徒労

曇。
昨晩は頭が興奮していてなかなか寝付けなかったので、眠い。
 
ネットの世界(だけではない、いまやコミュニケーション空間全体)は、底の浅い人工物が無数の鏡に無限に反射し合っていて、まったく意義というものを消失している。それが現在における「幼稚」ということだ。我々は、鏡を割り、原初的世界(=リアル)を取り戻さねばならないのだが、しかしそういうわたしの考えと試みもまた、無限に反射して無意味化していくだけである。まったくの徒労。この袋小路から逃れることは可能なのだろうか。我々はホワイトノイズと化していくしかないのか。
 
やはり、「言葉によって沈黙していくこと」というわたしのスローガンはそれなりに有効なそれだとは思うが、端的にいって矛盾したそれであり、可能であるとしても限りなく漸近していくしかないというようなものだ。徒労感でメゲそうな感じがするよ。まあ、まだまだ未熟だから仕方ないのだが。
 

 
昼からミスタードーナツ イオンモール扶桑ショップ。もっちりフルーツスティック シナモン+ブレンドコーヒー429円。河出の世界文学全集の『苦海浄土』を読み始める。いわゆる第一部は既読であるが、最初から読み直してみる。案の定、よく覚えていなかったので、ちょうどよかった。このエディションで700ページ以上あるので、先は長いが、何とか貸出期間中に読み終えたい。

 
苦海浄土』を読む。第一部読了。
 
夜。
『その着せ替え人形は恋をする』Kindle 版を買って読む。