こともなし

未明起床。
晴。
朝は家族旅行の日記をがんばって書く。
 
一昨日のホテルと昨晩で、『【推しの子】』原作既刊すべて(第13巻まで)読む。かなりおもしろかったが、やはりアニメがよくできていると思った。

 
昼。
旅行のブログ日記を書いていたせいで、風呂掃除をすっかり忘れていた。まだ日常に戻れていない。
 
だらだらする。
iPad mini で武満さんのピアノ曲を聴く。「ピアノ・ディスタンス」「フォー・アウェイ」「閉じた眼」「閉じた眼II」「雨の樹 素描」「遮られない休息」「雨の樹 素描 II -オリヴィエ・メシアンの追憶に-」「リタニ -マイケル・ヴァイナーの追憶に-」で、ピアノは福間洸太朗(NMLCD)。武満さんの音楽はちょっとちがう。並であり、まったく並でない。日本人(に限らないが)への最上級の贈り物だ。また、福間洸太朗がすばらしい。
 しかし、武満さんの音楽は時代によってだいぶちがうな。常に変貌してきた。
 iPad mini で福間洸太朗のバッハ、そのトランスクリプション集をぼーっと聴く(NML)。
 
今日は外へ出ていないので、金柑を食いに庭へ出る。
 
夜。
澁澤龍彦『胡桃の中の世界』を読んでから早寝。

しまなみ海道・尾道家族旅行(第二日)

明るくなってくるにつれておのずと目覚めました。今日はしまなみ海道を一気に戻り、尾道を観光してから帰る予定です。天気は薄曇りってところ。

ホテルで簡単な朝食を摂り、のんびりと八時半に出発。まずはホテルすぐ近くの今治城へ行ってみます。

建物は復元であり、石垣も修復の跡が見えますが、なかなかに悪くありません。海が近く、堀には海水が引いてあります。



復元天守と、今治城を築城した藤堂高虎の像です。
 今治市内を車で走ると、本町という城近くの商店街などは、いわゆるシャッター商店街ですね。城が中心の、落ち着いた街という印象で、岐阜県だと大垣に近い感じでしょうか。今治って、タオルの町ってことは知っています。 
 
今治市内から車で15分くらいしょうか、来島(くるしま)海峡大橋近くの、「来島海峡展望館」というところへ行ってみます。ここが、大正解でした。まさに瀬戸内海の景色を堪能でき、わたしは長い時間、なかなかに飽きるということがありませんでした。まあ、写真ではムリがあるのですが、たくさん撮ったものから、数枚をどうぞ。



来島海峡大橋が見えます。

船、小さくてわからないと思いますが、何隻かの漁船も出ています。潮の流れが速いです。

奥へ、じつは三つの橋が連続しています。



みやげ物屋もあります。橋の建設を図解したコーナーあり。
ここが、今回いちばん瀬戸内海の風景が楽しめたところでした。
 
高速道路に入ります。今日は途中の島々には寄らず、しまなみ海道60kmを今治から尾道まで、一気に一時間で走破します。料金は2800円だったかな*1。いや、すばらしい自動車道ですね。島また島の新緑の山々の間を抜け、立派な橋を次々に渡り、時には海がよく視界に入ってくる。なかなかのんびりと運転、ってわけにはいかないのですが、それでもわたしが走った自動車道の中でも、もっとも楽しく運転できたものです。そんなには利用されていない感じで、もったいないなって思いました。
 
尾道市内に入り、浄土寺へ。いや、ここは寺までの道がきわめて狭く、車で行ったのは失敗でした。

右は鎌倉後期の多宝塔で、国宝。左の阿弥陀堂は重文。

南北朝時代の宝篋印塔 (足利尊氏供養塔)で、重文。

国宝の本堂。本尊は秘仏でした。中で外国人の旅行者一行がまとめて説明を受け、通訳が英訳していました。

室町期の山門、重文。この狭い道を車でいくので、ほんと困りました。
 
尾道を車で回るのはムリだと実感したので、新尾道駅前まで戻ってレンタカーを返却し(十一時半)、タクシーで山陽本線尾道駅まで戻りました(15分、1500円くらい)。

JR尾道駅。なんだかすごくきれいな駅です。しまなみ海道の完成に合わせて整備されたようですね。写真に修学旅行生たち(東広島市の中学校だそうです)が写っていますし、観光客もかなりいました。

商店街を歩きます。「よたろう」という昭和のしけた喫茶店にて昼食。昼どきでも誰もいませんでした。

レコードショプが生きています。アニメ「ぽんのみち」は尾道が舞台なの?

しばらく商店街を歩きます。古い商店街をなんとか更新しようと努力している感じでした。あとでわかりましたが、尾道郵便局から向こう(駅から遠い方)がより活気がありますね。
 
商店街から出て、国道2号の向こう側(山側)の、寺が多い、いわゆる尾道らしい寺と坂の町を歩きます。

国道2号と山陽本線
以下、しんどいながら細い坂道、抜け道を歩いていきます。




下方には海がちらりと見えます。

だいぶ上から、下を見ます。千光寺公園(行きませんでした)へ登るロープウェイ乗り場や、山陽本線が見えます。

下の街と海。


尾道は猫が結構有名なんだそうで、「猫の細道」なんていう作り物のスポットもあります。今回は3匹と出会いました、その中の一匹。

艮神社の巨石と大クスノキ
 
もう一度商店街に戻り、駅まで歩いて帰ります。

雰囲気のある店もあります。新しいみやげ物屋で、はっさく大福と揚げたての尾道コロッケを買う(帰りの新幹線車中で食いました)。

尾道港、ちょうどフェリーが出るところです。海沿いも整備されており、外国人観光客の姿もちらほら見られました。

JR尾道駅の、改札内を覗く。中は旅情のあるホームっぽいです。

駅舎は新しい。
 尾道は三時間弱くらいかけて廻ったでしょうか。きちんと歩くなら丸一日はかかるでしょうね。坂道はたいへんですが。多くの映画の舞台になっていて、(訪れませんでしたが)「おのみち映画資料館」なんてのもあります。(ま、わたしの観たのは小津の『東京物語』とか、大林宣彦の『時をかける少女』くらいですが。)寺はめちゃめちゃたくさんあって、上に書いた浄土寺以外は、天寧寺の三重塔を見ただけで終わってしまいました。写真を撮るのが好きな人なら、尾道はかなり楽しめるんじゃないかと個人的に思います。
 
タクシーで新尾道駅に戻り、新幹線で帰ります。新尾道15:21発、福山、新大阪で乗り換え、岐阜羽島17:46着。自宅到着は夜七時前。今回も楽しい旅行でした。

*1:普通車で全区間走ると、平日で2950円、休日で2310円のようです。

しまなみ海道・尾道家族旅行(第一日)

最近は車での旅行が多かったのですが、ひさしぶりに新幹線を使って、しまなみ海道尾道の二日間の家族旅行を楽しんできました。
 しまなみ海道は、広島県尾道愛媛県今治を、瀬戸内海の島々(大きな島は向島因島生口島大三島伯方島、大島の六つ)を経由して結ぶ、西瀬戸自動車道(59.4km)の愛称です。一度走ってみたかったんだよね。島々にいくつもの大きな橋が架かっていて、自転車や(やる気なら)歩いてでも渡れるし、実際そういう人たちも見かけました。
 
朝起きたらいい天気、自宅を七時半に出て、まずは車で東海道新幹線岐阜羽島駅まで。充分余裕をもって出たつもりでしたが、朝のラッシュ時で一時間かかり、列車の時間にちょうどぴったりくらいになってしまいました。
 岐阜羽島08:58発、途中新大阪(列車が少し遅れて乗り換えがあぶなかったです)と岡山で乗り換えて、新尾道11:16着。

新尾道駅です。新幹線の駅としては随分と小さい。ここは在来線と繋がっておらず、JR尾道駅とは車で15分くらい離れています。
 駅前のトヨタレンタカーでアクアを24時間借ります。すぐ近くの尾道ラーメン「東珍康(とんちんかん)」へ。

尾道ラーメンの並を注文しました。醤油ベースのとんこつスープに、細麺という感じ、おいしかったです。地元では結構有名な店のようで、繁盛していました。
 
国道2号を経由して西瀬戸尾道ICから、いよいよしまなみ海道に入ります。まずは川のような狭い海峡に架かる新尾道大橋をわたって、向島(むかいしま)へ、すぐに高速道路を降ります。
 島の中をゆっくり走ってみます。テキトーに「向島休憩所」ってところで車を駐めて降りてみました。

いや、瀬戸内って感じで、悪くないじゃないですか。

次にわたる因島大橋が見えます。飛行機雲二本。

四阿(あずまや)もあります。ここはしまなみ海道のサイクリングコースらしく、自転車の人が結構いました。島の外周道路を、海を見ながら車をゆっくり走らせます。
 
高速道路に戻り、次の因島(いんのしま)はスキップして、生口島(いくちじま)で降ります。島の西側の、向上寺へ。寺へ入っていく道がわかりにくかったです。

室町期の三重塔が国宝です。


お寺が小高いところにあるので、眼下に島の海沿いの集落が見えます。これも、瀬戸内らしかった。

桜がきれいでした。この旅行中、あちこちで桜はほぼ満開でしたね。
 
多々羅大橋を渡り、生口島から大三島(おおみしま)へ。ここまでは広島県、ここからが愛媛県です。まずは橋近くの、「道の駅 多々羅しまなみ公園」へ。

いま渡ってきた、多々羅大橋がよく見えます。なんだかよくわかりませんが、完成当時は「世界最大の斜張橋」だったということで、すごいんだそうです。きれいな橋ということはわかりますね。

道の駅から。ちょっと買い物(地元産の鯛みそ)をしたり。瀬戸内なので柑橘類の商品が多く、実際、島を走っているとレモンその他が植えられているのを見かけました。
 
 大三島を西へ、大山祇(おおやまづみ)神社を訪れます。ここは前から一度訪れてみたかった、伊予一宮です。歴史が非常に古く、既に『続日本紀』に名前が見えるそうで、おそらくはもっと古くに遡るのではないでしょうか。祭神は「大山積神」という、海の神様、武の神様で、瀬戸内海の海上交通に関係があるように思われます。静岡県三嶋神社と共に、神道の「三島・大山祇信仰」の中心です。

総門。


境内の老楠。樹齢2600年といいます。他にも、境内には古いクスノキがたくさんあって、国の天然記念物に指定されています。


室町期の拝殿(重文)。
以下、神社付属の国宝館へ。


国宝館。古来、武の神として信仰されていたため、源氏・平家のものを始め武具が多数奉納されてきた歴史があり、多数の国宝・重文があります。特に甲冑が有名で、わたしは若い頃、小林秀雄のエッセイで知りました。国宝館に鎧多数あり、中でも源頼朝源義経のそれぞれ奉納した鎧は、共に国宝です。義経のは、壇ノ浦海戦のあとに、戦勝祈願の叶ったことに対する奉納であったと説明がありました。なんとも生々しかったです。
 刀、薙刀類もあり、義経、弁慶などの奉納、刃こぼれがいくつも見られ、これもちょっと身震いするほどでした。
 国宝館の隣には海事博物館もあったのですが、時間の関係や疲れていたこともあって、中には入りませんでした。

神社隣のみやげ物屋で、ソフトクリームを買って食いました。なんかきれいな、めずらしい声で鳴いている鳥がいるなと思って、ズームして撮ってみました。イソヒヨドリという鳥のようです。
 
また高速へ戻り、伯方島(はかたじま)、大島はスキップして、四国に入ります。今治市です。
 今夜は市内の「スーパーホテル今治」に、朝食のみのプランで泊まります。人件費節約型のまだ新しいビジネスホテル(?)ですが、風呂は温泉です。接客にわずらわされることもなく、却って気楽でいいですね、チェックアウトの手続きすらありません。
 夕食はホテルから歩いて10分ほどの居酒屋「陣」にて。家族三人で利用するにはぴったりの気楽で感じのよい店で、食べ物もおいしく、とても楽しい時間を過ごしました。今治のあたりは海水の流れが速くて魚がよいようですが、刺し身盛り合わせとかうまかったです。もう皆んな歳をとったので量はあまり食べられないのですが、それでも結構食べて飲みました。僕は、温泉旅館の懐石料理より、こういうのの方が好きですね。
 ホテルは老両親とわたしは別々の部屋をとってもらえたので、夜は静かにネットを見たりしてすごしました。iPad mini でしばらくマンガを読んでから、気持ちよく寝ました。

こともなし

未明起床。強い雨
 
NML で音楽を聴く。■モーツァルトピアノ三重奏曲第五番 K.542 で、演奏はサバディ、オンツァイ、グヤーシュ(NMLCD)。■モンポウの「内なる印象」で、ピアノはオレナ・クシュプラー(NMLCD)。このピアニストはよほどわたしに合うんだな。
 
スーパー。小雨(こさめ)で少し寒い。
 
昼。晴れる。

今日の桜。

落花。雨でだいぶ散った。

ブルーベリーの花。

花蘇芳(ハナズオウ)。
 
ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。塩キャラメルフレンチ+ブレンドコーヒー473円。
チョ・ナムジュ『サハマンション』(原著2019)を読み始める。ディストピアものの長篇、というところかな。巨大企業の独裁統治する管理都市国家「タウン」の中の、「住民(L, L2)」から外れた者の住む「サハマンション」で事件が起きる、それを描いているようだ。陰鬱な雰囲気がただよっている。訳者は斎藤真理子さん。
 
外気20℃を超える。那加駅近くの陸橋から北に見える低い山々の連なりが、雨で洗われたような緑で美しい。
 
ブログ本(2024.1.1~2024.3.31)落掌、読み始める。
 
夜。
ブログ本一冊読み終える。中身はまずまずだな。

丸山善宏『万物の理論としての圏論』

曇。
 
NML で音楽を聴く。■コダーイの「ハンガリーのロンド」で、演奏はオルフェウス室内管弦楽団NML)。

スカルラッティソナタ K.132 で、ピアノはフー・ツォン(NML)。メンデルスゾーン交響曲第四番 op.90 で、指揮はパーヴォ・ヤルヴィチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団NML)。いわゆる「イタリア」交響曲メシアンの「彼方の閃光」で、指揮はサイモン・ラトルベルリン・フィルハーモニー管弦楽団NML)。60分、しんどかったー、もうダメ死にそう。Wikipedia によると、メシアンが最後に完成させた管弦楽作品であるそう。メシアンは武満と共に20世紀現代音楽の最高峰であるが、どの曲もとにかく長いし、中身が詰まっていて、しんどいので、聴くのをつい躊躇してしまう。もっと聴かないと、とは思うのだが。 
昼。雨。
老母が木蓮の大量の落花を片づけるのを、メシアンをヘッドホンで聴いていて気づかず手伝わなかったので、昼食にわたしが高山ラーメンを作って三人で食う。
 
スカルラッティソナタ K.73, 82, 27, 380, 483, 124, 151, 256, 206, 11, 255 で、ピアノはフー・ツォン(NML)。午前中にピックアップしておいたアルバムを、全曲一気に聴いてしまった。演奏もいいし、曲の選択がよくて、わたしの好きな曲がいっぱい収録されている。フー・ツォン(傅聰、1934-2020)は中国出身のピアニスト。わたしは 2022.1.14 に彼のベートーヴェンを聴いて感心している。■吉川隆弘(初めて聴く、1973-)のピアノでベートーヴェンのピアノ・ソナタ第一番 op.2-1 の第一楽章を聴く(NML)。かっちりとしたピアノ、射程はあまり大きくない。ちょっと音が汚いんじゃないか。
 
インスタントコーヒーとかっぱえびせんで休憩する。
小雨(こさめ)。今日の桜。


葉が出始めている。

フリージア
 
図書館から借りてきた、丸山善宏『万物の理論としての圏論』(2023)さらっと読了。圏論の本というよりは、「圏論的に」考えてみた、という本のよう。圏論というのは万物を結びつけていこうとするものなので、アプローチは相同的、抽出的、メタフォリカルになる。構造たちにおける同一性(アイソモルフィズム)の抽出。なーんつって。 
夜。
開戦から6カ月、イスラエルとガザの現状をBBC国際編集長が報告(BBC) - YouTube
 
NHK+ で NHKスペシャル「Last Days 坂本龍一 最期の日々」を観る。途中で観るのを止めるべきだったかも知れない。ターミナルケア、酸素マスクを着けた死の二日前の嗚咽する表情、そして亡くなる一時間前、意識を失った指の動きまで放送している。ひどい番組だった。
 
バシュラールを読んで寝る。

岡真理『彼女の「正しい』名前とは何か』

日曜日。昧爽起床。もう五時くらいから明るくなり始めている。
薄曇り。
 
NML で音楽を聴く。■モーツァルトの弦楽五重奏曲第三番 K.515 で、演奏はクイケン四重奏団、ヴァイオリンは寺神戸亮NMLCD)。クイケンQ のモーツァルト、実力がありすぎて(?)めっちゃしんどい。■グリーグのヴァイオリン・ソナタ第三番 op.45 で、ヴァイオリンはオーギュスタン・デュメイ、ピアノはマリア・ジョアン・ピリスNMLCD)。■シュトックハウゼンピアノ曲 I~IV で、ピアノはデイヴィッド・チューダー(NML)。チューダーは「テュードア」などとも表記される、現代音楽のスペシャリストとして有名なピアニスト。ジョン・ケージに多大なインスピレーションを与えたことでも知られる。1959年の録音。

Klavierstucke

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そういや、ポリーニは結局シュトックハウゼンを録音することなく死んでしまったな。あと、リストの超絶技巧練習曲も録音しなかった。■ブルーノ・マントヴァーニの「ソナーレ」で、ピアノはクレール・デゼール(NMLCD)。■ラヴェルの「スペイン狂詩曲」で、指揮は小澤征爾ボストン交響楽団NMLCD)。小澤征爾の音楽ほど、繊細な表現と爆発的なダイナミズムが平然と同居しているそれはないな。驚いてしまう。
 
リゲティのピアノ協奏曲で、ピアノはディミトリ・ヴァッシラキス、指揮はピエール・ブルーズ、アンサンブル・アンテルコンタンポラン(NML)。リゲティは既に古典だな。若い人になら、いってみれば「お前、リゲティくらい聴いておけよ」的な。ところでピエール・ブルーズ(1977-)って、ブーレーズじゃないのね。紛らわしい笑。プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第一番 op.19 で、ヴァイオリンはサラ・チャン、指揮はサイモン・ラトルベルリン・フィルハーモニー管弦楽団NML)。サラ・チャンは初めて*1聴く。 

 
昼。晴れる。
昼飯に筍を食う。鰹だしと醤油、砂糖、みりんで炊いたとのこと。
 
Ruby で簡単な論理パズルを解く。
かけっこのパズル(Ruby) - Camera Obscura
『一郎、二郎、三郎の三人で駆けっこをして、その結果を次のように言っています。
一郎:「僕は一番じゃない」
二郎:「僕は一番だ」
三郎:「僕は二番だ」
三人のなかで一人だけウソをついています。それは誰でしょう?』
考えれば解けるので、よろしければどうぞ。答えはリンク先にあります。
 

 
珈琲工房ひぐち北一色店。コーヒーチケットを買う(9枚綴りで4200円)。
岡真理さんの『彼女の「正しい』名前とは何か』の続きを読む。傲慢の罪。本書はわたしの精神の鑢(やすり)である。試金石といってもいいかも知れない。
 ある日本人フェミニストが、こう言ったそうだ。「これからは、日本がリーダーシップをとって、アジアにもフェミニズムを教えていかなくてはね。」これを聴いて、あるアラブ人留学生が、小さな嘆息とともにこう著者につぶやいたそうである。「でも、これって、知的コロニアリズム植民地主義)ですよね。」そして、沈黙。(p.156)たぶん、偏見は傲慢から生まれる。
 本書とは関係ないことだが、わたしは中井久夫さんが最晩年にカトリックの洗礼を受けられたことを思い出した。中井さんは、なぜそうしたのか。己のヒュブリスゆえに、と答えられたそうである。あの中井先生が、ヒュブリスの罪? では、わたしなどがヒュブリスから逃れられないのも、当たり前かも知れない。わたしたちには、わたしたちを研ぐ、精神の鑢なる存在が必要なのだ。
 
今日の桜。

外気25℃で、もう暑いくらいだな。
 
図書館から借りてきた、岡真理『彼女の「正しい』名前とは何か』(新装版2019)読了。副題「第三世界フェミニズムの思想」。第三章「責任=応答可能性(レスポンシビリティ)」と終章は特に難解だ。しかし、本書はむずかしくとも、読む価値があると思う。著者はできるだけ「誠実」であろうとしているように、そのために現状を知ろうとし、徹底して考え抜いているように、わたしには見える。問題を「人ごと」にしない、自分のこととして考える。これは、貴重な態度だ。
 本書を読むと、わたしごときに傲慢と偏見から逃れることはムリだなと痛感する。でも、その「ムリという感覚」に、安住してしまってはいけないのだろうな。「精神の鑢」の必要性。
 著者の本は、『ガザに地下鉄が走る日』から読むといいと思う。 
#
 
夜。
一日が終わるの、早すぎるな。一生、あっという間だ。
 
旦那が何を言っているかわからない件 2スレ目』(2015)第13話(最終話)まで観る。一話3分半のショートアニメの2期。あいかわらずおもろ。オタクの旦那と普通人(?)のカオルちゃんのイチャコラアニメ、御馳走様でした。それでも夫婦はうまく行き得るという、まあそうなんだろうな。わたしはオタクでないので(そんなのはわたしごとき凡人にはムリである笑)、旦那の方が何をいってるのか、よくわからないところが多い。てか、夫婦って何なのか、そちらもよくわからない。ま、そんなこと、どうでもいいんだが。シンプルに、笑いました。

*1:と思ったら、そうじゃなかったみたい。参照

こともなし

深夜起床。
PCの電源を入れる。椅子に座って長時間ぼーっとする。
曇。
 
NML で音楽を聴く。■モーツァルトピアノ三重奏曲第四番 K.542 で、演奏はサバディ、オンツァイ、グヤーシュ(NMLCD)。清潔で気持ちのよい演奏。作為というものがまったくない。■ハイドンピアノ三重奏曲第十四番 Hob.XV:14 で、演奏はトリオ・ヴァンダラー(NML)。軽妙なハイドン

グリーグのヴァイオリン・ソナタ第二番 op.13 で、ヴァイオリンはオーギュスタン・デュメイ、ピアノはマリア・ジョアン・ピリスNMLCD)。■ウィリアム・バードの パヴァンと二つのガイヤルド第二番 イ短調「ソールズベリー伯爵のパヴァン」、「鐘」、「おお、わが愛しの人よ」、第二グラウンドで、ピアノはキット・アームストロング(NMLCD)。中世の音楽、いいな。
 
少し Ruby で遊ぶ。AtCoder
スーパー。五倍ポイントの日。筍(タケノコ)を買う。
 
モズの子が餌を求めて鳴かなくなった。ひとり立ちしたのだと思う。
 
長時間、昼寝。
 
桜がほぼ満開になった。


ネモフィラ

シャガも咲いた。
 
 
「スマートEX」で予約した切符を発券するため、JR岐阜駅へ。券売機で発券したのだが、操作がいまひとつわかりにくく、駅員に訊きたかったが駅員もいそがしく、後ろもずらっと並んでいるし、エイヤッとやったら正解だった。疲れたー。パスワードが必要とかも考えてなくて、昨日アカウントを作ったばかりで覚えていたので、よかったし。はー。
 
家へ帰って疲れているせいか、お茶の入っている容器を盛大にひっくり返して、あたりを大洪水にする。
 
夜。
『君に届け 3RD SEASON』 予告編 1 - Netflix Anime | YouTube
 
バシュラール『水と夢』を読み始める。
早寝。