「マンガ家さんとアシスタントさんと」(2014)を観る

晴。
 
NML で音楽を聴く。■シューベルト弦楽四重奏曲第十四番 D810 で、演奏はゴルトムント弦楽四重奏団NML)。いわゆる「死と乙女」四重奏曲。この曲の第二楽章が聴きたくなったので、NML でいろいろつまみ食いしながら選んでみた。いまの心に叶ったが、これがよい演奏なのかはよくわからない(悪くはないと思う)。

■ゴルトムントQ のショスタコーヴィチを聴いてみる(第三番 op.73、NML)。第一楽章から違和感。ショスタコーヴィチの皮肉っぽい視線が感じられる楽章だとわたしは思うのだが、ベタな演奏で皮肉っぽさなど薬にしたくともない。テンポが少し速すぎる感じだし、ゴリゴリとではなく、もっと軽く跳ねてやってほしいのだが。
 第二楽章はそれと対比して戦場の行進の不吉さとでもいうか、死臭がしてくるような音楽だとわたしは見做しているが、ここでもゴルトムントQ にそういうニュアンスはなく、ベタすぎるように思う。こちらはもっと強烈にやってほしい。
 ここまで全体的に、心理的なニュアンスに乏しい演奏だ。このあたりでもういいかなと思ったので、途中で聴き止める。なお、演奏技術は高く総じて安定している。
 
 
昼から県営プール。外気25℃くらいになると、水に入って冷(つめ)たって水温になる。
 隣のレーンで泳いでいた人が、見かけはゴツいおっさんなのだが、派手な女性用水着のようなワンピースを着ていたので、ちょっと人目を引いていた。まあ、ガン見していたわけじゃないんだけれど、確かにジェンダーレス水着としてもおかしくない感じではあったし、そもそも(わたしの失礼なことに)ふつうに女性だったのかも知れない*1。さても、学校の授業では、ジェンダーレスの水着を着用するところも増えているようだな。
 泳いでいたら真上から光が差し込んで、うすいブルーの水中が透明できれいだった。
 金華山とそのまわりの山々、もう黄金のツブラジイの華は終わっていた。
 帰り、日野の国道バイパスを走っていたら、陸上自衛隊の日野基本射撃場に抗議するような横断幕を張っている人たちがいた。「住宅地に武器を持ち込むな」とか「公園に」とか。以前、射撃場で発砲事件があり、死傷者が出たことがあったためだと思うが、そもそも事件は屋内のことだし、いまさらという感じも否めない。それに、住宅地より射撃場の方が昔からある筈だ。ま、どうでもいいんだが。
 
 
先日老母が本を整理して古本屋に引き取ってもらおうとしたところ、徒然舎に門前払いをくらったので、近所の BOOKOFF に持ち込む。まあ大した金にはならなかったが、ちゃんと買取明細をくれるのがおもしろく、なかなか辛辣(笑)だった。持ち込みなので、値段のつかない本を引き取ってくれたのがありがたい。
 何も買うつもりはなかったのだが、河出文庫パレスチナ文学(ガッサーン・カナファーニー)があったので、それだけ購入する(350円)。
 
 
夜。
マンガ家さんとアシスタントさんと』(2014)第12話(最終話)まで一気観した。15分アニメ。いやもう爆笑。これまで観た中でもっとも下らないアニメ作品だな。いちおう足須さんがメインヒロインなのかも知れないが、四人いるヒロインズ、どのコもとっても魅力的で、選べねーって感じ。これも、主人公のマンガ家先生の純真無垢な変態ぶりの賜(たまもの)だろう。ここまでイノセントにパンツ好きだと、皆んな惚れるよね。永遠にやってて欲しい。2期は絶対にないだろうけど、是非希望します。変態純心主人公をCV松岡君が快(怪)演、メインヒロインはクールな声の早見さんぴったり、またくぎゅがいいんだ、これが。

*1:いや、ジェンダー理論的には、男性が「女性用水着」を着て何らかまわない、と付け加えておく必要があるかも知れないな。男性が「男性用水着」を着るべきというのは、「悪しき思い込み」だから、と。もちろん、女性が「男性用水着」を着ても問題はない。