鳥取・島根家族旅行(第三日)

最終日。玉造温泉から車で西谷古墳公園へ。ここにはいわゆる「四隅突出型墳丘墓」というのがある。これは、三世紀ころの日本海側に見られる特殊な古墳で、ここが一番有名なのだ。方墳で、四隅が舌のように伸びているという、変った造りになっている。埋葬者の下には、厚く朱が敷き詰められている。隣の出雲弥生の森博物館を訪ねる。学芸員の人が解説して下すったのだが、あまりうるさくなく、こちらがじっくりと見たいところは静かにみせて頂けて、好感を持った。こういうのがいい。展示内容も興味深い。古くから栄えた出雲というのが、不思議でおもしろい。
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 出雲大社の隣の、島根県立出雲古代歴史博物館へ。出土した、大量の銅剣・銅矛、銅鐸に圧倒される。ただ、ボランティア・ガイドの人たちは、しゃべりすぎではないか。長時間とっつかまって、しかもゆっくり見せてくれない。少考の余地があると思う。
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 近くの、稲佐の浜へ。いわゆる「国引き」の舞台。まあ、何ということもない海岸ではある。
 出雲大社も十年ぶり以上である。相変らず松並木は見事だ。縁結びの神様にお祈りをしておくように言われる。名前と住所までつぶやかないといけないのだと。そうそう、ここの参拝方法は、二拝四拍手一拝なのだ。変っている。
 最後、出雲駅近くの蕎麦「羽根屋」で昼食。「献上蕎麦」の有名どころであり、ここも再訪で、以前と変らず美味しかった。レンタカーを返却し、出雲駅へ。どうも疲れた。帰りはちょっと気力がなくなる。出雲から岡山までの三時間が長く感じられた。家へ着いてみたら、熱が37.7度あった。しんどかった筈である。でも、旅行の間は辛うじて大丈夫だったから、よかった。