こともなし

晴。いい天気。
 
NML で音楽を聴く。■バッハのブランデンブルク協奏曲第六番 BWV1051 で、指揮はベンジャミン・ブリテン、 イギリス室内管弦楽団NMLCD)。■ヤナーチェクの「草陰の小径にて」第二集で、ピアノはスラーヴカ・ペホチョヴァー(NMLCD)。
 
昼飯は生姜と桜エビの炊き込みご飯、ニンジンと大根の煮物、抜き菜の味噌汁、キュウリと茗荷のぬか漬という田舎飯で、めっちゃうまかった。
 
昼から銀行。米屋。餃子の王将。肉屋。
 
 
大城立裕(1925-2020)さんの私小説集『あなた』を読み始める。大城さんは沖縄の芥川賞作家で、本書は玄侑さんのエッセイを読んで、読んでみる気になった。表題作を読み終える。90歳を越えて、長年連れ添った妻を亡くす話。淡々と静かにかつての幸福や悔いを描いていて、長年夫婦として連れ添うというのはこういうことか知らんと、結婚というものができなかったわたしは思う。最後は奥さんに少し認知症が出、あまり周りのことがわかっていないようだった。
 芥川賞受賞作の『カクテル・パーティー』も、読んでみようかなという気になった。公務員生活と作家の二足のわらじを履きながら、沖縄で書き続けた作家だという。

書いた小説を十年寝かすエピソードが表題作にあり、すごいことだと思った。そんな作家も居るのだな。