現代詩文庫『岡井隆歌集』/坂口恭平『独立国家のつくりかた』

晴。
よく寝た。
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 01を観る。何はともあれ、人物の顔がヘタすぎる。話は、さてどうでしょう。前作シリーズは傑作だったが。

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レンタル店。

図書館から借りてきた、現代詩文庫502『岡井隆歌集』読了。本当は昨日読み終わるつもりだったのだが。あまりの作の強度に、一気に読めなかった。跛行して読み終わる。古井由吉とか岡井隆とか、今でもこういう人たちがいるから、現代はダメだとか簡単に言えない。しかしすごいね。猥雑。どうして岡井隆歌集が、まだ岩波文庫に入らないのだろう。併録された岡井論もいいのが多く、特に吉本隆明のはさすがで、感動した。しかし比較するのも愚かだが、俺っちはみすぼらしいね。精進精進。
岡井隆歌集 (現代詩文庫)

岡井隆歌集 (現代詩文庫)

坂口恭平『独立国家のつくりかた』読了。こいつはすげえよ。いかれてるな。ホームレスを研究して、掘っ立て小屋に車輪をつけたら、モバイルハウスってことで「車両」になるんだってさ。これなら駐車場に置けるよ。で、新政府まで創っちまった(文部大臣は中沢新一さんだ)。躁鬱だそうだが、自殺のことばっかり考えている欝が、自分のフィルターなんだと。この闇を通り越して響いてくるものには、何かあるんだっていうのだから、本当に飛んでもないな。すごい実行力で、世界中に人脈まである。海外では作品にコレクターが付く、「芸術家」なんだ。こいつは確かに才能もある。でも、「自分のやりたいこと」なんてどうでもいい、って云うのだからこれがいいね。自分がやらないと誰がやる、そういうことをやると。そう、自分は才能はなく、若くもないところが坂口君とはまったくちがうが、それでも自分がやらないとだれがやるくらいのことは、カスなりに密かに思っていますよ。そこだな。
 なお、本書について、日本の俐い連中はいろいろ腐していたので、本書はしょうもない本かと思っていたが、さにあらずだった。やはり本は、読んでみないとわからないなあ。
※追記 ぐぐってみたら、著者をけなす気持ち悪い文章がいっぱい出てきた。ネットには本当に気持ちの悪い奴がいっぱいいるなあ。膿でパンパンに膨れ上がっているかのようだ。
独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)