曇。昼過ぎから雪がちらちらし出す。夜になって本降り。 カルコス。なんだか久しぶりに本屋へ行ったな。 毎年、年越し蕎麦を買いに行っている蕎麦屋だが、不景気で食べ物屋はどこも本当に厳しいようだ。みな外食しなくなっている。 玄侑宗久『サンショウウオ…

晴。 今日でようやく仕事納め。 明日は早起きしなくてもよいので、夜遅くまで音楽を聴く。ブラームスの室内楽（ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲第一番）、モーツァルトのプロシャ王セット第一番など。 ヴィルヘルム・グレンベックを読む。

晴。 ミュッセ『二人の愛人』読了。凄みといったものには欠けるが、いかにもフランス文学らしい恋愛小説の佳品。二股を掛けるというのは恋愛物の常套で、その恋人たちを対照的な存在にするのもよくある話だけれども、上手いね。日本にないのは、貴族を中心と…

曇。 『澁澤龍彦 日本作家論集成（上）』読了。河出文庫の澁澤のアンソロジーは、澁澤を読み返すにちょうどよいのではあるが、文庫未収録の翻訳がもっと出るといいなあ。翻訳は売れないのか。澁澤龍彦 日本作家論集成 上 (河出文庫)作者: 澁澤龍彦出版社/メ…

曇。わりと暖かい。 秦剛平『美術で読み解く 旧約聖書の真実』読了。姉妹編の「新約聖書」の方のときも思ったが、専門なのに、著者はユダヤ・キリスト教が嫌いなのか。本書は面白くて勉強になるのに、語り口がちょっとシニカルすぎる。聖書が異教徒から見る…

曇。時雨。 本を読んでいるうちに、そのまま寝てしまう。このところ朝が早いからなあ。

晴。のち曇。 チャペック『ロボット（R.U.R）』読了。傑作。日録に書く。ロボット (岩波文庫)作者: カレル・チャペック,Karel Capek,千野栄一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/03/14メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 131回この商品を含むブログ (66…

晴。 『西田幾多郎歌集』読了。技巧的な歌はないが、西田の心境を歌って心に迫ってくるものがある。西田には相当の逆境があったもののようだ。付録の、子らの回想録も悪くない。西田幾多郎歌集 (岩波文庫)作者: 上田薫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009…

曇。時雨。 中野麻美『労働ダンピング』読了。多くの企業のあり方が、いかに労働者を安く、長時間働かせることができるか、ということになってしまっている。基本的な理念がおかしいのだ。真っ当に働きながらも、ささやかでも人間的な暮しができないというの…

晴。 サン＝テグジュペリ『夜間飛行』読了。堀口大學の名訳。「夜間飛行」も「南方郵便機」も素晴しい。共に飛行機乗りは、死神に追いつかれてしまうのであるが。そして著者自身も、第二次世界大戦中に、地中海上でドイツ機に撃墜されて散る。ある種の男たち…

晴。 プール。イオンで腕時計を買う。ソーラー電波時計でも、いまは安いな。6000円くらいだった。 イオンの本屋で、「中央公論」の浅田彰と蓮實重彦の対談を立ち読みする。この二十年を振り返る、というような対談なのだが、最近の文化のレヴェルの低さを言…

晴。寒い。 日曜日だが、朝から仕事。 オギュスタン・ベルク『地球と存在の哲学』読了。地球と存在の哲学―環境倫理を越えて (ちくま新書)作者: オギュスタンベルク,Augustin Berque,篠田勝英出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/09メディア: 新書 クリッ…

朝起きたら、雪が20センチほど積もっていた。これだけ降ったのは何年ぶりか。 しかし、昼までに晴れる。 ジャック・アタリ『1492 西欧文明の世界支配』読了。これを読むのはキツかった。しかし、一四九二年はコロンブスのアメリカ大陸「発見」の年だが、本当…

晴。夜、ものすごく寒い。明日は朝から雪だとか。困るなあ。 こうなると鍋料理となってくる。 今日は仕事をしただけ。 ジャック・アタリを読む。 久しぶりに松岡正剛の「千夜千冊」を拾い読みして、とても面白かった。松岡は、松岡に問題があるのではないの…

晴。 怠惰の極み。

晴。夜、時雨れる。 河合隼雄『心理療法序説』読了。とにかく心理療法家というのは、一面的であってはいけないことがよくわかる。中沢新一のいう「対称性」というのを思い出す。心理療法序説 (岩波現代文庫 〈心理療法〉コレクション 4)作者: 河合隼雄,河合…

晴。夜雨。さすがに寒くなってきた。 大垣。BOOK OFF岐阜うさ店。 栗本薫『見知らぬ明日』読了。これで「グイン・サーガ」は全130巻未完。最終巻は半分くらいの長さで、突然ぶつっと切れている。もう二十年以上も付き合ったので、気晴しに読んでいたようなも…

晴。 平出隆『白球礼賛 ベースボールよ永遠に』読了。感動的。日録に書く。白球礼讃―ベースボールよ永遠に (岩波新書)作者: 平出隆出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1989/03/20メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (14件) を見る

晴。 カルコスとBOOK OFF。 風邪をひいてしまって早く寝る。

晴。 松岡正剛『日本流』読了。日本流 (ちくま学芸文庫)作者: 松岡正剛出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/11/10メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見るレナード・Ｍ・ワプナー『バナッハ＝タルスキの逆説』読了。「バナッハ＝…

雨。夜になって晴れる。岐阜市内の夜空は明るくて、月がないのにオリオン座がやっと見えるくらい。 読めない。一般向けの数学本を読んだり、松岡正剛を読んだり。秋月師や松岡を読んでいると、禅は現代にはあまり力を持たないのかな、などと恐しく不遜なこと…

曇。ようやく寒くなってきた。 ケストナー『飛ぶ教室』読了。児童文学で有名という印象だったので、今まで読んだことがなかったが、いいじゃないですか。丘沢静也のすっきりとした翻訳もまたいい。しっかり泣かされましたが。この翻訳については、「qfwfqの…

晴。 自由書房EX高島屋店。 不景気でこちらの仕事も厳しいです。でも、落ち込んでもいられない。みんな厳しいのだから。 イヴォンヌ・ヴェルディエ『料理民俗学入門』読了。中沢新一訳。（本書はISBNコードを持たないので、一般の流通には乗っていません。詳…

晴。初霜初氷。 大江健三郎『死者の奢り・飼育』読了。さすがに優れた作家だ。日録に書く。死者の奢り・飼育 (新潮文庫)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1959/09/29メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 227回この商品を含むブログ (107件) を…

晴。師走だというのに、異例に暖かい。 プール。アピタとその本屋。 二ノ宮知子『のだめカンタービレ』23巻読了。完結。いい結末でした。思えば、このマンガに刺激されて買ったCDが結構ある。のだめカンタービレ(23) (KC KISS)作者: 二ノ宮知子出版社/メーカ…

晴れていい天気。 「かつ秀」各務原店にて昼食。味噌ひれかつ定食1550円。おいしいお肉。 カルコス。『現代思想』12月号を買う。特集「日本の数学者たち」。高瀬正仁の論文「多変数関数論の創造と情緒の数学」が読みたかった。現代思想2009年12月号 特集=日…

曇。昼ごろ少しパラつく。 coco壱番屋岐阜都通店で昼食。いつものソーセージ・きのこミックス200gで、850円なり。 今日は疲れた。 『グリム童話（下）』読了。池内紀の訳は骨太で、童話の原形がよくわかる。話は必ずしも勧善懲悪ではなく、善人が破滅し悪人…

晴。このところ綿虫（雪虫ともいう）が飛ぶ。 『木山捷平全詩集』読了。木山捷平全詩集 (講談社文芸文庫)作者: 木山捷平出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/03/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (14件) を見る

曇。昼から雨。 「恵那」にて昼食（父がうどん好きなのだ）。天麩羅味噌煮込み1200円。まあ、おいしかったが、家で作るやつも悪くないなという結論。 南陀楼綾繁『一箱古本市の歩きかた』読了。名古屋でも「一箱古本市」をやっているなら、一遍見てみたいな…

晴。 自由書房EX高島屋店。岩波文庫の秋の一括重版のラインナップがシブい。欲しいのがいっぱいあったが、涙をのんで搾る。まず、『建礼門院右京大夫集』（isbn:4003002512）は持っていなかったので購入。マリー・ド・フランスの『十二の恋の物語』（isbn:40…