こともなし

薄曇り。
詳述しないが、ノスタルジックな夢を見る。昭和の世界。いまもその気分の中にいる。
 
NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ協奏曲第四番 op.58 で、ピアノはルドルフ・ゼルキン、指揮は小澤征爾ボストン交響楽団NMLCD)。
 
 
昼飯の味噌汁の味噌が、今日から「茜八(あかはち)味噌」になった。先日、奈良へ観光しにいったとき、ホテルの売店で買ったもの。260年間続いている、奈良・田原本町の老舗味噌屋なんだってさ。2023.10.11 に道の駅で買った近江・甲津原(こうづはら)の味噌(味噌汁にするとめっちゃうまかった)よりも塩分が控え目、でもこれもおいしい。
 
県営プール。今日はめずらしく、高校(たまたま母校の後輩たちだった)の水泳部も来ていたりして盛況だった。
街路樹が色づいて美しい。特にいちょうには嘆息させられる。メモリアルセンターの北に、低く太い虹が出ていた。紫から赤まで、しっかり区別すれば七色あるかも知れない、と思ったり。
 
 
夜。
U-NEXT で『君は放課後インソムニア』(実写映画版、2023)を観る。監督は池田千尋。アニメがよかったのだが、確かに実写に向いている作品だと思ったので、映画版も観てみた。アニメはかなり原作(未見)に忠実だということだが、尺の関係で、映画版はどうしても無理があるよね。それを考慮に入れれば、映画もまあよかったと思う。主演のふたりが頑張っていて、この作品の雰囲気はよく出ていた。ただ、クライマックスの遺跡のシーン、合成があまりにもチープで、さすがにこれは醒めるという感じ。カメラも全体的にあんまりビシッと決まっていない。俳優は、中見を演じた奥平大兼って全然知らないが、なかなかだった。ヒロインの森七菜は、曲(まがり)ちゃんにはちょっとかわいすぎるくらいだったかも。いずれにせよ、繰り返すけれど、主役のふたりはよかった。映画全体としては、アニメよりも数等落ちるというところ。