こともなし

日曜日。晴。
 
午前中、ごろごろ。
 
 
昼から外出。始めはひぐちへ行こうと思っていたのだが、何となく少し遠くへとコメダの岐阜駅東店まで行ってみる。でも、さらにもう少しという気になり、カーナビで調べてコメダの岐阜柳津店へ。岐阜県庁の近くの、田んぼの中で、人が少ないのではないかと予想していたが、全然そんなことはなかった。わたしが座ったあともどんどんお客さんが来て、満席状態に。コロナウイルス大丈夫かよとちょっと落ち着かないが、まあ仕方がない。
 たっぷりアイスコーヒー580円。『武満徹著作集4』の「音・ことば・人間」を読了、「オペラをつくる」を読み始める。武満さんと大江健三郎の対談集で、そうか、武満さんはオペラを創ろうとされていたのか。でも、実際は(手をつけられたのかも知らないが)完成しなかったよね。その「オペラ」を作るということに関して、長い対談が行われているのである。当たり前かも知れないが、大江健三郎、さすがという感じ。ロジック以上に、おつゆたっぷりジューシーというか、栄養のある中身がいっぱいに詰まっているという、感覚的印象が強く持たれる。なんか、武満徹大江健三郎、それから山口昌男は近かったというイメージがあるが(例えば、「へるめす」って雑誌があったよね)、彼らの時代、みたいなことにはなっていなかったような気がする。山口昌男などは、もはやあんまり顧みられていないようで、さみしいことだ。大江さんもまだ御存命なのにもかかわらず、既に何も発言されることはないし。たいへんな実力者たちだったので、いまから思うと飛び抜けているな。我々は何でこう小ものしかいないんだろう、ってわたしなぞがいう(こればっかり)のはアレすぎるが。

外気38℃あるけれど、車でスイーって行く。広い国道21号から見る、青い空ともくもくした白い雲があざやか。
 
夜。
「鎌倉殿の13人」を観る。
 
「青ブタ」桜島麻衣篇、古賀朋絵篇を観返す。