こともなし

曇時々晴。
心の奥にすごく冥いものがある。何かよくわからない。
 
時雨れる。
スーパー。物価高を実感する。食料品が確実に一割、ひょっとしたらもっと高くなっている感じ。
 
いまさら「日本はダメになった」「没落した」とかいっている人たちは、何年か遅いんじゃないかな。それに、そういうことを声高にいっている人たちが「日本をよくする」ことなど、まずあり得ない、どーでもいいけれど。精神が貧しすぎるんだよ。そもそも、「日本」がダメになってるんじゃなくて、我々「日本人」がダメになってるんだろ。
 
昼。
NML で音楽を聴く。■ルーセル交響曲第三番 op.42 で、指揮はシャルル・デュトワフランス国立管弦楽団NMLCD)。ルーセルは聴いたことがないと思っていたけれど、この曲の印象的な冒頭は聴き覚えがあった。デュトワルーセル、最近でいちばん異物感のある音楽。■バルトークのピアノ協奏曲第三番で、ピアノはゲザ・アンダ、指揮はフェレンツ・フリッチャイ、ベルリン放送交響楽団NMLCD)。■プロコフィエフのピアノ協奏曲第二番 op.16 で、ピアノはユンディ・リ、指揮は小澤征爾ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団NMLCD)。名演。ユンディ・リにも小澤征爾にもベルリン・フィルにも圧倒された。2007年5月の録音、ユンディ・リは当時21歳か、硬質のピアニズム、またちょっと信じられない巨大さだな。
 
外でウチの金柑を捥いで食っていたら、1m ほどのところに橙色のジョウビタキがやってきて、ヒッ、ヒッ、ヒッと鳴いている。ちっとも逃げていかないで、ちょろちょろと動いているのだ。
 
武満徹の「秋庭歌」で、演奏は宮内庁式部職楽部(NML)。皆んな武満さんにもっと驚いていい。

 
 
夜。
夕飯はすき焼きでやんす。
 
未確認で進行形」第9話まで観る。