鳥取・島根家族旅行(第二日)

連絡があって、父が合流できることになる。よかった。早めに宿を出て、山陰本線の各駅停車で倉吉から米子まで。ゆっくりとした速度で、日本海も見えていい感じだが、曇っていて大山がまったく見られないのだけは残念。米子に着いたあと、レンタカーの手続きをして、お城へ。特に何にもない。今日も曇っていて寒い。
 米子駅12:12で父と合流。元気そう。今度はこちらの喉がおかしいのだが、何とか最終日までもってくれと思う。駅の観光案内所で聞いた蕎麦屋は臨時休業で、よくわからないラーメン屋へ入る。味はまあまあ。
 嬉しいことに晴れてくる。車で足立美術館へ。日本庭園が有名なのだが、入館料は2200円もする。まあ実際、背後の山を借景にした庭園は悪くなかったが、カメラの構図を気にしすぎという印象も。写真はたくさん撮ったが。所蔵品は近代の日本画が主で、企画展は橋本関雪を集めており、精緻な動物画が面白かった。メインの横山大観は、こうして橋本関雪と比べると、スケールは大きいが技術不足という印象。日本画現代アートは、特に日本画でやる必然性のない作品がほとんだだった。
2013年鳥取・島根家族旅行_39
 車で移動の途中、黄泉平坂へ立ち寄る。伊邪那岐が黄泉の国から追いかけてくる伊邪那美を防いだという、例の岩というやつが残っている。八雲立つ風土記の丘へ。ここは十年以上前に訪ねたことがあるのだが、その時はあたりは整備されていなかったし、学習館は臨時休業だったのだ。今回は入れた。
 途中、神魂神社へ寄る。社殿は現存する最古の「大社造り」で、国宝なのも宜なるかなである。
2013年鳥取・島根家族旅行_70
 泊まりは玉造温泉「佳翠苑皆美」。十年以上前に来たのとは別の旅館であるが、新しくて大きい旅館である。食事は懐石料理で、今風のアレンジであり、とても満足の美味しさだった。今日は父も一緒だから、これも楽しかった。