一年を簡単に回顧する

晴。
 
起きてから『君に届け』のタニザワトモフミの OP曲が頭の中をぐるぐる廻っているな。昨日アニメで何回も聴いたし、YouTube でも聴いたし。正直、曲だけではありがちなそれだけれど、サビはキャッチーで耳に残るし、アニメ OP として映像が付くと好きだ。
 
いい天気で40分散歩。頭がぼーっとしていてふらふら歩いていたから、写真なんて一枚も撮れないと思っていた。まあ、どうせ意味なし写真だけれど。

ユッカの花、らしい。







ヨモギ
 
昼から夕方までごろごろぼーっとする。
互いに浸透し溶け合う。
 

 
今年はどういう一年だったかな。ブログ本を作るようになったので、今年の上(かみ)四分の三は、ざっとブログ本を読み返してみた。
 一年の前半は印象として、アニメをたくさん観て、それと従来の自分を融合するのに苦労しているなあ、って感じ。それはまあ、なんとか消化したように思う。アニメについては、12.24 にごく簡単に振り返った。
 
夏が暑かった。それもあって、また思うところもあって、自室に引きこもっても安定するように、これも頑張ったと思う。で、それもまあ達成して、足が弱ったので、また外へ出ないとな。
 
七月の終わりくらいに転機があった。そして、十月十一月に田舎へ旅行することで、思想的に(?)得たものがある。日本人の創造性・多様性が次第に枯渇する中、東京への一極集中、「薄められた東京」化する日本の地方に、はたして文化的意義があるのか、というものである。これは、これからも意識することになっていくだろう。
吉野・明日香・興福寺家族旅行(第一日) - オベリスク備忘録
吉野・明日香・興福寺家族旅行(第二日) - オベリスク備忘録
近江・永源寺にて紅葉を見る / 地方消滅時代 - オベリスク備忘録
 
クラシック音楽は、何といってもアイスランドのピアニスト、ヴィキングル・オラフソンの発見だ。現在、世界でもっとも才能のあるピアニストだと思っている。モダンでもポストモダンでもない、本質的に新しい音楽家で、将来に期待している。
グレン・グールドの「インヴェンションとシンフォニア」、ヴィキングル・オラフソン発見 - オベリスク備忘録
ヴィキングル・オラフソンのゴルトベルク変奏曲を聴く - オベリスク備忘録
 
この一年で読んだ本は、130冊らしい。かつてよりは随分少ないが、冊数でいったら充分だと思う。問題は質で、あまり挙げたいような本がない。頑張って武満徹著作集を読み終えたのはよかった。あとは、若い人では、李琴峰さんの発見だろうか。ただ、この人はまだあまり読んではいないのだが。ああ、それから、大江健三郎の『同時代ゲーム』を読んだのは大きな読書体験だった。大江は来年も読みたい。
 忘れていた。種村季弘さんの『ヴォルプスヴェーデふたたび』と『ビンゲンのヒルデガルトの世界』は大物だった。
 

 
夜。
君に届け』第20話まで観る。サブキャラの話を引っ張るよな。話が進むのがじつにゆっくりだが、こういうの、悪くない。これ、いまなら「退屈」って怒られると思う。