玄侑宗久&大竹稽『むすんでひらいて』

未明に目覚める。また灯りを点けたまま眠ってしまった。気分がすっきりしない。エアコンもつけっ放しだったので、暖房を切って部屋を暗くしてうとうとする。半睡半醒、結局、八時くらいまでそのままでいた。
晴。
 
昼から県営プール。時雨れる。今日は温水がお湯だった。これが気持ちいいんだよなー。廊下は寒いけれど。
 
 
玄侑宗久&大竹稽『むすんでひらいて』(2024)読了。前にも書いたが、往復メール対談、みたいな本。大竹稽さん(1970-)というのは「哲学者」としてあるが、元々東大理三入学のたいへんな秀才のようで、ただ予備校講師(アルバイトだったのだろう)をしていたときになついていた教え子が自殺して、人生が一変してしまうという体験をされたらしい。その後の人生で玄侑さんと出会い、本書では教えを乞う、という感じで対話役をつとめている。
 本書では、その(教え子の自殺)体験を核として、仏教を中心に科学、(西洋)哲学、現代世界まで、様々なことが語られる。そんなにやさしい本ではまったくないが、語り口はくだけていて、ことさらに難解ぶるのとは正反対なので、誰にでも読めるといえば読める。ただ、自分の頭のよさや知識の量に自信をもっているような人や、「論破」が得意な人には、バカバカしいと思われるだろうから、そういう人は読む必要がない。人生に真摯である人には、宝物の詰まった本であるといおう。

 
夜。
寝ころがって iPad miniシューマンのヴァイオリン・ソナタ第一番を聴く(NML)。ヴァイオリンのソフィー・ワンというのはまったく知らない、台湾出身で現在二十代半ばという。
 
シューマン:子供の情景 | ティファニー・プーン(ピアノ) - YouTube
2024.1.14 に「ダヴィッド同盟舞曲集」を聴いたティファニー・プーンの、「子供の情景」。シューマンのファンタジーがよく出ていて、感心した。いい演奏。iPad mini の低音質で視聴しました。
 
 
ゴブリンスレイヤーII』第9話まで観る。