Excel遊び/ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』

晴。
昨晩は、エクセルで遊んでいて、ひどく夜更しした。もともとはグラフが描けないかと、色々探していたのである。エクセルは使ったことがなかったので、超初心者が検索しながらやってみた。下図はその成果。 のグラフである。こんなのが描けるのだよなあ。こちらを参照。それから、VBAVisual Basic for Applications)にも興味津々。
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ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』読了。本作品には、文庫だけでも何種類も翻訳がある。自分も複数種所持しているのだが、この丹治愛訳を選んだのにはそれほど意図があったわけではない。ぺらぺらっと冒頭を眺めた結果である。それはともかく、「意識の流れ」が飛び移っていくように書かれた小説だ。ジョイスの影響があったのかは知らないが、実験的ではある。また、本書での出来事はたった一日のことである。舞台は一九二三年六月十三日(水曜日)のロンドン、朝から始まり、夜のダロウェイ夫人の主催するパーティの場で終る。読者は、登場人物らの「意識の流れ」を読むことになる。しかし思うのだが、「意識の流れ」というのは、一種の病気ではあるまいか。自分には、このような内的独白で埋め尽くされた精神は、到底自分で付き合いきれないような気がするのだ。まあこれは、こちらがおかしいのかも知れないが。

ダロウェイ夫人 (集英社文庫)

ダロウェイ夫人 (集英社文庫)