石本正の生誕100年回顧展

晴。

NML で音楽を聴く。■リゲティの練習曲集第一巻で、ピアノはキャシー・クリエ(NML)。

■バッハの「二声のインヴェンション」で、ピアノはアルド・チッコリーニNML)。

 
スーパー。ガソリンスタンド。

昼からひとりで、一宮市三岸節子記念美術館へ石本正の生誕100年回顧展を見に行く。いい天気で運転するのが楽しかった。
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石本正(1920-2015)は日本画家で、わたしはよくは知らないが、この回顧展を見る限り、女性像に尽きると思う。若い頃から、女性像は魅力的だ。着衣でも匂い立つようなエロティシズムを感じるし、裸婦はさらである。中年の頃(昭和四〇年代)の、祇園の舞妓を描いたシリーズが、代表作なのではないか。個人的には、わたしが若い頃に画集で見て惹かれた、上半身をはだけた舞妓立像二枚があって、感慨深かった。この二枚の舞妓は、自死する少し前の川端康成観音菩薩になぞらえたという、エロティックなものである。というのはおかしな文章かも知れないが。仏様がエロティックだというのはね。
 常設展の三岸節子も見たが、わたしはこの人はそれほどとは思わない。失礼ですが。でも、いずれにせよ、田舎では絵を見る機会などあまりないので、ありがとうございますという気持ちは常にもっている。