ユジャ・ワンの弾く、プロコフィエフのピアノ協奏曲第三番

曇。
レンタル店。パブロ・カザルスの指揮するモーツァルトなど。
今日は仕事だけ。これは長いトンネルに入ったようだ。簡単に突破できないかも知れない。
中沢新一ゲーテの耳』などを読み返す。


坂本龍一 美貌の青空

The Beach Boys --Please let me wonder
まったく違う曲なのだが、好きなので。特にビーチ・ボーイズの方は、聴いていると泣けてきそう。(AM2:18)

ユジャ・ワンによるプロコフィエフのピアノ協奏曲第三番なのだけれど、飛んでもない演奏だ。心も何もこもっていない、機械のような超絶技巧なのだが、強烈に惹きつけられる。実際、もう寝ようと思っているときに、何の気なしにクリックしてしまったのが運の尽き(?)。特に第一楽章が凄まじく、楽章が終ったところで、聴衆も思わず拍手しているのだ。この曲でこれ以上の超絶技巧はちょっと考えられない。伴奏しているコンセルトヘボウの技術も完璧だが、これはまだ、つくづく上手いなあと感じさせる演奏。きちんと音楽をやっているのだが、ユジャ・ワンは何かね。能面のような表情とは、よく日本人について云われる言葉だけれど、ユジャ・ワンには負ける。ほとんど指揮者を見ないし。しかし、どうでもいいが、ユジャ・ワンは幼く見える。いつ頃の演奏だろう。(AM3:49)