こともなし

晴。暑くも寒くもない、いちばん過ごしやすい季節。
 
昼から県営プール。片腕が付け根からない男性が泳いでいた。
 
インスタントコーヒーをちびちび飲み、うすピーナをぼりぼりかじりながら夕方までぼーっとして過ごす。

庭の白い秋明菊

外へ出たら何箇所か蚊に喰われた。涼しくなってからの方が、しつこいような気もする。
 
夜。
YouTube で角野隼人と N響(指揮は尾高忠明)の共演をつまみ食いしてみた(動画)。「かてぃん」として YouTube の人気ピアニストで、ショパン・コンクールにも出ているが、わたしは初めて聴く。曲はド定番のショパンのピアノ協奏曲第一番で、第一楽章8分、第二第三楽章は3分くらい聴いてみた。iPad のスピーカーで聴いたこともあり、こんなのできちんと評価できるものではないが、その限りでは、ごくふつうの、よくも悪くもない演奏だと思う。というか、この曲はもう、大ピアニストたちのすごい演奏が録音で大量に残っており(もちろんわたしが聴いたのはそのほんの一部でしかない)、これで勝負するのはむずかしいわけだが、それを措いてもごくふつうではないか。この曲は終楽章の冒頭に特に注目するが、そこでも才気のようなものは見られなかった、って感じ。別に disるわけじゃないですよ、そもそもつまみ食いしただけだし、これでわかってしまうというものではない。なお、尾高忠明は通常運転だが、さすがにキビキビしていて聴かせる。2023年7月のライブ録音。
 
風呂で「ユンディ・リショパンはどうだったかな」と思い、出てからピアノ協奏曲第一番を iPad でちょっと聴き始めたら(NML)、あっという間に最後まで聴いてしまった。きらめくような美しい硬質のタッチであり、特に第一楽章など、メロディの切なさに胸が苦しくなるほど。全体としても、トップレヴェルの名演だと思う。2017年の録音、オケはワルシャワ・フィルの弾き振り。

Chopin: Piano.. -Digi-

Chopin: Piano.. -Digi-

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たまゆら~hitotose~』第4話まで観る。