2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

マッツィーニ『人間の義務について』/ル・クレジオ『悪魔祓い』/井田徹治『生物多様性とは何か

晴。 マッツィーニ『人間の義務について』読了。マッツィーニ 人間の義務について (岩波文庫)作者: マッツィーニ,齋藤ゆかり出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/06/17メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見るル・クレジオ『悪魔…

こともなし

曇。溽い。 サッカーW杯は残念な結果になったが、ここまで楽しめるW杯になるとは思ってもいなかった。日本のサッカーは、本当に強くなったというのが実感だ。テレビで観戦していて、楽しかったもの。紋切型ですが、よくやりましたといいたい。

浅川芳裕『日本は世界5位の農業大国』

晴。暑い。 プール。イオン。 浅川芳裕『日本は世界5位の農業大国』読了。感動。日録に書く。日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 (講談社+α新書)作者: 浅川芳裕出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/02/19メディア: 新書購入: 23人 クリック: …

開高健『もっと遠く!(下)』

日曜日。曇。 カルコス。BOOK OFF。旅行の予約のためJTBへ。 開高健『もっと遠く!(下)』読了。これほどの本を品切にしておくとは、出版社も何を考えているのだろうか。それとも、今の日本には男がいなくなったのだろうか。若人よ、読め。もっと遠く!―南北…

山田鋭夫『レギュラシオン理論』/上念司『「日銀貴族」が国を滅ぼす』/折口信夫『死者の書』

曇のち雨。 山田鋭夫『レギュラシオン理論』読了。新しい経済学だというが、あまりピンとこなかった。レギュラシオン理論―経済学の再生 (講談社現代新書)作者: 山田鋭夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 1993/05メディア: 新書 クリック: 6回この商品を含むブ…

こともなし

晴。 昧爽のサッカー観戦のためというわけではないが、怠惰な一日だった。日本サッカーが海外のメディアで絶賛されてうれしいというのは、俺もこれはナショナリストなのかと思わされたりする。ほんと、こういうのって何がうれしいんだろうね。普段はJリーグ…

前田英樹『沈黙するソシュール』/瀬戸内寂聴『わかれば『源氏』はおもしろい』

晴。 「3pigs」にて昼食。 前田英樹『沈黙するソシュール』読了。とても刺激的だった。読みかけで日録に書いたものに、追記を書く。沈黙するソシュール (講談社学術文庫)作者: 前田英樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/06/10メディア: 文庫購入: 2人 ク…

谷川俊太郎の詩のアンソロジー

曇時々雨。 『これが私の優しさです 谷川俊太郎詩集』読了。谷川の詩のアンソロジー。谷川は優れた詩人だが、その魅力を正確にいうのは難しい。時代と通底しているのはすぐわかるけれども、それだけではない。そうそう、このアンソロジーには、谷川のエロテ…

『久生十蘭 ジュラネスク』

晴。 『久生十蘭 ジュラネスク』読了。さすがは十蘭、凝りに凝った短編集だ。すべて初めて読むが、このようなスタイリストが現在いるか、という思いに捉われざるを得ない。キラリと光る、むずかしい漢語の使用も独特だ。思えば、漢籍に通じなくなったのが、…

ル・クレジオ『物質的恍惚』/福井憲彦『近代ヨーロッパ史』/赤瀬川原平『ちょっと触っていいですか』

曇。 プール。アピタ。 ル・クレジオ『物質的恍惚』読了。物質的恍惚 (岩波文庫)作者: ル・クレジオ,豊崎光一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/05/15メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 48回この商品を含むブログ (17件) を見る福井憲彦『近代ヨーロッ…

こともなし

日曜日。雨。土砂降り。 調子悪い。 ル・クレジオを読む。リヒテルを聴く。

川上弘美『蛇を踏む』

曇時々雨。 川上弘美『蛇を踏む』読了。幻想小説といえばそうだが、日本的にあまりにもウェットな幻想で、ぬるぬるじゅるじゅるしていて敵わない。無いものねだりかもしれないが、もうちょっと硬質であってほしい。松浦寿輝がまたテキトーなことを言っている…

クリスチャン・デカン『フランス現代哲学の最前線』

雨沛然。 最近、調子が最悪。本もあまり読めない。 クリスチャン・デカン『フランス現代哲学の最前線』読了。十五年くらい前の最前線(?)。こういう本がいかに意味がないか、よくわかる。フランス現代哲学の最前線 (講談社現代新書)作者: クリスチャンデカ…

フーコー『カントの人間学』

晴。暑い。 カルコス。 ミシェル・フーコー『カントの人間学』読了。カントの人間学作者: ミシェルフーコー,Michel Foucault,王寺賢太出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/03/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 40回この商品を含むブログ (20件) を見る

デュルケム『道徳教育論』

晴。 エミール・デュルケム『道徳教育論』読了。道徳教育論 (講談社学術文庫)作者: エミール・デュルケム,麻生誠,山村健出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/05/12メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (11件) を見る

フォースター評論集

曇。昼過ぎから強い雨。 大垣。BOOK OFF岐阜うさ店。 『フォースター評論集』読了。十九世紀の「良き趣味」を持ちながら、二十世紀の四分の三を生きなければならなかったのが、このE・M・フォースターだった。作家として「世紀の何人」といった偉大さは持…

斎藤環『家族の痕跡』

雨。 斎藤環『家族の痕跡』読了。日録に書く。家族の痕跡 いちばん最後に残るもの (ちくま文庫)作者: 斎藤環出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/06/09メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 165回この商品を含むブログ (16件) を見る# 無駄だと思いつつ、…

モーパッサン『口髭・宝石』/吉本隆明『父の像』

日曜日。曇のち雨。 カルコス。 モーパッサン『口髭・宝石』読了。今となっては訳文はいかにも古めかしいが、モーパッサンの魅力はわかる。意外に、モーパッサンの短編が手に入りにくいのだよなあ。口髭・宝石―他五篇 (岩波文庫)作者: モーパッサン,木村庄三…

ゴーゴリ『外套・鼻』

晴。 ゴーゴリ『外套・鼻』読了。惹句や解説で、いかにも荘重な賞賛がなされているのは、どういうものだろう。とにかく読んで楽しいのだから、げらげら笑って読むのが一番だと思うのだが。外套・鼻 (岩波文庫)作者: ゴーゴリ,平井肇出版社/メーカー: 岩波書…

チェーホフ『ともしび・谷間』

晴。 高熱で仕事がつらい。 チェーホフ『ともしび・谷間』読了。やはりチェーホフはおもしろい。ともしび・谷間 他7篇 (岩波文庫)作者: チェーホフ,松下裕出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/10/16メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (3…

こともなし

晴。 「恵那」にて昼食。ラーメン「麺丸」にて夕食。醤油豚骨のチャーシュー麺で、豚骨の味はいいのだが、スープとチャーシューが塩辛いように感じた。 カルコス。 また風邪をひいたらしく、体がつらい。

カポーティ短篇集

晴。 『カポーティ短篇集』読了。カポーティはいかにも作り物めいていて、それほど好きというわけではないが、確かに上手い。「無頭の鷹」は以前、村上春樹訳でも読んだもので、これはシリアスだ。「ローラ」や「窓辺の灯」などは、典型的に上手い短編で、落…

飯田泰之『ダメな議論』/根井雅弘『21世紀の経済学』

曇。 「3pigs」にて昼食。 飯田泰之『ダメな議論』読了。日録に書く。ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書)作者: 飯田泰之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/11/01メディア: 新書購入: 23人 クリック: 1,054回この商品を含むブログ (177件) を見る…

開高健『もっと遠く!(上)』

曇。 プール。イオン。 開高健『もっと遠く!(上)』読了。開高の本はおおよそ読んだと思っていたが、何故かこれだけ抜けていたのを、最近になって発見した。文庫が品切になっていたのを憤りつつ、仕方がないのでアマゾンの古書で買う。アメリカ大陸を釣り…

野球見物!

日曜日。晴。 今日はナゴヤドームでデーゲームの野球見物。中日ドラゴンズの応援で、相手は西武ライオンズである。投手は西武は岸、中日は山井で、早くもいやな予感。でも、山井は意外によい。しかし、岸がよすぎる。中日打線がまったく打てない間に、辛抱で…

青柳いづみこ『音楽と文学の対位法』

晴。 青柳いづみこ『音楽と文学の対位法』読了。日録に書く。ショパンのピアノ演奏は、繊細だったが、あまり上手くはなかったというのは意外だ。音楽と文学の対位法 (中公文庫)作者: 青柳いづみこ出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/05/01メディア: …

澁澤龍彦 西欧芸術論集成(下)/井筒俊彦『読むと書く』

晴。 『澁澤龍彦 西欧芸術論集成(下)』読了。澁澤は既に時代遅れだとか、乗り越えられたとかいう人もいるようだが、とんでもない話である。そういう浅はかなことをいう奴は、碌な文章が書けないに決っている。例えば本書の、「悪魔のエロトギア 西欧美術史…

矢作俊彦『夏のエンジン』/福田和也『アイポッドの後で、叙情詩を作ることは野蛮である。』

晴のち曇。 皮膚科。カルコス。 矢作俊彦『夏のエンジン』読了。題名が魅力的だ。ちょっと、稲垣潤一の「夏のクラクション」が思い出されなくもない。まあ、オートマの(最初期型)デミオに乗っているような自分には、とても眩しいような短編集だが。切り詰…

スピーロ『ポアンカレ予想』

晴。 ジョージ・G・スピーロ『ポアンカレ予想』読了。日録に書く。ポアンカレ予想―世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者作者: ジョージ G.スピーロ,志摩亜希子,永瀬輝男,坂井星之,塩原通緒,鍛原多惠子,松井信彦出版社/メーカー: 早川書房発売日: 200…

キケロー『義務について』

晴。 まだ風邪気味。 キケロー『義務について』読了。義務について (岩波文庫 青 611-1)作者: キケロー,泉井久之助出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1961/07/25メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る