風邪をひく

昨晩は体調がよくなく、早く床に就く。2~3時間でいったん目覚める。喉が痛く、熱も少しあるようだ。水をたくさん飲む。
 口八丁でしゃべりまくり、まわりを煙(けむ)に巻く饒舌な男のあざやかな夢を見る。CM でも撮影しているかのようだった。この口のよく回る男は明らかにわたしだ。まわりが何をいおうが気取った調子で論破してみせる。誰が見ても、どこか信用できそうにない。この男がニセモノなら、待っているのは悲劇、あるいは没落の喜劇だろう。では、もしホンモノだったら? そんなことが、あるのか? いや、ニセモノとかホンモノとか、どうでもいいじゃないか。
 時々眠りが浅くなりながら、六時頃起床。気分はわりとすっきりしていて、熱も下がったようだが、まだ喉が多少痛い。一日なるべくおとなしくしていよう。
曇のち晴。
 
ずっとふとんに潜ってうとうと。何年ぶりかで風邪をひいたな。
 
ドラッグストア。風邪薬と喉の薬などを買う。
スーパー。
ツバメがびゅんびゅん飛び回っている。車、随分と汚れてるな。そのうち洗わないと。
 
 
昼食後、風邪薬と喉の薬を服する。
イスラエル軍がラファへ侵攻*1イスラエルなどに対する学生らの抗議活動はアメリカからヨーロッパの大学へ飛び火し、各国警察がこれを弾圧。日本の大学でこのような抗議活動があったという報道をわたしは知らない。)
 
夕方までふとんの中でうとうとする。
 
老母をかかりつけ医のところへ連れていく。先生が体調不良で医院を閉じられることになり、書いて頂いた紹介状を取りにいった。今週もずっと臨時休院だそうで、よっぽどお悪いらしい。どうされてしまったのかな。
 
ふとんの中で、鶴見俊輔&長田宏『旅の話』(1993)をちょっと読む。悪くない、なかなかわかってるなって感じ(ほんと何様)。でも、二人ともインテリだなあ。二三ページにひとつくらい、日本は(ダメ)、日本人は(浅はかだ)、(自分たちはいい)(自分たちはよくわかってる)っていいあってる。まさに日本のインテリの典型である。ま、確かに日本人はクソかも知れんが、わたしもまたその日本人だ。
 本書のいいのは、人文学がまだよく生きているところ。小説や文学を読むことが、繊細で柔軟な、命を養うような行為になっている。世界的に文系の学問が社会科学化し、人文学がほとんど死んでしまった。
 
夜、早寝。

*1:後記。これは誤り。まだラファへの大規模侵攻は実施されていない。