豊崎由美『ニッポンの書評』/許六 去来『俳諧問答』

晴。

豊崎由美『ニッポンの書評』読了。これは刺激的な本だが、ブログ書評のひどさに怒っておられるのにはガクブル。まあ当ブログなど書評ブログでもなんでもなく、ただの読書メモだが、著者の営業妨害にならないようにというのは、肝に銘じたい。ただ、読んでいて腹が立って、つい否定的なことを書きたくなるときは迷うのだよなあ。気をつけよう。それから、本書は書評というと小説の書評ばかりが問題になっているが、ノンフィクションや学術書についてはどうなのかなども、対象にしてあるともっとよかった。
 ちなみに、自分は書評を読んで本を買うことはほとんどない。どうしてかと考えるに、自分は本を読むというよりは、著者を読むからかなあと思う。この人の本だから読む、といったような。違うかな。

ニッポンの書評 (光文社新書)

ニッポンの書評 (光文社新書)

許六 去来『俳諧問答』読了。許六は(というか俳諧自体)よく知らないのだが、何という自信家。自分で芭蕉を超えたとか云っている。其角形無し。
俳諧問答 (1954年) (岩波文庫)

俳諧問答 (1954年) (岩波文庫)