2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

PCの周辺物購入/堀江敏幸『本の音』/山村修『<狐>が選んだ入門書』

晴。 カルコス。Windows7 の「できる大事典」を買う。できる大事典 Windows 7 Starter/HomePremium/Professional/Enterprise/Ultimate作者: 羽山博,吉川明広,松村誠一郎,できるシリーズ編集部出版社/メーカー: インプレス発売日: 2010/01/22メディア: 単行本…

新しいPC落手

晴。 大垣。BOOK OFF岐阜うさ店。41冊買う。自分の好みの類を売った人がいるらしく、文庫105円にまとめて良いのがあった。 ラーメン「麺丸」にて昼食。なんこつラーメン950円が旨かった。こってりしたのが好きな人にはお薦め。 造り付けの本棚の調子が悪い。…

佐藤次高『イスラームの「英雄」サラディン』/ジャン・モリス『ヴェネツィア帝国への旅』

曇。 昨晩は早く寝てしまった。十時間以上寝たのではないか。 プール。どうも今日は疲れた。イオン。 佐藤次高『イスラームの「英雄」サラディン』読了。アラビア語資料を基にした、優れた歴史書。読みやすくもあり、サラディンのことを知るには本書がいいの…

揖斐峡探訪

日曜日。曇。 父がカーナビを買ったので、どこかへ行こうと、昼食後、揖斐峡を訪ねることにする。カーナビの目的地は、揖斐川町の道の駅「星のふる里 ふじはし」。車で一時間強くらい。曇っていたのは残念だったが、揖斐峡はなかなかよかった。紅葉も見頃だ…

ハロッド『景気循環論』/東浩紀『一般意志2.0』

晴。 ハロッド『景気循環論』読了。もう少しやわからい文体で訳せるでしょう。経済学関係の翻訳は、どうしてこなれた日本語で書かれていないものが多いのか。そう思うと、やはり山形浩生はえらいと言いたくなるな。W-68 景気循環論 (中公クラシックス)作者: …

『モーパッサン怪奇傑作集』/『ディケンズ短篇集』

晴。 『モーパッサン怪奇傑作集』読了。いわゆる幻想小説集である。モーパッサンはもともと精神の不安定なところがあったようで、最後は精神病院の中で死んでいる。この小説集に描き出されている「恐怖」は、ある程度モーパッサンの実感するところから抽出さ…

さて、「ゲームの力が社会を動かす」のか?

本日付の朝日新聞朝刊(名古屋本社版)で、濱野智史が「ゲームの力が社会を動かす」と題し、ジェイン・マクゴニカルの意見を紹介している。それを暴力的に単純化すると、要するに現実は「クソゲー」すぎるから、現実をゲーム化してハマりやすい形に変えれば…

バルビュス『地獄』/戸田盛和『宇宙と素粒子30講』、またスピンについて

晴。寒くなってきた。 アンリ・バルビュス『地獄』読了。主人公は我々であり、我々はみな窃視症患者なのかも知れない。AVとか、そういうものでしょう。それにしても、「この小説は下劣な読者から猥小説の一種としてもてはやされたきた」と訳者は述べているが…

岡田温司『デスマスク』/『藤枝静男随筆集』

休日。曇。 岡田温司『デスマスク』読了。古代ローマの「イマギネス」から始まって、西欧のデスマスクの歴史を辿る。たくさんのデスマスクの写真を見たが、やはりちょっと気持ち悪かった。ミケランジェロ、パスカル、ナポレオン、ベートヴェン、マーラー、夏…

古市憲寿『絶望の国の幸福な若者たち』

晴。 古市憲寿『絶望の国の幸福な若者たち』読了。話題の本なので、読んでみた。結局「みんなと盛り上がって、楽しければいい」のだよね。そうでしょ? 若い人。 あと、題のつけ方が上手いですよね。これは読んでみたくなる。絶望の国の幸福な若者たち作者: …

八木沢敬『分析哲学入門』/パウル・ベッカー『西洋音楽史』

晴。 プール。泳いだ後のスポーツドリンクがめちゃ躰に沁みる。アピタとその本屋。 八木沢敬『分析哲学入門』読了。分析哲学入門 (講談社選書メチエ)作者: 八木沢敬出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 11人 ク…

仲正昌樹『いまを生きるための思想キーワード』/『大森荘蔵セレクション』

日曜日。晴。 カルコス。 仲正昌樹『いまを生きるための思想キーワード』読了。相変らずシャープな、概念の整理力。紋切型辞典みたい。取り上げられた語。「正義」「善」「承認」「労働」「所有」「共感」「責任」「自由意志」「動物化」「暴力」「カルト」…

クロポトキン『ある革命家の思い出(上)』『同(下)』

雨。 P・クロポトキン『ある革命家の思い出(上)』読了。高杉一郎訳。自分は恥ずかしながらクロポトキンについて殆ど無知だが、これは面白い。上巻は彼の生い立ちから始まり、軍人を辞めるまでの話で、とりわけ彼が若い武官として、シベリアで生き生きと仕…

玄侑宗久『しあわせる力』

曇。 玄侑宗久『しあわせる力』読了。自分は玄侑ファン。しあわせる力 角川SSC新書 禅的幸福論作者: 玄侑宗久出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ発売日: 2010/01/10メディア: 新書購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見る# リ…

石橋崇雄『大清帝国への道』/絲山秋子『逃亡くそたわけ』/松村禎三の交響曲

晴。好日。 皮膚科。カルコス。中沢新一と玄侑宗久の対談を立ち読み。 石橋崇雄『大清帝国への道』読了。オーソドックスな歴史書。大清帝国への道 (講談社学術文庫)作者: 石橋崇雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/15メディア: 文庫この商品を含むブ…

『アインシュタイン論文選』

晴。 『アインシュタイン論文選』読了。副題「『奇跡の年』の5論文」。ペンローズによる序文付き。アインシュタインの「奇跡の年」というのは、特殊相対性理論や光量子仮説、ブラウン運動についての論文が矢継ぎ早に書かれた、1905年を指す。本書は、この年…

『ロラン・バルト モード論集』/フォン・ノイマン『計算機と脳』

曇。 『ロラン・バルト モード論集』読了。山田登世子訳。とっくの昔に流行が去ってしまった「記号論」であるが、やはりバルトは大変に面白い。才気煥発だ。ロラン・バルト モード論集 (ちくま学芸文庫)作者: ロランバルト,Roland Barthes,山田登世子出版社/…

塚原史『20世紀思想を読み解く』/ミシェル・フーコー編著『ピエール・リヴィエール』/猪木正道『ロシア革命史』

晴。 「3pigs」にて昼食。牡蠣フライランチ。 塚原史『20世紀思想を読み解く』読了。題が大袈裟すぎる。羊頭狗肉。20世紀思想を読み解く: 人間はなぜ非人間的になれるのか (ちくま学芸文庫)作者: 塚原史出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/11/09メディ…

上野千鶴子、古市憲寿『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります』

日曜日。晴。 「恵那」にて昼食。天麩羅蕎麦。 カルコス。久しぶりにBOOK OFF。13冊。 # 上野千鶴子と古市憲寿の対話『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります』読了。副題「僕らの介護不安に答えてください」。古市は大学院生だが、感覚的に自分は彼とそう違…

ハンス・ヨナス『主観性の復権』/『高橋秀俊の物理学講義』

晴。 ハンス・ヨナス『主観性の復権』読了。もともと『責任という原理』の一部だった本。主観性の復権―心身問題から『責任という原理』へ作者: ハンス・ヨナス,宇佐美公生,滝口清栄出版社/メーカー: 東信堂発売日: 2000/07メディア: 単行本購入: 1人 クリッ…

トーマス・マン『詐欺師フェーリクス・クルルの告白(下)』

雨。 トーマス・マン『詐欺師フェーリクス・クルルの告白(下)』読了。マンはこの小説を三十代の時から、最晩年に至るまで、長い中断を何度も挿みながら書き続けるわけだが、小説の結構としては未完に終っている。しかし、ここで中断はないでしょう。続きが…

稲沢市荻須記念美術館及び一宮市三岸節子記念美術館(佐分眞展)/クロード・デルマス『ヨーロッパ文明史』

曇。 右耳の調子がちょっと悪い。散髪。 # 最近絵を観ていなかったので、赤瀬川さんの個人美術館を巡る本を読んだこともあり、車で出かける。まずは稲沢の、荻須記念美術館(HP)へ。生誕110年記念の、荻須高徳展がたまたま開催されていて、とてもたくさん…

トーマス・マン『詐欺師フェーリクス・クルルの告白(上)』

曇。肌寒くなってきた。 トーマス・マン『詐欺師フェーリクス・クルルの告白(上)』読了。『魔の山』の作者が、こんな小説を書いているとは。小説家としての、何という振幅の大きさだろう。岸美光訳。詐欺師フェーリクス・クルルの告白〈上〉 (光文社古典新…

ナボコフ『ロリータ』/ブッツァーティ『神を見た犬』

晴。 ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』読了。いや、しんどかった。大変な強度。若島正の訳は、名訳といって差し支えない。これは必読の古典というやつだな。実は、学生の頃、古本屋にて拾ったペーパーバックで読もうとしたことがあるのだが、今から思うと…

佐々木中『砕かれた大地に、ひとつの場処を』/中根千枝『適応の条件』

晴。 うどん・蕎麦「恵那」にて昼食。恵那ころ蕎麦。 手打ちうどん 恵那ジャンル:うどん住所: 各務原市那加前野町4-99-1このお店を含むブログを見る | (写真提供:a.kondo)佐々木中『砕かれた大地に、ひとつの場処を アナレクタ3』読了。ようやくこの人の…

(複素関数の)三角不等式

思うところあってちょっと「パラノ」をやろうと思い、ophthalmosさんの数学分室に刺激もうけて、やさしい入門書で複素関数のリハビリをする。で、初歩の初歩、複素関数の三角不等式なのだが、こんなところから忘れているのだなあ。

ジャン・ジュネ『花のノートルダム』

日曜日。雨。 カルコス。 ジャン・ジュネ『花のノートルダム』読了。中条省平の見事な訳。鈴木創士の訳(河出文庫)とだいぶ雰囲気がちがう。花のノートルダム (光文社古典新訳文庫)作者: ジャンジュネ,Jean Genet,中条省平出版社/メーカー: 光文社発売日: 2…

辺見庸『赤い橋の下のぬるい水』/川本耕次『ポルノ雑誌の昭和史』/菊地成孔、大谷能生『東京大学のアルバート・アイラー キーワード編』

曇。夜雨。 辺見庸『赤い橋の下のぬるい水』読了。短篇集。不透明なところは取り柄で、タイプは違うが、ちょっと島田雅彦を思い出した。解説で吉本隆明が褒めている。赤い橋の下のぬるい水 (文春文庫)作者: 辺見庸出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1996/09…

こともなし

晴。 調子悪い。当分続きそう。菊池+大谷を読む。 元気がないのだが、行きつけの(?)ブログを巡っていると、何かしら元気が出てくる。皆さん、ありがとうございます。 # 今日届いた、リヒテルの弾くリストを聴く。リヒテル七十三歳の時の演奏だが、まっ…

森田邦久『量子力学の哲学』

休日。晴。 森田邦久『量子力学の哲学』読了。量子の非局所性、波動関数の収縮や多世界解釈など、量子力学の基礎論における問題を解説している。新書なので一般向けなのだが、かなり詳しく丁寧に記述してある。「シュレーディンガーの猫」の話で、箱の中をち…