李良枝『ことばの杖』 / 「ニセコイ:」(2015)を観る

曇。
そういや昨日、車庫のところで蟻が大行列を作っていた。いつ以来だろう、長いことそんなもの、見ていなかったよな。ってさっきダンゴムシを見かけて思い出した。
 
家のまわりをたくさんのトンボが乱舞していてすごい。アキアカネかな?
スーパー。涼しい。にわか雨。
 
昨日読んだ、内田樹現代日本についての認識。政治→クソ。経済→没落。学問→凋落。教育→まちがってる。大人→幼稚化・単純化若い人たち→がんじがらめに身動き取れなくされている、学力は低下する一方。少子高齢化→既定事実。全領域においてアメリカの属国。――おっしゃることはわかる、まあ確かにそうかも知れないんだけれどさー、なんつーか…。俺みたいなバカは、こういうことばかりいわれると、元気なくなっちゃうんだよねえ。バカでゴメンって感じ。
 

 
昼。晴。
NML で音楽を聴く。■バッハのチェンバロ協奏曲 ニ短調 BWV1052 で、ピアノはマーティン・クレット、他(NMLCD)。ピアノ+弦楽五重奏による演奏。カッコいいですよ。
 
珈琲工房ひぐち北一色店。李良枝(イ・ヤンジ、1955-1992)さんのエッセイ集(2022)を読み始める。わたしごときには語れない作家だが、「わたしは朝鮮人」と題された、著者が20歳までの生い立ちの記は、特に読み応えがあった。李良枝さんはわずか37歳で亡くなり、それから30年以上が経ったが、いま再評価されている。残るものは残る、いってしまえば当たり前のことだが、そのことを強く感じさせる。
 それから、本書で対談をされている大庭みな子さんは、どういう作家なのだろうと思った。読んだことがないが、少し気になる。
 
ごそごその庭。

 
図書館から借りてきた、李良枝『ことばの杖』読了。言葉を失う。

 

 
夜。
ニセコイ:』(2015)第12話(最終話)まで観る。1期もおもしろかったけど、2期はほんとセンスがいい。コメディと恋愛パートのブレンドが絶妙。あんまり深刻にならずに、切ないような感情がよく出ていた。よく出来ていたから、1クール全12話だけなのが残念だったくらい(小野寺妹とか、原作ではさらに活躍しているんじゃないだろうか)、もっと観ていたかったな。残りの2期 OVA が楽しみ。評価サイトを見てみたんだけれど、皆んな2期の評価、あまり高くないね。コメディを増やしたのがお気に召さなかったみたい。なるほど、そーなんだ。それから、制作は3期前提で作っていたのに(ほとんど活躍しない新キャラがいる)、実際は3期はなかったというのも、そうなんだろうなあ。