金華山裏の達目洞(だちぼくぼら)を散歩

日曜日。晴。少し肌寒い。
 
NML で音楽を聴く。■モーツァルトのピアノ協奏曲第二十番 K.466 で、ピアノはクララ・ハスキル、指揮はイーゴリ・マルケヴィチ、コンセール・ラムルー管弦楽団NML)。ハスキルはまごうかたなき「メジャー」だな。

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第24番

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第24番

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多くの人が見ているのは、木の枝葉の部分だ。小さな葉っぱが、木をびっしりと覆っている。しかしそれに隠れた太い幹の部分は、無視されている。わからない人にはわからない。幹の部分がなければ、枝葉もまた存在することがないのに。
 
庭を歩く。

柿若葉。ひどい老木だが、それでも春になるとがんばって芽吹く。


イチゴの花。

ブルーベリーの花。

アヤメ。いや、ダッチアイリスかな。よく知らない。

タンポポと蕗。
このところ、暗い窖(あなぐら)のような部屋に逼塞して無為に自足しているので、外へ出ると世界が美しすぎる。
 
 
昼前に母校の小学校にて県議会議員選挙の投票。家伝のサヨクであるわたしは、保守的な岐阜県で投票したい候補がいない。地方議会に不可欠な、共産党候補もいない。というわけで棄権するか、白票乃至無効票を投じるかとかなったのだが、結局当選のない候補に「批判票」を入れてくる。
 ちなみに、小学校校舎は四十年前、わたしの卒業したときのまま(耐震構造は入っているが)。校下は若い人が多くなり、小学校はわたしの頃よりもクラス数が多くなるなど、いまの日本ではめずらしい部類だろう。わたしの町内も、若い家族、子供たちが増えている。
 そのままコメダ珈琲店各務原那加住吉店にて昼食。いつものトーストサンド他、たっぷりと食べる。
 

 
すごくいい天気なので、散歩するために金華山裏側(? 東側)の「達目洞(だちぼくぼら)」へ行ってくる。ここは小さな湿原になっていて、ヒメコウホネが自生しており、13年前に家族で訪れたことがあった。
セブンイレブン岐阜日野南店に車を駐めさせてもらって、西へ歩く。

湿地になっている。


湿原全体。右は岐阜環状線で、湿原の真上を通っている。ウグイスが上手に鳴くのが響いていた。

山藤。

湿原の中に入っていって、逆川(さかしまがわ)。水の中にヒメコウホネの葉が見える。まだ咲く季節ではない。

奥は金華山方向。

小さい魚がたくさんいる。

レンゲ。

陰になっているのは、上が岐阜環状線の高架だから。
湿原の入り口は大きな公園でも作るのか、自然破壊が進んでいた。このあたりは昔は辺鄙な場所で家もほとんどなく、山の奥まったところ、一面の田んぼであったのだが、国道156号のバイパスと岐阜環状線ができてからは、一気に宅地化した。歩いたのは40分間ほど。
 
2020.4.5 に同じセブンイレブン岐阜日野南店に車を駐めさせてもらって、岐阜環状線の井ノ口トンネルを歩いて抜けて長良川へ出たことがある。いまブログ記事を見ると、自分でおもしろい(おすすめ笑)。山を歩いて一周したのだな。