「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2011)を観る

晴。今日も暑そうだ。
昨晩は安永祖堂老師を読んで寝た。
 
午前中、ぼーっとする。
 
昼。
NML で音楽を聴く。■モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第十七番 K.296、第十八番 K.301 で、ヴァイオリンはルノー・カピュソン、ピアノはキット・アームストロング(NML)。

■ウィリアム・バード(1540-1623)の前奏曲 ト短調、パヴァンとガイヤルド第二番、「戦い」〜第一曲「フルートと太鼓」、「かくもワイルドな森よ」「乙女の歌」「ジョン、さあキスして」で、ピアノはキット・アームストロング(NML)。上のモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ、カピュソンはもちろんすばらしいのだが、ピアノのキット・アームストロングという若いのがなかなか生き生きとしていてよかったので、ソロ・アルバムを聴いてみた。バードとジョン・ブルのアルバムから、バードの部分を聴く。バードというとわたしにはグレン・グールドの録音くらいしか印象に残ったものは聴いていないのだが、ここでの演奏は悪くない。みずみずしさとバードの古風な感じがよく出ている。ブレンデルの弟子ということだ。 
米屋。餃子の王将
車外40℃の酷暑。なれど湿度は低めかも。

ウチのオミナエシ。もうそんな季節か。
老父の作ったスイカ、今年最後のを食う。今年のは甘くみずみずしく、いままでの中でも上出来の部類だったな。
冷房の効いた部屋で熱いインスタントコーヒー。
 
赤坂憲雄『災間に生かされて』を読み始める。我々のどうしようもない精神の貧しさ。
 

 
夜。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2011)第11話(最終話)まで観る。ラストも確かに感動的だけれども、予定調和なので、そこまでの過程の方がいい気がする。結局「超平和バスターズ」の皆んなの気持ちがバラバラで、だからめんまが成仏できなかった(と全員が考えた)、そこから皆んなの気持ちがひとつになるところで、実質的に物語は終わっているのだな。あと、この作品は OP、ED の効果が大きい。曲を聴いて思わずじんとくるところが多かった。夏に観るといい、傑作。youtu.be
配信では OP曲が「サークルゲーム」だったのだが、TV放映時はちがうんだな。「サークルゲーム」があまりにも雰囲気に合っていたので、ちょっと驚いた。
 
(後記。)この作品はめんまの成仏に向かう物語と、かつての仲良しグループ内の(恋愛要素の大きい)葛藤と和解の物語との、二つの軸があって絡み合っているが、そのどちらにフォーカスを与えるかで見方が変わってくるように思う。泣ける物語は前者だが、わたしは後者の方がより深いんじゃないかと感じた。