ロジェ・グルニエ『長い物語のためのいくつかの短いお話』

晴。いい天気。
 
ぼーっとする。
スーパー。いろいろ買って持つのが重かった。
 
昼からもぼーっとする。
 
 
返却のため図書館。何も借りるつもりはなかったが、宮下志朗訳のロジェ・グルニエ(邦訳2023、白水社)が新着にあったので、それだけ借りてきた。
そのまま市民公園あたりを、45分間散歩。足が弱ってるなと思う。このところ暗い窖(あなぐら)で無為に自足しているので、外の世界がまぶしい。







「学びの森」を歩いていると、ムッと草いきれの匂いがする。


歩かないうちに、散歩によい季節が過ぎ去ってしまったな。もう、日差しが強くて暑い。
ウチへ帰ってくると、庭に夏みかんの花のいい匂いが漂っている。
 
窖に自閉して細細とインターネットに繋がっているだけだと、暗い気持ちになるな。未熟である。部屋に自足していられず、外へ出るから不幸が生じるのだといったのは、パスカルだったっけ。
 
 
図書館から借りてきた、ロジェ・グルニエ『長い物語のためのいくつかの短いお話』(原著2012、邦訳2023)読了。宮下志朗訳の短篇集。ロジェ・グルニエの翻訳というと山田稔さんで、わたしも山田稔訳でグルニエを知った口だが、もう山田さんは翻訳をなされないそうで、それで宮下さんが手がけたのだという。グルニエは大作家ではたぶんあるまいが、短篇小説ってのはこれでいいのだろうな。グルニエは97歳まで生きられたという(本書はその最後の短篇集)。山田稔さんも長命で、詳しくは知らないが、いまだに現役を続けておられるようだ。

 
 
夜、早寝。