曇。
午前中、ブラウザの長いこと放置されている「ブックマーク」をひとつずつクリックして、サイトが生きているか調べる。古いブックマークは、随分とリンクが切れているな。昔の個性的なサイト、ホームページ類なんか、かなりが消滅している。ここいらが書籍とちがうところで、本は物質だから所有していればいつまでも(?)読めるけれど、インターネットのサイトはドメインが消滅し、サーバからデータが削除されればそれでオシマイである。
まあそのために Internet Archive なんてのがあるわけだけれど、昔のサイトが、そのまま保存されているとは限らないしな。正直いって、僕は、消滅したサイトを Internet Archive で閲覧したことはないと思う。まあ、自分で特に思い入れのあるサイトとかなら、wget とかで個人的に丸ごとダウンロードしてしまうのが確実だろうが、法的には問題だろうしな。
たぶん、昔ながらのホームページとか、いま作ってもなかなか Google に認知されず、誰も見なさそうである。いまはゴミみたいなサイトばかり上位に来るので、ブログなんかもきびしい。AI時代になると、各サイトに飛びすらしなくなるだろうな。ま、しかし、個人ブログなんか、そういう末路でいいんだろうが。却ってさっぱりしていると、いえないこともない。
あと、「リンク集」ってのもなくなったよね。あれ、なつかしい文化である。いまでも、この人の興味がある「リンク集」とか、あるといいのにって思わないこともない。はてなアンテナとか、いまでもそれに近いところもあるけれど、さて、皆んなどれくらいはてなアンテナを知っているものやら……。
そうそう、古いハードディスクなんかも、なにが保存されていることかしらねえ。魔窟である。

毎日食べている老父の畑のスイカ。まだまだいくつかあるぞ。
昼。晴。
ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。ハニーディップ+ブレンドコーヒー473円。
図書館から借りてきた、倉林靖『澁澤・三島・六〇年代』(1996)を読了。承前。いやあ、これまで書いてきたとおり、30年前のなかなかおもしろい評論だった。主に澁澤と三島を扱った文芸評論であるが、美術評論でもあり、時代を扱った文明評論でもある。こういう本格的な「評論書」を、ひさしぶりに読んだし、こんなのは、現在では事実上、不可能であるかも知れない。
これは本書を読んでわたしが勝手に空想しただけだが、前にも書いたとおり、現在は敢て澁澤か三島かと問えば、「三島由紀夫の時代」といえるかと思う。(言葉による)観念・思想の時代、いわば「空疎」な時代。澁澤は、イメージの人だ。観念すら、イメージのように「愛する」人。そもそも、「観念を愛する」とは、特殊な才能、いわば「天才」が必要である。わたしたちにそんな天才はない。
イメージの凡庸さということを、浅田さんはかつていっていたと思う。イメージはただ見てしまえばおしまい、毒にも薬にもならない、みたいな。これはまさに、すべてを体験し尽くした、ポストモダン的すれっからしの実感だ。まさに、わたしはこれこそが「現代」であると思う。イメージはいわばバカでも見られるし、どれほど積み重ねても、なんにもならない。それは、頭がよくないと理解できない、抽象概念とはちがう。
まさに澁澤は、そのような(凡庸といわれる)イメージ、想像力の世界の住人だった。本書では、澁澤には「オタク」の元祖のようなところがあると、ちらっといわれていたと思う。わたしが付記しておけば、そのような「イメージの世界の住人」になるには、自然(ピュシス)に親しんで、すべてを解体し「空無化」する、一種の「ナイーブな天才」が必要なのである。(いまでは広く非難されている)ユング的な、集合的無意識の世界、というか。
そして繰り返すが、現代はかかる、(晩年の)澁澤的な世界ではない。これは、強調しておきたいと思う。現在は、イメージではなく、(秀才たちによる)抽象概念の時代なのである。いま、澁澤みたいな「ナイーブな天才」はまずいない、ということだ。
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夜。
えっ、『みいちゃんと山田さん』来年アニメ化されるのか。これは驚いた。ものすごくシビアな鬱作品だから、SNS でも賛否両論らしいな。だろうね。
ちょっと調べてみたら、アニメ化発表があってすぐに、あるジャーナリストの方が「アニメ化反対」の署名活動を始めたらしいな。確かに、それくらい毒のある問題作ではある。
『さよならララ』第4話を観る。うーん、滋賀アニメおもしろいな。で、どうして「さよなら」なのかなんとなくわかった気がする。いや、まだそれは早すぎるか。
OP曲、いきものがかりか。悪くないな。
『透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。』第4話を観る。地味な低予算作品だなあ、でも、まちがいなく今季いちばん楽しみにしてる。全盲か。小春ちゃんには、不器用なかける君はやさしいんだろうな。切なくて胸が痛くなってくるくらい。










