ナボコフ『ロリータ』/ブッツァーティ『神を見た犬』

晴。
ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』読了。いや、しんどかった。大変な強度。若島正の訳は、名訳といって差し支えない。これは必読の古典というやつだな。実は、学生の頃、古本屋にて拾ったペーパーバックで読もうとしたことがあるのだが、今から思うと無謀以外の何ものでもなかったことがわかる。

ロリータ (新潮文庫)

ロリータ (新潮文庫)

ブッツァーティ『神を見た犬』読了。皮肉っぽいところはあるが、素直に面白い短編集。敢て云えば、宗教(キリスト教)を揶揄した作品が多いことが目に付く。お話が好きな人なら、きっと楽しめることだろう。翻訳もいいと思う。
神を見た犬 (光文社古典新訳文庫)

神を見た犬 (光文社古典新訳文庫)