2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

モレラ岐阜で映画「関心領域」を観る

曇のち雨。 朝いちばんで、本巣市の TOHOシネマズ モレラ岐阜へ映画『関心領域』を観に行ってきた。NHK の「キャッチ!世界のトップニュース」には月に一回、藤原帰一さんの「映画で見つめる世界のいま」というコーナーがあるが、それで知った映画である。 映…

加藤周一問題とは何か

晴。 昨日のエントリを書いてからも、加藤周一さんについては随分考えた。わたしの考えるところでは、加藤周一というのは人間の営為すべてを「戦争反対」の相から眺めるというものである。戦争は(人間の作った)社会システムが人為的に作り出すものであり、…

加藤周一『私にとっての20世紀』

晴。気持ちのよい青空。 カーナビでどこかへたどり着こうという夢。都市の海上道路(海が青い)を進んでいるうち、工事中になってしまう。いったい、どこへ行きたかったものか、それがわからない。ヘッドアップ・ディスプレイ型の先端的なカーナビゲーション…

斎藤真理子『本の栞にぶら下がる』 / 「コードギアス 復活のルルーシュ」(2019)を観る

雨。 アマガエルが鳴く。 昼。雨強し。 (何度も書いてきたことだけれど、いまの日本人はまことに非政治的国民だな。政治家も、一般人も含めて。わたしはテレビのニュースとかほとんど見ないが、長いこと自民党の例の「裏金作り」とそれへの野党の対応で済ん…

高澤秀次『評伝 立花隆』

雨。 スーパー。客少なし。 アジサイ(紫陽花)が咲き出したなと思う。なんとなく、雨の中で映えるから妙だ。さて、梅雨入りはいつ頃になるのだろうな。 検索してみると、アジサイの原産地は日本ということだが、かつては人気がなく、シルクロードを通じて西…

こともなし

日曜日。曇。 よく寝た。昨日何かふと目が覚めた感じがする。 NML で音楽を聴く。■グリーグの弦楽四重奏曲第一番 op.27 で、演奏はチリンギリアン弦楽四重奏団(NML)。グリーグにこんな辛口の曲があったとは。聴き応えがあった。というか、チリンギリアンQ …

ガッサーン・カナファーニー『ハイファに戻って/太陽の男たち』

晴。 ●Sir Simon Rattle dirigiert Mozart | Elbphilharmonie LIVE | YouTube 昨日の続き。サイモン・ラトルのモーツァルト「三大交響曲」の演奏会から、第四十一番 K.551 を聴く。どの楽章もすばらしいが、特に終楽章が名演で泣かされた。やっぱりラトルす…

こともなし

晴。 スーパー。客少なし。なんか安く済んだ。 長時間、昼寝。 5.8 に道の駅で買った、ダイヤレモンというソーダ水を飲む。 27年間使ったオーブンレンジが昨日壊れてしまったので、老両親が家電量販店へいって新しいのを買ってきた。ネットで買ったほうが随…

「現代人の精神の貧困化」を名づける、うまい言葉がない

昧爽起床。曇。 昨晩は疲れて早く寝てしまったな。早起きして昨日のブログ日記を書く。 しかし、空海(774-835)か。日本史のごく初期の段階で、このような天才が出たというのは、その後の日本文化に多大な影響を与えていて、それはもはや測るすべもない。た…

奈良国立博物館で「空海」展

家族で奈良国立博物館へ、「空海」展を観にいってきました。自宅から車で三時間ほどで奈良に到着。奈良公園あたりは、観光客でいっぱいでした。西洋人が目立つ印象です。 これは奈良博の「なら仏像館」。明治期の西洋建築です。「空海」展は新館の方でした。…

『種村季弘コレクション 驚異の函』

晴。雲多め。 スーパー。プリペイドカードのチャージ、火曜日は余分にポイントがつく。 このところ小鳥が鳴かなくて、しんとしてさみしい。ツバメだけきれいな声で鳴く。 昼。 昨日 BOOKOFF の棚を見ていて気づいたのだが、単行本の小説のコーナーがかつてに…

「マンガ家さんとアシスタントさんと」(2014)を観る

晴。 NML で音楽を聴く。■シューベルトの弦楽四重奏曲第十四番 D810 で、演奏はゴルトムント弦楽四重奏団(NML)。いわゆる「死と乙女」四重奏曲。この曲の第二楽章が聴きたくなったので、NML でいろいろつまみ食いしながら選んでみた。いまの心に叶ったが、…

ウラジーミル・ナボコフ『ディフェンス』

日曜日。曇。 何もせず寝ころがってひたすらぼーっとして半日過ごす。 雨、ぽつぽつ降り出す。 珈琲工房ひぐち北一色店。おいしいコーヒー。ウラジーミル・ナボコフ『ディフェンス』(文庫版2022)読了。若島正訳。ディフェンス (河出文庫 ナ 2-5)作者:ウラ…

こともなし

晴。 大垣。 いつもより一時間遅いせいで、ミスド大垣ショップは満席。近くのからころ珈琲大垣店というところに入ってみる。コーヒーでモーニングセット、バタートーストにポテトサラダ少しに茶碗蒸しだが、あまりおいしくない。特にコーヒーが大したことな…

こともなし

晴。 午前中は何もしなかった。ただ横になって、ぼーっとスズメたちや、アマガエルの鳴き声を聞いていた。 昼食に焼きそばを作って食う。老父は焼きそばがほんとに好きだ。 (父方の)祖父の白いサツキ(皐月)。祖父が亡くなったとき(わたしは小学生だった…

「雨あがる」(1999)を観る

雨。 昼。雨あがる、曇。 (「キャッチ!世界のトップニュース」を観ていると、いまの日本人は政治家も含め、きわめて非政治的だと感じないではいない。いくら政治的な YouTube チャンネルがたくさんあったところで、デモや抗議活動などの直接的な政治的行動…

「彼女がフラグをおられたら」(2014)を観る

晴。巻雲あり。 スーパー。曇った。漬けるためのラッキョウを買う。 昼。 スーパーで薬味ネギとして買ってきたものの残りに、まだ根っこが付いていたので、老母が「水耕栽培」してみたのだが、それを使ってみたところ、じつにネギくさくてうどんの薬味によか…

こともなし

晴。 ●Bavarian Radio Symphony Orchestra | Carnegie Hall Live | WQXR マーラーの交響曲第六番で、指揮はサイモン・ラトル、バイエルン放送交響楽団。2024.5.2 のカーネギーホールにおける演奏会の配信(この曲は配信の後半)。わたしのベストはスケルツォ…

わたしのいう「制度」 / 内田樹『日本習合論』

雨。 昨日『日本の歪み』を読んでいて、「自由意志」が存在するかというので、三人とも存在するわけないじゃん、で一致していた(ただし、見かけ上存在するというふうに扱われねばならない、とも)。自由意志の存在は現代哲学でも大きな論点のひとつではない…

養老孟司&茂木健一郎&東浩紀『日本の歪み』

日曜日。雨。 雨間(あまま)に雨樋の掃除をする。いつもの場所ではなく、南側の屋根と、風呂場の屋根。檜があるので、落ち葉でどうしても詰まる。 ムラサキツユクサ。これは庭ではなく、家の横の道路脇の、毎年決まった場所に咲く。まあ雑草だが(だから、…

「白聖女と黒牧師」(2023)を観る

曇。 よく眠れてすっきりした朝だが、喉のいがらっぽさだけ少し残る。それより寝すぎで腰が痛い。いずれにせよ、今日も一日おとなしくしているつもり。 昼寝。 ユキノシタ(雪の下)。次々と咲いてきた春の花ももうおしまい。 『吉本隆明全集28 1994-1997』…

こともなし

深夜起床。まだ喉の調子がよくないかな。あと、寝てばかりいて体が痛い。 しばらくしてまた眠る。七時頃起床。 晴。 ある本を読んでいて、あまりにも欧米拝跪がすぎてさすがに読めなくなった。しかし考えてみれば、日本の良質の知識人とは、日本をことさらに…

風邪をひく

昨晩は体調がよくなく、早く床に就く。2~3時間でいったん目覚める。喉が痛く、熱も少しあるようだ。水をたくさん飲む。 口八丁でしゃべりまくり、まわりを煙(けむ)に巻く饒舌な男のあざやかな夢を見る。CM でも撮影しているかのようだった。この口のよく回…

家族で大野町の野古墳群など

きれいに晴れた。 ちょっと風邪気味なのかな。鼻水が出るし、喉の調子がよくない。 しかし思うが、昨日読んだ小林信彦さん、文章は軽くてうまいけれど、そんなに気楽に読めないよね。小林さんの認識として、昔と比べたら今なんかクソ、その中で比較的まとも…

小林信彦『コラムの逆襲 エンタテインメント時評 1999~2002』

深夜、精神的にしんどくて目覚める。いったん起床するも、少し暖かくしてもう一度眠る。 雨。 図書館から借りてきた、小林信彦『コラムの逆襲 エンタテインメント時評 1999~2002』(2002)読了。小林さんがはっきりと指摘しているとおり、我々はどうしようも…

こともなし

振替休日。曇。 (母方の)祖母のバラ。祖母はわたしが小学校に上がる前に亡くなったので、このバラは少なくとも50年、たぶんそれ以上生きて、まだこうやってきれいな花を咲かせる。まあ、何ということもない素朴なバラだが、こんなに長生きするものなんだな…

天才というか天使というか

祝日(こどもの日)。日曜日。 昧爽起床。晴。 最近、午前中が(比較的)いい気分で、それなので(?)午前中何もしない。夜は九時頃に風呂を出ると、(何もしていないのに)もう一日の精神的残余物というかが澱のように溜まって、しんどくてだらだらと YouT…

扶桑町の木曽川左岸へ

祝日(みどりの日)。晴。 昨日は一万歩歩いたくらいだと思うが、そんなので疲れてしまったな。 みかんと夏みかんの白い花がいっぱいに咲いている。いい匂い。みかんの木は寿命が来て半分枯れてしまったが、今年はその残りの半分に生(な)りそうだ。最後か…

老父の傘寿のお誕生会

祝日(憲法記念日)。晴。 (我々のいちばんの問題点は、「生きていない」ということだろう。生のリアリティが感じられなくて、どうして生きているといえるのか。恐ろしい時代である。「知」が生を殺すとは、既に散々いわれてきた陳腐な真実であるが、こんな…

池川玲子『ヌードと愛国』

深夜起床。 NML で音楽を聴く。■ヴィヴァルディのフルート協奏曲 ニ長調 op.10-3 で、フルートはパトリック・ガロワ、オルフェウス室内管弦楽団(NML、CD)。■ドビュッシーの「映像」第二集、「版画」、他で、ピアノはイヴァン・モラヴェッツ(NML、MP3 DL)…