丸山善宏『万物の理論としての圏論』

曇。
 
NML で音楽を聴く。■コダーイの「ハンガリーのロンド」で、演奏はオルフェウス室内管弦楽団NML)。

スカルラッティソナタ K.132 で、ピアノはフー・ツォン(NML)。メンデルスゾーン交響曲第四番 op.90 で、指揮はパーヴォ・ヤルヴィチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団NML)。いわゆる「イタリア」交響曲メシアンの「彼方の閃光」で、指揮はサイモン・ラトルベルリン・フィルハーモニー管弦楽団NML)。60分、しんどかったー、もうダメ死にそう。Wikipedia によると、メシアンが最後に完成させた管弦楽作品であるそう。メシアンは武満と共に20世紀現代音楽の最高峰であるが、どの曲もとにかく長いし、中身が詰まっていて、しんどいので、聴くのをつい躊躇してしまう。もっと聴かないと、とは思うのだが。 
昼。雨。
老母が木蓮の大量の落花を片づけるのを、メシアンをヘッドホンで聴いていて気づかず手伝わなかったので、昼食にわたしが高山ラーメンを作って三人で食う。
 
スカルラッティソナタ K.73, 82, 27, 380, 483, 124, 151, 256, 206, 11, 255 で、ピアノはフー・ツォン(NML)。午前中にピックアップしておいたアルバムを、全曲一気に聴いてしまった。演奏もいいし、曲の選択がよくて、わたしの好きな曲がいっぱい収録されている。フー・ツォン(傅聰、1934-2020)は中国出身のピアニスト。わたしは 2022.1.14 に彼のベートーヴェンを聴いて感心している。■吉川隆弘(初めて聴く、1973-)のピアノでベートーヴェンのピアノ・ソナタ第一番 op.2-1 の第一楽章を聴く(NML)。かっちりとしたピアノ、射程はあまり大きくない。ちょっと音が汚いんじゃないか。
 
インスタントコーヒーとかっぱえびせんで休憩する。
小雨(こさめ)。今日の桜。


葉が出始めている。

フリージア
 
図書館から借りてきた、丸山善宏『万物の理論としての圏論』(2023)さらっと読了。圏論の本というよりは、「圏論的に」考えてみた、という本のよう。圏論というのは万物を結びつけていこうとするものなので、アプローチは相同的、抽出的、メタフォリカルになる。構造たちにおける同一性(アイソモルフィズム)の抽出。なーんつって。 
夜。
開戦から6カ月、イスラエルとガザの現状をBBC国際編集長が報告(BBC) - YouTube
 
NHK+ で NHKスペシャル「Last Days 坂本龍一 最期の日々」を観る。途中で観るのを止めるべきだったかも知れない。ターミナルケア、酸素マスクを着けた死の二日前の嗚咽する表情、そして亡くなる一時間前、意識を失った指の動きまで放送している。ひどい番組だった。
 
バシュラールを読んで寝る。