亀山郁夫『人生百年の教養』

日曜日。雨。
眠って朝目覚めたときの自分と、日常の自分を繋げていく。
 


雨の中のローズマリー
 
昼食はモスバーガーのドライブスルーにて。ちょっと食べすぎた。
インスタントコーヒーで休憩。
 
ほんと、心には最終的な安定というものがなくて、すぐにぶっ壊れるなあ。つらい。
 
 
ニュースをよく知らないので、昼食を取りながらテレビを見ていて初めて知ったのだが、今回の札幌市長選で、次の札幌オリンピックの招致の是非が(一応)問われているのだな。与野党相乗りの現職は、招致に賛成だそうである。コロナ下で強行された今回の東京オリンピックはムダに大金をかけ、「復興五輪」とウソをつき、いまだに不祥事が次々に噴出しているなどなど、大失敗であったとわたしは見做しているのだが、そんなわけだから、「札幌オリンピック? 正気か?」と反射的に思ってしまった。しかしこれもよく知らないのだが、どうも日本の世論はオリンピック招致に賛成の人のほうが多いんだってね。日本人、バカか? と思うわたしがズレているのか。
 大阪万博とやらも愚かしさの極みだと思っている。わたしは東京人よりも大阪人の方をどちらかといえば文明人と見做しているところがあるが、「維新の会」などという政党に好きにやらせている大阪人は、堕ちたもんだと思わずにはいない。エラソーでごめんなさい(棒読み)。
 オリンピックとか万博とか、発想が古すぎるだろ、さすがに。まあ、かつての夢よ、もう一度、ってところなんだろうな。しかし今回の東京オリンピックがわかりやすく見せてくれたように、そのような愚かな夢は、敗れるしかないのである。
 
そもそも、今回の東京オリンピックはつまらなかった。スポーツというと何でも絶賛される時代だが、ひねくれたことをいうけれど、それでいいんだろうか。勝つことを全否定はしないけれど、勝利至上主義とか、やっぱり疑問じゃね? オリンピック、仮にやるなら、パラリンピックだけやればいいと思う。
 
 
図書館から借りてきた、亀山郁夫『人生百年の教養』読了。なかなかおもしろく、二時間ほどかけて一気に読み切った。著者はロシア文学者で、本書は「教養」についての本でないことはないが、生涯のドストエフスキー読みによる一種の自伝としてわたしは読んだ。著者は、自分の弱点、ダメさを、自分のよいところと同じくとても正直に語っており、そこいらがおもしろかった所以である。最終的に有名大学の学長までやった方であるから、成功者であるといってよいと思うけれど、我々凡人が読んでも参考になるところは充分多いだろう。わたしは以前から著者の『ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光』が気になっていたが、いまでは是非図書館で借りてみたいと思っている。フレーブニコフマヤコフスキー本も読んでみたい。

しかし、「教養」って何だろうね。わたしごときにはよくわからない。わたしに教養などないのは確かだ。
 

 
おお、劇場版『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』の公開日が発表されたのか。6月23日、意外と近いな。PV第1弾*1、観た。めっちゃ楽しみ。原作の「ランドセルガール」の方も映画化される筈だが、どうなるのか。この映画で一緒にやっちゃうのかな。
 
ホリミヤ』も新作アニメ決定か。これも楽しみ。
 
夜。
最終兵器彼女』(2002)第13話(最終話)まで観る。やはりこういう終わりか…。何ひとつ救いがない。まあ、泣かされたんだけれども。悲惨すぎて、あんまり他人には勧められないかな。これほどのバッドエンドは初めて見た。以下、ネタバレ。
評価サイトを読んでいて、本作が「鬱アニメ」の代表的な作品だと知った。(「セカイ系」の典型作でもある。)「まどマギ」なんかとは比較にならないくらい、悲惨な話。ラストも、何とか救いが残るように解釈している人が結構いたが、たぶんそれは誤解だから。丁寧に描いてきたキャラクターたち、主人公以外(「最終兵器」であるヒロインも含めて)全員死にます。ちせが守った主人公も、地球でただひとり生き残って、何の未来もない。

*1:YouTube、外国語のコメントが多くてびっくり、外国でも人気があるなあ。英語、スペイン語、中国語、韓国語、ロシア語、何語かわからん言語…