晴。
三島由紀夫『夏子の冒険』読了。我儘お嬢様の冒険物語という、通俗的エンターテイメントとしか云いようのないものであるが、楽々と、きちんと造りこんであるのはさすがだ。こういうのを読んでいると、三島はやはり、お話を書くのが本能的に(?)好きだったのだな、と思う。そして、ラストがきちっとあざやかに決っているのが三島らしい。
- 作者: 三島由紀夫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1960/04/10
- メディア: 文庫
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晴。
三島由紀夫『夏子の冒険』読了。我儘お嬢様の冒険物語という、通俗的エンターテイメントとしか云いようのないものであるが、楽々と、きちんと造りこんであるのはさすがだ。こういうのを読んでいると、三島はやはり、お話を書くのが本能的に(?)好きだったのだな、と思う。そして、ラストがきちっとあざやかに決っているのが三島らしい。