家族で美濃市の大矢田神社とうだつの町並みへ

紅葉目当てで、家族で美濃市大矢田神社へ行ってきました。車で40分くらいかな。

大矢田神社はもともとは泰澄大師が八世紀に開いたとされる寺らしい。十六世紀に戦火で多くを焼失。神仏習合で、明治になって神社だけ残された。この時期は紅葉で有名。


楼門。明らかに寺である。仁王さんもいる。

何かキモいものを発見。(マムシグサの実らしい。12/6記)
随分と階段を登らないといけない。

拝殿(重文)。
ここには「ひんここ祭」というのが室町時代から伝わっていて、何でも須佐之男命の大蛇退治を演じるという。ここに写っているのは、そのときに使われる人形。どうして岐阜県須佐之男命なのかは知らない。

本殿(重文)。


美濃市中心部は古い町並みが残っていて、「うだつの町並み」として知られている。うだつとは「うだつが上がらない」のうだつで、火事の際、類焼を防ぐための昔の防火設備である。お金がなくてうだつが作れないと、「うだつが上がらない」というわけ。美濃市はかつて美濃和紙の生産で栄えたので、うだつを備えた立派な家が多いのだ。

新しいシェアオフィスの試みで、和風を意識した作りになっている。


町並みはこんな感じ。

この仕切りのようなものが「うだつ」。
おばあさんがひとりでやっている小さなお店でラーメンを食い、町を散策する。



美濃和紙による照明器具のお店。

美濃和紙のお店。


立派なうだつ。

重文の小坂家。造り酒屋です。

前から美濃市のうだつの町並みは見てみたかったのだが、なかなか雰囲気があり、生活感もしっかりあってよかった。この前の飛騨古川といい、岐阜県にもまだ小さくてよい町が残っているな。このあと、道の駅「美濃にわか茶屋」に寄って五平餅を食ったりして、国道156号をずっと南下し、昼過ぎ三時前に帰宅。


日の入り後、部分月食を見る。全体の98%が欠けるという、ほぼ皆既月食に近いものだった。