(複数の)Linuxディストリビューションを選択的に別ディスクへクローンする

日曜日。晴。
 
昨晩からの続き。何をやろうとしていたかというと、昔使っていた Linux Mint の入っていたパーティションから、home 以下を HDD に保存しておきたい。
 というので保存用HDD の NTFSパーティションにコピーしようとしたわけだが…、よく考えたら Windows用の NTFSパーティションではうまくいく筈がなかった。眠っている間のコピーは失敗。
 今度は保存用HDD のパーティションを切り直し、保存用の ext4パーティションを作って、そこに権限を与えた Nemo の「コピー」で home 以下をコピーする。しかし、半分くらいコピーしたところで止まってしまう。Nemo ではダメなんだな。強制中断。(後記。どうも、そのまま続けておけばよかった気がする。しかし、rsync の方がいい。)
 というので、rsync コマンドでコピー(というより同期だが)の続きをやる。
 いちおう終了したのだが、一部がコピーされていない。ははあ、home 以下にアクセス権限がないディレクトリがあるのか(初心者だなあ)。
 というわけで、「chmod -R」で home 以下に再帰的にアクセス権限を与え、あとはまた rsync で同期し直す。
 さらに多少の問題(同期先の一部ディレクトリが、read-only になっていた)のあと、最終的な rsync で home 以下をすべてコピーし終えた。(12:41)
 

フランス菊とネモフィラ

芍薬

紫蘭(シラン)。
 
昼。
米屋。餃子の王将。外気29℃で、もうほとんど真夏日だ。
 
さて、ここまでで SSD に入っていた home 以下をバックアップし、SSD が丸ごと空いた。自分はサブ機の外付けHDD に複数のパーティションを切って、いろんな Linuxディストリビューションをインストールしているのだが、今回、これを整理して、外付けディスクを SSD に替えたい。
 パーティションのコピーは簡単で、GParted でやればよい。これは外出している間にやらせておいた。全部で 3つの OS をクローンした。
 これで本来はおしまいである。あとは「sudo os-prober」「sudo update-grub」で完了の筈。
 しかし、ぐぐっているうちにクローン先の UUID を変更しなければいけないように思って、それを実行したのがトラブルの元だった。UUID を変更したパーティションを、(よく考えたら当たり前だが) Grub が認識してくれない。だから、ブートしない。
 ブートの問題なので、Ubuntu のイメージをダウンロードして LiveUSB を作り、USB 上の Ubuntu から Boot-Repair をインストールして使う。しかし、Boot-Repair でもダメだった。
 ということで、もう一度 GParted で(SSDへの) OS のクローンをやり直す。これがいちばん手っ取り早かったようだ。今度は UUID の変更など行わず、おとなしく「sudo os-prober」「sudo update-grub」をして再起動。これですべての OS (5つ)が完全に起動するようになった。やれやれ。(17:56)
 

 
夜。
NIAGARA TRIANGLE 「A面で恋をして」Music Video (40th Anniversary Version) - YouTube
大滝詠一 夢で逢えたら - YouTube
 
 
図書館から借りてきた、藤津亮太『ぼくらがアニメを見る理由』(2019、副題「2010年代アニメ時評」)を読み始めるも、すぐに「これは読めない」とわかってしまう。わたしはマジメないわゆる「アニメ論」「アニメ批評」が苦手で、本書はそれであるといえるだろう。
 僕は下らないアニメをこよなく愛する人間だが、それはアニメをバカにしている態度になるのか。何も考えずバカ(=私)が下らないものをただ喜んで楽しんでしまっているわけだが、一方でアニメに密かなリスペクトを抱いていることは人後に落ちないつもりである。「こんな下らないものが作れるなんて」ってのは、僕には誉め言葉以外の何物でもない。実際、世界史において現代日本の深夜アニメほど下らないものは存在しなく、それは「日本スゴイ」の、極致ではないかとすらわたしは思うのだ。
 しかし、話は変わるが、深夜アニメも、もしかしたらその「頂点」は過ぎたのかも知れない、と思うことがある。深夜アニメの全盛期は、2011~12年あたりを中心とした、十年間あまり(テキトーだが)ではないかと、思わないでもない。その頃の作品は、作画や商品としての完成度などはいまより落ちるかも知れないが、好き勝手やっていて、オリジナリティがあって、アナーキーな印象がある。もっとも、断言できるほどアニメを観ているわけではないし、ただその頃の深夜アニメが好きというだけのことかも。もちろん、現在おもしろいアニメが作られていないというわけではない。ただの、印象である。
 ちなみに、どうでもいいが、マンガはもうとっくにピークが過ぎたとわたしは感じている。一作一作のクオリティ、おもしろさは昔より高くなっているが、作品の質は高くとも、(これも)全体的な熱気とアナーキーさが足りない感じ。いまのマンガは、オリジナリティが減って、消費のための商品という側面が強くなったといったら、いいすぎだろうか。いや、ま、そんなことはほんとどうでもいいのだが。
 
マンガは U-NEXT で充分大量に無料で読めるのだが、あまりそのサービスを利用していないな。