2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

リービ英雄『日本語の勝利/アイデンティティーズ』

雨。 老父を眼の検査のために、岐阜駅前まで送っていく。 坂本龍一『Heartbeat』(1991)を聴く。同時代的に、どれくらい聴いたかわからないアルバム。いま聴いても至極カッコいいのは、坂本の楽曲が古びないのか、それともこちらに進歩がないのか。坂本龍一…

モレラ岐阜へ「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」を観に行く

雨のち晴。 朝から、北方(きたがた)町の「TOHOシネマズ モレラ岐阜」へ、アニメ『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』を観に行く。モレラ岐阜まで家から車で40分くらいかかるのだが、岐阜県ではここでしか上映していないのだ。かなり強い雨が降…

こともなし

晴れているが、薄雲が多い。 夢。国立大学を受験するつもりだったのだが、何故かセンター試験を受けなかった。友人が自己採点の点数を訊いてきたので、「センター試験受けなかったわ」といったら、ドン引きされて何それという表情になった。 我々に足りない…

家族で京都国立博物館へ

家族で京都へ日帰りしてきました。京都までは名神高速で二時間ほど。2013年に竣工した、京都国立博物館の平成知新館を見るのが目的です。 京博には10時半に到着。曇り空ですが、ひどく蒸し暑いです。京博の駐車場は昨日から使えないので、コインパーキングに…

山内志朗『中世哲学入門』

曇。 朝四時台に起きる。 『中世哲学入門』の続き。承前。第四章、第五章、第六章を読む。ここからドゥンス・スコトゥスの「存在の一義性」の話となる。ドゥルーズが『差異と反復』の中で華々しく復活(?)させた概念ということで、注目されるし、キリスト…

こともなし

日曜日。曇。 あざやかな虹の夢を見る。ただし、虹は半円周でなく、手前に傾いた放物線型だった。 昼。 NML で音楽を聴く。■バッハのフランス組曲第二番 BWV813 で、チェンバロはエヴァ・ムロフツァ(NML、CD)。■ラフマニノフの交響曲第一番 op.13 で、指揮…

川上未映子『ウィステリアと三人の女たち』

晴。雲多し。 二重になっていてよくないという夢を見る。 少しうとうとする。 スーパー。 妹一家来訪。ウチの野菜を取りに来た。昼食は皆んなで「ひぐち」にて。 図書館から借りてきた、川上未映子『ウィステリアと三人の女たち』さらっと読了。短篇集、どれ…

伝説の「エンドレスエイト」を観て呆れ果てるのこと

雨。 「止」と「観」。 いや、全然ちがうな。外部に通じており求心的で、球形で、超薄(アンフラマンス)であり純粋である。こちらは基本的に静的で、土台だ。一方、遮断され、ループして妄想を生み出し、動的。この二種類が共存せねばならない。 雨あがる。…

こともなし

強い雨。 すっきりとする。 NML で音楽を聴く。■チャイコフスキーの交響曲第四番 op.36 で、指揮はヘルベルト・フォン・カラヤン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(NML)。カラヤンの指揮で何故かチャイコフスキーの交響曲が聴きたくなったので、何十年…

こともなし

夏至。曇。 今朝の新聞を見たら、音楽之友社の『レコード芸術』誌の最後の広告が出ていた。この7月号で71年間続いた同誌は休刊(事実上の廃刊)になる。知らない人もいるかも知れないが、クラシック音楽のレコードの批評雑誌で、わたしもかつてお世話になっ…

こともなし

曇。 NML で音楽を聴く。■ドビュッシーの「映像」で、指揮はシャルル・デュトワ、モントリオール交響楽団(NML)。ドビュッシー:管弦楽のための映像、夜想曲アーティスト:デュトワ(シャルル),モントリオール交響女声合唱団ユニバーサル ミュージックAmazon …

岐阜環状線を一周

晴。 随分と遠くまで来てしまった。こんなに遠くまで来るつもりはなかったのに。誰もいない(かんちがいかも知れない)という、寂寥感とかすかな痛みを感じる。奥の奥。こんなことをしていて、何か意味でもあるのか。 ごろごろうとうと。 昼食はコメダ珈琲店…

こともなし

日曜日。曇。 えらくあざやかな夢を見た記憶があるが、中身はよく覚えていない。 スーパー。 昼。 NML で音楽を聴く。■シューベルトの三つのピアノ曲 D946 で、ピアノはクラウディオ・アラウ(NML)。モノラル録音の古い演奏だが、行くとして可ならざるなし…

筒井康隆&蓮實重彦『笑犬楼vs.偽伯爵』

晴。 何もない畑を耕す。 図書館から借りてきた、筒井康隆&蓮實重彦『笑犬楼vs.偽伯爵』読了。めっちゃおもしろくて一気に読み終えてしまった。第一章は大江健三郎についてのリスペクト溢れる対談。筒井が大江にたいそう敬意を払っているのは知っていたが、…

多和田葉子『白鶴亮翅』

晴。さわやかな天気。 めっちゃ頑張っていて、しんどくて大変。ネットを見ると孤独さにがっくりくるので、あまり見ないようにしている。ほんと、自分のやっていることって、意味ないんだろうなーと思い知らされる。てへ。 昼から図書館。 ミスタードーナツ …

こともなし

曇。 人を殴りまくる、おそろしいほど暴力的な夢を見た。新しく得た領域の、底の方を掘っていた感じがある。でも、ルサンチマンに突き動かされて、殴っていたわけではなかったように思う。生命力、野蛮性のあらわれ? スーパー。 昼から県営プール。雨がぽつ…

シュルレアリスムと抑圧

夜の間に降ったようだ。曇。 何もない畑を耕すということ。 襞。ドゥルーズのバロック本にそういう題のがあったな。この本はもっていなくて未読で、図書館にもないみたいだ。襞としての精神。魅力的な比喩だな。 ドゥルーズ『差異と反復』(文庫版)を再読し…

「ラブひな」全14巻を読む

晴。 洗濯。 老父と丸亀製麺イオンタウン各務原にて昼食。おろし醤油+えび天+いか天。まあまあうまいな。 『ラブひな』アニメ版(2000)を観ておもしろかったので、原作マンガ(全14巻、1998-2001)を「マンガ図書館Z」で一気読み。ここは合法的マンガ無料…

「ラブひな」(2000)を観る

激しい雨から次第に小降りになる。 スーパー。 いろいろと考えているつもりなんだが、下手に考えるより、散歩でもした方がいいのはわかりきっているんだよなあ。やっぱり部屋に閉じ籠もって、っていうのは可能性がないかな。むずかしい。 いや、そりゃダメだ…

こともなし

日曜日。終日雨。 昼。 NML で音楽を聴く。■武満徹「ランド・スケープI」「妖精の距離」「揺れる鏡の夜明け」「悲歌」「ア・ウェイ・ア・ローン」で、ヴァイオリンは小川エチカ、竹澤健、ヴィオラは飛澤浩人、チェロは酒井淳、ピアノは永野英樹(NML)。TAKE…

礒崎純一『龍彦親王航海記』

曇。 大垣。 ミスタードーナツ大垣ショップ。タコスミート&チーズパイ+ブレンドコーヒー415円。 『龍彦親王航海記』の続きを読む。第V章まで読了、これで半分くらいか。澁澤龍彦のイメージとしては「異端」というのがもっともぴったりしていた時代があり、…

こともなし

曇。 ひさしぶりに夢をちょっとだけ覚えていた。何か本の夢と、それから友達が暴力者に追われる夢。 NML で音楽を聴く。■モーツァルトのレクイエム K.626 で、指揮はジョン・エリオット・ガーディナー、モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・…

クロード・レヴィ=ストロース『月の裏側』

曇。 昼寝。 ネットで貸出期限を延長しそこねたので、県図書館へ。行きにコンビニへ寄って、麦茶を買ってゆく。 図書館で新しく借りた中に、『月の裏側』あり。レヴィ=ストロースの日本論という。 帰りは雨。 夜、強い雨。 痴漢動画の闇サイトを暴く 売られ…

こともなし

晴。 寝坊。八時すぎまで寝てしまった。起きてもまだ眠気が残っている。 昨日、中沢さんの『100分de名著 レヴィ=ストロース 野生の思考』(2016)を読んでいたら、こんな何気ない一節があった。「ところがアメリカをはじめ、ヨーロッパでも、ロシアでも、中…

中沢新一『100分de名著 レヴィ=ストロース 野生の思考』 / 櫻井歓『西田幾多郎』

曇。 スーパー。 昼からポツポツと雨。 中沢新一『100分de名著 レヴィ=ストロース 野生の思考』読了。深く感銘を受ける。きっと『野生の思考』、読み返すつもり。『野生の思考』 2016年12月 (100分 de 名著)作者:中沢 新一NHK出版Amazon 櫻井歓『西田幾多郎…

渡辺京二『逝きし世の面影』

薄雲が多いが、晴れかな。 NML で音楽を聴く。■ショパンのバラード第一番 op.23 で、ピアノはマウリツィオ・ポリーニ(NML)。CD で何十回聴いたかわからない演奏だが、あらためて聴いてみるとほんとにすばらしいな。力むことなく、楽々と完璧に弾き切ってい…

高島鈴『布団の中から蜂起せよ』

日曜日。曇。 昼から一月半ぶりにカルコス。文庫本新刊はジョセフ・カルメットの『ブルゴーニュ公国の大公たち』(ちくま学芸文庫)、コルナイ・ヤーノシュの『資本主義の本質について』(講談社学術文庫)を購入。新書本は講談社現代新書の『西田幾多郎』、…

ブランショ『終わりなき対話 I複数性の言葉(エクリチュールの言葉)』 / 「きみの鳥はうたえる」(2018)を観る

晴。 スーパー。プリペイドカードのチャージ。五倍ポイントの日で駐車場は空きがないほどに、客が多い。いつもよりたくさん買ったので、二つの買い物バッグがもういっぱい。 あちらこちらでツバメが飛び回っている。カッコいいな。 昼。 NML で音楽を聴く。■…

こともなし

終日、雨。 昼寝。 NML で音楽を聴く。■スクリャービンのピアノ・ソナタ第二番 op.19、第四番 op.30 で、ピアノはキム・ユジョン(NML、CD)。よい。将来が楽しみなピアニストだな。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第六番 op.10-2、第七番 op.10-3 で、ピア…

井筒俊彦『意識の形而上学』を読み返す

晴れているが雲多し。 昧爽起床。中沢さんの『今日のミトロジー』を読む。妄想を生み出す心と真実を見る心(真如)とは同じである、妄想の中から真実を見る心が育ってくれば、妄想は消えていくから、妄想と戦う必要はない、のだと(p.157-158)。じつにシン…