一年の回顧

曇。
 
NML で音楽を聴く。■モーツァルトのピアノ・ソナタ第十八番 K.576 で、ピアノはカール・ゼーマンNMLCD)。
 
昼食前、30分散歩。

ツルウメモドキというらしい。


小鳥をいろいろ見た、撮れなかったけれど。
 
昼。
ぼーっとする。
 
ヘルマン・ワイル『シンメトリー』にざっと目を通す。

 
『東方キリスト教の世界』の続きを読む。東方キリスト教というものを知らない人もいるかも知れない。ギリシア正教ロシア正教とも呼ばれたりする。古代ローマ帝国は三世紀に東西に分割され、東ローマ帝国の首都はコンスタンチノープルに置かれるが、四世紀に東でキリスト教が国教化される。十一世紀に西のカトリックと東の正教会が分裂し、その東側がここでいう「東方キリスト教」というわけだ。プロテスタントも東方キリスト教とは見做されない。日本ではカトリックプロテスタントほど、正教会は知られていないように思える。歴史的には中東や東欧、ロシアなどに浸透したが、いまはロシア正教会が最大なのかな。かつての中心であったコンスタンチノープルは、十六世紀にイスラム化してイスタンブールになっている。(以上、ひどく雑な説明であることは、言うまでもない。)
 
夜。
未確認で進行形」(2014)第12話(最終話)まで観る。何がおもしろいのかよくわからないといえばそうだが、楽しんで観てしまった。ストーリーはないようなもので、ひたすら小紅ちゃんでまったりするアニメ? OP なかなかよろしいんじゃないでしょうか笑。 

 
今年はどんな年だったかな。天下国家でいうなら、ウクライナ戦争(2.24~)、また国内ではあいかわらず我々日本人の精神の貧しさぶりが際立った年だった、となるかも知れないが、そういうことはエラい人たちにまかせておこう。
 
そうさね、展覧会なら、6.23愛知県美術館での「ミロ展」だったかな。そうそう、『コレクション瀧口修造』は、図書館から借りてがんばって五冊読んだらしい。あとは、4.6 に「ゴッホ展」、また 9.7 には近くの美術館をはしごしたりしたこともあったっけ。
 
アニメはどうだろう。ただひとつというなら決まっている、「輪るピングドラム」(2011)ですね。これまで観たアニメの中で、もっとも作家性の強い作品だと思った。監督は幾原邦彦。それと、U-NEXT を利用するようになったので、それもあっていろいろ観たな。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」(2018)とか、「ホリミヤ」(2021)とか、「中二病でも恋がしたい!」(2012)とか、「サマータイムレンダ」(2022)あたりが、記憶に残っている。劇場版SAOも映画館まで行って観ましたとも。それから、マンガだけれど、「その着せ替え人形は恋をする」(2018-)は Kindle で購入してめっちゃハマった。
 
音楽? まー NML であいかわらずバカのひとつ覚えみたいにクラシックばかり聴いていましたね。毎日聴きすぎて、これっていうのはないんだけれども(そういや、ピアニストのゲザ・アンダとカール・ゼーマンを発見したか)。ポピュラー音楽はあまり聴かないけれども敢て挙げておけば、やくしまるえつこ相対性理論かな。それから、それほどは聴かないけれど、Eve とか。これは MV がいいというところはある。
 
本はブログ日記から Ruby で取得してみたら、この一年で144冊だって。かつてより随分減ったとはいえ去年よりは多いし、そんなに読んだかなって感じ。もう、自分では本を読まなくなった、なんとか読んでるって思っているので。伊藤比呂美さんは、やっぱり五冊も読んでいるんだよね。他に、何か特にこれって、あったっけ?
 
ほとんど絶望的ではあるのだけれど、あきらめちゃダメだよね。12.24 に第二の出発点に立ったことでもあるんだし。しかしいまさら出発点って、ほんともう老年が見えているんだが。さて、これからどうなるか、展望はまったく利かないが、ますます「言葉によって沈黙する」という気持ちは強くなっている。
 
まあ、そんなところ。