高橋英夫『小林秀雄 声と精神』 / 「ニッポン無責任時代」(1962)を観る

曇。
(寝ているときに見る)夢がアニメ化していっているのを感じる。そりゃこれまでの人生経験を不断に解体し、新しいものはアニメを多く入れていれば、そうなるよな。それがいいこととは全然思わないが、まあいまのところ仕方がないかなという感じ。幼稚化。もっとも、夢がアニメ化しているといっても、夢はブリコラージュだから、素材としてアニメが使われているだけで、わたしの人生が問題になっているにはちがいないわけだけれども。アニメとしての象徴を理解するのがむずかしい。
 
スーパー。ガラポン抽選会でペットボトルのお茶を一本当てる(笑)。
 
 
このところ、YouTube では「シャニマス」(「アイドルマスター シャイニーカラーズ」)プレイ動画を時々観ている。アホか。音楽ではやくしまるえつこ相対性理論の MV がレコメンドで出てくれば、時々観る(聴く)。やくしまるえつこ相対性理論は、CD を聴いてみようかなーと思ったり。玄侑さんの視聴回数1,000回にも届かない(その割によく更新されている)動画も、時々観る。いや、玄侑さん、それはかしこすぎる現代人にはバカにされるだけで、なかなかわかりませんよ、しかしえらいなあと思いながら観る。今日観た玄侑さんの動画は「植物の覚悟」という題だった。そりゃわかりませんて。
 
 
NML で音楽を聴く。■シューベルトのピアノ・ソナタ第十四番 D784 で、ピアノはエリック・ルー(NML)。よい。特に第一楽章。2022年1月の録音。

エリック・ルーは17歳でショパンコンクール4位の有望若手ピアニストといわれているが、NML で聴けるかつてのアルバムをいろいろつまみ食いしてみても、いくらでも存在するただそこそこの才能、っていうところを出ない。上の最新録音とは雲泥の差。上はたまたますばらしい演奏になったのか、それとも化けたのか。
 
 
冷たい雨。
カルコスへ行く。ちくま学芸文庫2冊購入。伊藤俊治『20世紀写真史』はもっていて読んだが、増補版が文庫本で出たので。それから、ヘルマン・ワイルの『シンメトリー』。名著といわれる。ワイルは20世紀の大数学者で、物理学にも深く通じた碩学だった。物理学では確か、ゲージ場の理論の先鞭をつけたのだったと思うが、もう忘れてしまった。いまでは、大学で学ぶ数学・物理学のほとんどが、自分の頭の中で薄ぼんやりとしている。
 新書本で、岩波新書の『ジョン・デューイ』。先日読んだ鶴見俊輔に、デューイが言及されていたっけ。
 
 
図書館から借りてきた、高橋英夫小林秀雄 声と精神』(1993)読了。 
綿矢りさ『私をくいとめて』を読み始める。
 
夜。
U-NEXT で「ニッポン無責任時代」(1962)を観る。