川上未映子『ウィステリアと三人の女たち』

晴。雲多し。
二重になっていてよくないという夢を見る。
 
少しうとうとする。
スーパー。
 
妹一家来訪。ウチの野菜を取りに来た。昼食は皆んなで「ひぐち」にて。
 
 
図書館から借りてきた、川上未映子『ウィステリアと三人の女たち』さらっと読了。短篇集、どれも、女性と死の物語。著者には一種「病的な」(こういう語は使わない方がいいかも知れない)感覚があって、それが特別な才能になっている。ひとつ、女性のいじわるな虚栄心のさりげない描写は、光っている。虚栄心(その代わりに、「愛=欲望」であることもある)と、世界の崩落。我々は、なかなか虚栄心(あるいは執着)を解体することができない。それができるのなら、このような小説たちは「必要ない」だろう。いずれにせよ、この短篇集は人を不愉快にさせる類の純文学的名品ぞろいである。が、わたしは、めんどうくさくて、正直いってこういうのはさほど好きでない。

 
NML で音楽を聴く。■ブラームス弦楽四重奏曲第三番 op.67 で、演奏はプラジャーク・クヮルテット(NMLCD)。■フランシスコ・コーイ(1985-)のヴァイオリン協奏曲で、ヴァイオリンはパトリツィア・コパチンスカヤ、指揮はグスタボ・ヒメノ、ルクセンブルクフィルハーモニー管弦楽団NML)。 
夜。
今日の「ブラタモリ」は関ヶ原だったが、これがなかなかおもしろかった。実際の地形の中で関ヶ原の戦いを解説されると、よくわかる。特に西軍の大谷吉継がちょうど不破の関のところで東山道を守っていたなど、大谷の重要性が納得された。だから小早川の裏切りが大谷勢を直撃し、戦況の交代へとつながっていったのだな。
 
涼宮ハルヒの憂鬱』第22話まで観る。