2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ユジャ・ワンの弾く、プロコフィエフのピアノ協奏曲第三番

曇。 レンタル店。パブロ・カザルスの指揮するモーツァルトなど。 今日は仕事だけ。これは長いトンネルに入ったようだ。簡単に突破できないかも知れない。中沢新一『ゲーテの耳』などを読み返す。 # 坂本龍一 美貌の青空 The Beach Boys --Please let me wo…

栗田子郎『進化生物学入門』/中西進『万葉の秀歌』/鈴木大拙『禅の見方・禅の修行』

休日。晴。また寝過ぎ。 栗田子郎『進化生物学入門』読了。第一章は、宇宙の始まりからヒトの誕生まで。七三頁で描き切るには、対象が膨大すぎる。第二章は、「種の問題」。「種」とは何か、そもそも「種」というのは存在するのか、という話。面白いのだが、…

こともなし

日曜日。晴。 カルコス。 いま転換期で何もできない。早く寝る。

ケネー『経済表』

晴。 ケネー『経済表』読了。改版。一九六〇年代に発見された「経済表第三版」も収録されている。訳者解説は、オーソドックスな経済学の理解がなされた上で書かれているのか、心許ない。ケネー 経済表 (岩波文庫)作者: ケネー,平田清明,井上泰夫出版社/メー…

Excel遊び/ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』

晴。 昨晩は、エクセルで遊んでいて、ひどく夜更しした。もともとはグラフが描けないかと、色々探していたのである。エクセルは使ったことがなかったので、超初心者が検索しながらやってみた。下図はその成果。 のグラフである。こんなのが描けるのだよなあ…

大澤壽人の室内楽/小川洋子『薬指の標本』/西村賢太『暗渠の宿』

晴。いい天気。 うどん「恵那」にて昼食。ざる蕎麦820円。少々高いが、割とおいしくて量もある。ここの店は父が好きなので、よく行くのだ。いつも混んでいる。 音楽を聴く。■モーツァルト:弦楽四重奏曲第十五番、第十六番、第十八番(ジュリアードSQ)。第…

ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』/ベームの指揮するモーツァルトのレクイエム

雨。 ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』にざっと目を通す。自分が本書を読むのは、経済学的幼児が大学院レヴェル以上の学問に取り組むようなものだが、通読してみて何も得るところがなかったわけでもない。少なくとも、岩波文庫の…

宮脇昭『森の力』

曇。レンタル店。図書館。 音楽を聴く。■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第六番(グールド)。 # 宮脇昭『森の力』読了。副題「植物生態学者の理論と実践」。著者は植物生態学者として、八十五歳の今になるまで、総計四〇〇〇万本にもなる樹を植え続けてき…

青木昌彦『比較制度分析序説』

晴。 県営プール。 # 青木昌彦『比較制度分析序説』読了。副題「経済システムの進化と多元性」。自分にとっては完全な処女地。難解だが、刺激的だ。こんな学問もあるとは。比較制度分析序説 経済システムの進化と多元性 (講談社学術文庫)作者: 青木昌彦出版…

ブッツァーティ『タタール人の砂漠』/片岡剛士『アベノミクスのゆくえ』

日曜日。晴。いい天気。 昼前に市長選挙の投票に行く。市長選なんてガラガラかと思っていたら、自分が今まで見た中で、投票所は一番の混雑。衆議院選挙よりも人出が多い。これは市長が替わるかな。 カルコス。岩波文庫で、待望のハイデガー『存在と時間』の…

村井章介『増補 中世日本の内と外』/ヴァルター・グロピウス『建築はどうあるべきか』/土屋恵一郎『正義論/自由論』

曇のち雨。急にまた寒くなる。 # 村井章介『増補 中世日本の内と外』読了。まだ中世あたりだと、国の周辺部は国家への帰属が曖昧なのがむしろ普通かと思っていたのだが、意外とはっきりしているのだと驚いた。例えば十五世紀、済州島と対馬は似たような関係…

『平出隆詩集』

晴。 現代詩文庫の『平出隆詩集』を読み返す。言うまでもなく、『胡桃の戦意のために』は現代詩の最高傑作のひとつだが、今回読み返してみて、『若い整骨師の肖像』の昆虫の世界も素晴らしかった。得るところが大きかったし、自分は詩を大して読んでいないの…

ギレリスのベートーヴェン・ソナタ集落手

ギレリスが弾く、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集落手。まずいわゆる「選帝侯ソナタ」変ホ長調WoO.47-1と、同ヘ短調WoO.47-2を聴いてみる。「選帝侯ソナタ」はベートーヴェン十三歳の時の作曲で、既に後年を予想せしむる閃きがところどころに聴かれる。こ…

スピノザ『エティカ』/澁澤龍彦『毒薬の手帖』

晴。暑い。もう冷房を入れている。 県営プール。 # スピノザ『エティカ』読了。既に岩波文庫版で読んでいたが、中公クラシックス版で読み返してみた。よくスピノザの汎神論が云われるけれど、スピノザの言いたかったのは汎神論ではないような気がする。もっ…

ベルクソン『思考と動き』

晴。 ベルクソン『思考と動き』読了。原章二訳。従来『思想と動くもの』という題で訳されてきた書物である。日本語としてよい散文になっていると思う。(はっきりと名指しはされていないが)岩波文庫の河野与一訳は、とても誤訳が多いらしい。河野は伝説的な…

鷲田清一『京都の平熱』/ギレリスの弾くベートーヴェン

晴。 僕は何時間でも眠れるのだが、十二時間近く眠ったのはさすがにマズいと思う。こんなだと、一生があっという間に過ぎそう。ついでに悪夢(?)も見たので世話はない。 鷲田清一『京都の平熱』読了。副題「哲学者の都市案内」。京都で生まれ育った哲学者…

藤川和男『ゲージ場の理論』

晴。暑い。 プール。 藤川和男『ゲージ場の理論』にざっと目を通す。最近背伸びをしていなかったので。本書は自分のレヴェルを大きく超えているが、目を通して何も得るところがなかったわけでもない。しかし、本書の記述は明らかに駆け足すぎて、非常にわか…

臼杵陽『世界史の中のパレスチナ問題』

日曜日。晴。 カルコス。久しぶりにBOOK OFF。新書と文庫105円棚を見たが、買えるものが殆どなかった。 音楽を聴く。■メンデルスゾーン:交響曲第四番(ミュンシュ)。何というか、普通の演奏。いいんじゃないでしょうか。室内楽以外、メンデルスゾーンはほ…

飯倉章『黄禍論と日本人』/ソログープ『かくれんぼ・毒の園』

晴。 飯倉章『黄禍論と日本人』読了。本書は、資料として欧米のジャーナリズム文献を使い、欧米における近代日本(人)の表象を扱ったものだと云えるだろうか。特にそれを、「黄禍」の概念を中心に行なっている。時代は、日清戦争から、一九二四年のアメリカ…

穂村弘『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』

曇。 うどん「恵那」にて昼食。恵那ころ蕎麦950円。冷たい蕎麦を食べる季節になってきた。いや、まだちょっと寒かったかな。 図書館から借りてきた、穂村弘『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』読了。歌集。マジで大天才。ポップでキュートで、少しかな…

R・A・ダール『現代政治分析』/植草甚一『ぼくは散歩と雑学がすき』

曇。春なのに時雨。 図書館。イオンで靴を買う。 # R・A・ダール『現代政治分析』読了。政治学の教科書。現代政治分析 (岩波現代文庫)作者: R.A.ダール,高畠通敏出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/09/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この…

岩崎秀雄『<生命>とは何だろうか』

曇。 音楽を聴く。■シューマン:交響曲第一番「春」(ミュンシュ)。軽みが利いていて、しかもメリハリのある演奏。これはいい。散漫になりがちなシューマンの交響曲を、上手くまとめている。 # 岩崎秀雄『とは何だろうか』読了。副題「表現する生物学、思…

山本善行『定本 古本泣き笑い日記』

曇。十一時間くらい寝た。 音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ・ソナタ第三番(ピリス新盤)。■ブラームス:交響曲第四番(ミュンシュ)。ミュンシュは初めて聴く。よく考えられ、熱気もある演奏。特に第三楽章がいい。ただ、全体的に何か足りない気もする。…

山田稔『特別な一日』/穂村弘『短歌の友人』

晴。 音楽を聴く。■ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ1905年10月1日「街頭から」、霧の中で、コンチェルティーノ、カプリッチョ(フィルクスニー)。見事な演奏。■モーツァルト:ピアノ・ソナタ第一番(ピリス新盤)。■シェーンベルク:浄夜op.4 (ブーレーズ)…

ゲーム中毒の一日

日曜日。曇のち雨。 まだ何となく頭がボーっとしている。なかなか本が読めないので、久しぶりにゲームをやってみたら、ハマってしまいましたよ。何をやっていたかというと、「大戦略WIN II」というウォー・ゲームで、年齢が知れる。結局二つのマップをやって…

橘木俊詔、迫田さやか『夫婦格差社会』/ネグリ、ハート『叛逆』

曇のち雨。 まだ少ししんどい。イオンの写真屋。カルコス。 # 橘木俊詔と迫田さやかの共著『夫婦格差社会』読了。客観的と云うよりは、自分に引きつけて読んだのだが、そうすると、中年半ばで独身であり、年収も極めて低い自分などは、社会の最弱者層にいる…

こともなし

晴。 風邪で終日寝ている。夕方、ブログの旅行日記を纏める。まだちょっとしんどい。 # 昨日のことだが、日銀の金融政策決定会合で、全面的にリフレ派の主張が通った。歴史的な第一歩だと思う。あとは実行あるのみだ。マスコミは相変らず偉そうで無知で、事…

鳥取・島根家族旅行(第三日)

最終日。玉造温泉から車で西谷古墳公園へ。ここにはいわゆる「四隅突出型墳丘墓」というのがある。これは、三世紀ころの日本海側に見られる特殊な古墳で、ここが一番有名なのだ。方墳で、四隅が舌のように伸びているという、変った造りになっている。埋葬者…

鳥取・島根家族旅行(第二日)

連絡があって、父が合流できることになる。よかった。早めに宿を出て、山陰本線の各駅停車で倉吉から米子まで。ゆっくりとした速度で、日本海も見えていい感じだが、曇っていて大山がまったく見られないのだけは残念。米子に着いたあと、レンタカーの手続き…

鳥取・島根家族旅行(第一日)

朝から曇り空。結局父の体調は悪く、調子が戻ってから追いついてもらうことにする。母とタクシーでJR那加駅、そして岐阜で乗り換えて名古屋へ。新幹線車中はまだ雨は降っていない。しかし、姫路で在来線特急に乗り換えてしばらくすると、雨になってくる。ど…