家族で西濃の三重塔を訪ねる

晴。
いまから大学に入り直した夢を延々と見る。若い人たちの間におっさんひとり。寮というわけでもないのに共同生活。細部は忘れたが、めずらしい夢だった。フルカラー。

先日、種村季弘さんの小旅行記読んだときに、西濃(美濃西部)のある神社が紹介してあった。神社なのに何故か十一面観音を蔵していて、それは秘仏で残念ながら見られないが、三重塔もあるという。西濃の小神社なら三密もないだろうと、不要不急の日帰り旅行に行ってきました。

九時半頃に自宅を出て、国道21号を一時間ほどずっと西へ、関ヶ原近くの垂井の真禅院をまず訪れる。ここは美濃一宮である南宮大社の神宮寺で、重文の三重塔をもつ。

真禅院。

本地堂。建物は重文であるが、外壁が新しく塗り直されてある。

ここでたぶんいちばん古いのがこの梵鐘であり、奈良時代のものであるという。古い様式が貴重であり、撞かないように国から指導があったというのがおもしろい。
真禅院の三重塔。江戸初期のもの。重文。

すぐ近くの南宮大社へ。上にも書いたとおり、美濃一宮である。


見てのごとく、大きな神社。よくは知らないが、鉄の神様として有名だそうである。この地方の名山として伊吹山があるが、その「いぶき」とはタタラに関係があるともいう。

20分ほど国道を戻り、大垣市内の蕎麦酒井亭にて昼食。ここは老舗でにしんそばが有名なので、冷たいにしんそばを注文する。にしんが甘くやわらかく、おいしゅうございました。

大垣から北上。曽根城公園に寄って花菖蒲を見る。

さらに北へ、大野町の日吉神社へ。ここが、最初に書いた三重塔があるところ。
三重塔。1500年頃の造営で、稲葉一鉄の修復に係るという。檜皮葺で、なかなか立派だった。これは満足。
神社で三重塔とは奇妙であり、十一面観音(秘仏)を所蔵していることからも、神仏習合の関係だと思う。かつての僧房跡らしきもいくつかあった。


日吉神社社殿。ここも檜皮葺だが、かなり傷んでいる。修復のための予算がないのだろうな。

疲れたので、近くの道の駅「パレットピアおおの」に寄る。ソフトクリームや水分補給、買い物など。

帰りに米屋に寄る。あと、「餃子の王将」にて生餃子三人前テイクアウト。三時過ぎ帰宅。

気温は30℃以上で暑かったし、ひさしぶりの遠出で疲れたが、初見の三重塔が二つも見られて、楽しかった。いやもう、不要不急の外出なしでは、頭が煮詰まってやっていけませんよ。