ウラジーミル・ナボコフ『ディフェンス』

日曜日。曇。
 
何もせず寝ころがってひたすらぼーっとして半日過ごす。
 
雨、ぽつぽつ降り出す。
珈琲工房ひぐち北一色店。おいしいコーヒー。ウラジーミル・ナボコフ『ディフェンス』(文庫版2022)読了。若島正訳。

 
カントの『人倫の形而上学 第一部』の続きを読む。きわめて抽象的でめんどうな議論はテキトーに目を通しているだけだが(マジメに読んでもどうせわからない)、婚姻、奉公人、奴隷、また死後の名誉(!)などを(法的に)カントがどう考えるか、とかになると、俗物のわたしには、俄然おもしろくなってくる。
 例えば夫婦(ないしは婚姻)関係だが、まずカントはそれを、「性的共同体」とかいう(なんか可笑しい)。そうにはちがいない。で、その「性的共同体」なんだが、「ひとりの人間が他の人間の生殖器ならびに性的能力を相互に使用すること usus membrorum et facultatum sexualium alterius」なんだそうである。生殖器の相互使用か、まあそうなのかな。で、同性愛や獣姦(という諸単語をカントは使っていないが)は反自然的な悖徳で、口にするのも憚られるらしい(けれども、なぜ敢て獣姦に言及しているのか)。で、婚姻だが、「異なる性の二人格が結びついて、生涯にわたってたがいの性的特性を交互に占有することになる結合」とカントはいっているから、同性婚などは考えられていない。「性的特性の交互占有」ってのは、わたしにはちょっとよくわからないな。はっきり言ってほしいものである。
 また、詳述しないが、セックスのない婚姻関係は「偽装された契約」である、なんて受け取れる発言も、カントはしている。婚姻は、カントにあっては子供をもうけることと強く結びついている。いろいろ、興味深い。
 
夜。雨。
 
アウトブレイク・カンパニー』(2013)第12話(最終話)まで観る。なるほど、文化侵略という話で、でタイトル回収か。まあまあおもしろかった。メイドのハーフエルフとロリ皇帝陛下のダブルヒロインだけれど、健気なメイドが好きかな。八割ギャグで、最後だけシリアスだった、オタクギャグはそんなに(わたしには)受けなかったけれどね。ギャルゲーやラノベの名作とか全然知らなくて、わたしはオタクにはなれないな、って思う。
 前にも書いたとおり、キャラデザと作画のよさだけで観られる。OP曲はありがちではあるが、結構好き。