高島鈴『布団の中から蜂起せよ』

日曜日。曇。
 
昼から一月半ぶりにカルコス。文庫本新刊はジョセフ・カルメットの『ブルゴーニュ公国の大公たち』(ちくま学芸文庫)、コルナイ・ヤーノシュの『資本主義の本質について』(講談社学術文庫)を購入。新書本は講談社現代新書の『西田幾多郎』、中公新書の『関東軍』を購入。ここまではたまたま本棚にあったのを見つけて買った。あと、以前から気になっていた単行本、高島鈴の『布団の中から蜂起せよ』があったので、購入。高島はネットで威勢のいい文章を読んだので、名前を覚えていた。アナキストフェミニストなんだという。この本は「紀伊國屋じんぶん大賞2023」の1位を受賞しているらしい。
 
 
高島鈴『布団の中から蜂起せよ』読了。副題「アナーカ・フェミニズムのための断章」。めちゃめちゃおもしろかった。鬱かつ統合失調症に苦しむ著者が、「布団の中から」過激なアジテーションをしまくっている。文章の中身にわたしが共感できるのか、わたしはバカなのでなんかよくわからないが、とにかくラディカルな姿勢に引き摺られて一気読みしてしまった。わたしのようなおっさんよりも、若くて生きるのがつらいひと、そういう人にお勧めだ。何をさておき、我々は生き延びねばならない。まあ、著者はわたしみたいな古くさい権威主義的おっさんは全否定しそうだけれどね笑。

 
 
夜。
寄宿学校のジュリエット』(2018)第7話まで観る。