楽を聴いて過ごすしかない。ということで、■ベートーヴェン:交響曲第八番(カラヤン1962)。昨日テレビのCMでこの曲の冒頭が流れてきて、おおと思ったので聴いてみ…

エドワード・レルフ『都市景観の20世紀』

晴。 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 03 を観る。段々おもしろくなってきた。東京は核戦争の後で廃墟になっているのだな。そんな設定(ありがちだが)だったっけ。トグサは九課のメンバーだから、怪しい黒スーツに見逃してもらえたのだな。民間人の女は後が危険…

佐藤文隆『対称性と保存則』

休日。夜降ったらしい。晴。 音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第二十七番K.595(ペライア1990)。 昼から、父の用事で、名古屋市港区の妹一家の家へ。行きは高速道路を使って50分くらい。帰りは西尾張中央道経由で、70分くらい。三連休の最終日だっ…

ubuntu遊び

日曜日。晴。 ubuntu (12.04LTS) を色々いじくって遊ぶ。結構おもしろい。前にも書いたけれど、古いXPマシンを使った遊び用なのだが、Windowsより軽くてサクサク動くのがいい。いろんなアプリを見るのが楽しいね。 一日中でも遊んでいられるから、いい加減に…

マクニール『ヴェネツィア』/海老坂武『加藤周一』

晴。 図書館。 ウィリアム・H・マクニール『ヴェネツィア』読了。副題「東西ヨーロッパのかなめ 1081-1797」。南ヨーロッパ史を、ヴェネツィアを中心に描こうという試みであるが、著者の学問的膂力の大変な強さに、読み進めるのはかなりしんどかった。普通…

こともなし

晴。 音楽を聴く。■モーツァルト:弦楽四重奏曲第十五番K.421(アルバン・ベルクQ)。この曲が突然聴きたくなる。最初はジュリアードSQのにしようと思ったが、思い直してABQにする。ABQいいね。 マクニールを読む。 # 今日はしんどかった。仕事のほか何もで…

『複素関数入門』メモ(4)

神保道夫『複素関数入門』の問題を解きます。

多田富雄『残夢整理』/西村賢太『二度はゆけぬ町の地図』

晴。 音楽を聴く。■ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第一番op.5-1、第四番op.102-1、第五番op.102-2(ロストロポーヴィチ、リヒテル)。後期の作である作品一〇二の二曲は、謎のような曲だ。ベートーヴェンがどういう曲を書きたかったのか、意図がわかりにく…

こともなし

晴。爽やかな天気。 ロールズを読む。 古いXPマシンに Wubi で ubuntu を入れてあるのだが、恐る恐る最新版にアップデートしてみる。アップデートが失敗したり、Windows とのデュアルブートができなくなったりしないか不安だったのだが、どうやら上手くいっ…

現代詩文庫『岡井隆歌集』/坂口恭平『独立国家のつくりかた』

晴。 よく寝た。 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 01を観る。何はともあれ、人物の顔がヘタすぎる。話は、さてどうでしょう。前作シリーズは傑作だったが。攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 01 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2004/03/26メディア: DV…

ヴァレリー『レオナルド・ダ・ヴィンチ論』

休日。未明に台風が豊橋あたりに上陸。風が強い。雨台風らしく、京都・滋賀・福井が大雨で危険だという。岐阜県では大垣。このあたりは今のところさほどひどくはない。 # ポール・ヴァレリー『レオナルド・ダ・ヴィンチ論』読了。ヴァレリーのレオナルド関…

山室恭子『中世のなかに生まれた近世』/古井由吉『木犀の日』

日曜日。雨のち曇。 カルコス。昼過ぎ、父を送ってゆく。 山室恭子『中世のなかに生まれた近世』を開いたのだが、自分だけかもしれないけれど、退屈で読み通せなかった。内容は、戦国大名たちの文書の分析で、印判状を使っているのか、判物で出しているのか…

玄侑宗久『私だけの仏教』

晴。 音楽を聴く。■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第二十五番op.79、第三十一番 op.110(ギレリス)。ギレリスのベートーヴェンは、かっちりとしていて素晴らしいなあ。音も澄明で美しい。他にどんな作曲家を録音しているのだろう。■ブラームス:弦楽四重奏…

甲野善紀、内田樹『身体を通して時代を読む』/『日本国憲法』

晴。 ロールズを読む。 音楽を聴く。■ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第二番op.5-2、第三番op.69(ロストロポーヴィチ、リヒテル)。チェロという楽器に疎いので、恥ずかしながらベートーヴェンのチェロ・ソナタはよく知らない。しかし、第二番を聴いてみた…

『複素関数入門』メモ(3)

神保道夫『複素関数入門』の問題を解きます。

行方昭夫『モームの謎』/吉田秋生『増補 ハナコ月記』

曇。 音楽を聴く。■ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第一番op.18-1(ジュリアードSQ 1968)。名曲だなあ。もっとベートーヴェンを聴かないといけない(?)。ショパン:スケルツォ第一番op.20(ポリーニ)。■バッハ:平均律クラヴィーア曲集第一巻(バレンボイ…

『複素関数入門』メモ(2)

神保道夫『複素関数入門』の問題を解きます。

小松英雄『いろはうた』

晴。 小松英雄『いろはうた』読了。誰もが思うことだろうが、本書は上質のミステリーのように、謎解きが楽しい。もちろん著者は謎解きを書いたわけではなかろうが、「いろは四十七字」に纏わる謎が、次々に現れて解明されていく。そして、国語のアクセントの…

『複素関数入門』メモ(1)

神保道夫『複素関数入門』の問題を解いてみます。自力では解けない問題もあるかも知れないし、適当に飛ばすかも知れない。どこまで続くやら。複素関数入門 (現代数学への入門)作者: 神保道夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/12/12メディア: 単行本購…

ナボコフ『ナボコフのロシア文学講義(下)』

曇。 イオンの写真屋。レンタル店。 # ウラジーミル・ナボコフ『ナボコフのロシア文学講義(下)』読了。本書について何を言っても、盲蛇に怖じずということになるだろう。なにせナボコフは、最上級の文学通ということになっているのだから。文学音痴が何を…

ストリートビューが自宅近所をサポートしましたよ

Panoramio で遊んでいたら、グーグルのストリートビューが、自宅の前の道も表示するようになったことに気づく。岐阜の田舎の、かなり細い道なのだが。自宅もばっちり写っているし、車庫の中の車まで写っている(ナンバー・プレートにはきちんとモザイクが掛…

ナボコフ『ナボコフのロシア文学講義(上)』

晴。爽やかな天気。 県営プール。 # ウラジーミル・ナボコフ『ナボコフのロシア文学講義(上)』読了。ナボコフのロシア文学講義 上 (河出文庫)作者: ウラジーミル・ナボコフ,小笠原豊樹出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/07/05メディア: 文庫この…

今野晴貴『生活保護』/『パウル・ツェラン全詩集1』

日曜日。雨。 音楽を聴く。■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第二十八番op.101(ギレリス)。■ブーレーズ:第二ソナタ(ポリーニ)。面白かった! この曲は繰り返し聴いてきたが、このモダンの極地のような音楽を、以前にも増してより深く楽しめたのは嬉しい…

曲面の法線ベクトル

空間内の曲面は f(x,y,z)=0 と表されるが、曲面上の点 P(x,y,z) における曲面の法線ベクトルは、f(x,y,z) の勾配 grad f の点Pにおける値で表される。すなわち、曲面上の任意の曲線をパラメータ t を使って (x(t),y(t),z(t)) と表し、f(x,y,z) を t で微分す…