ルシア・ベルリン『すべての月、すべての年』

晴。今朝は随分と爽やか。
昨晩は平田精耕老師を読んで寝た。
 
モーツァルトの「ジュノーム」ピアノ協奏曲 リヒャルト・シュトラウスの組曲 op.4
 
昼食は冷やし中華。昨日は半田めんだったし。
老父の作ったスイカをデザートに食う。雨で割れてしまっていたのだが、なんとか食べられてよかった。
キュウリやインゲンが穫れすぎて、どうしようかと老母が悲鳴を挙げている。まあ、いつも穫れ出すとこんなものだが。
リヒャルト・シュトラウスのソナチネ第一番「傷病兵の仕事場より」
昼寝。
 
 
図書館から借りてきた、ルシア・ベルリン『すべての月、すべての年』読了。おもしろかったし、よい短篇集だった。ただ、ここで書いたとおり、何不自由ない(?)境遇でルシア・ベルリンを読むということに、セレブの消費感(笑)とでもいうような後ろめたさを感じないわけにはいかないが。どん底の他人を覗き見る楽しみ、みたいなものがあるとすれば、やっぱりそれはあんまりよいものではないような気がする。わたしは「笑ってみせてよ」みたいな短篇が好きだ。たぶん、ちょっとセンチメンタルな、現実にはあり得ないお話が、好きなわたしのナイーブさなのだと思う。本書のほとんどは、ドライすぎるほどドライなスピリット(酒)だ。ま、いずれにせよ、これほどレヴェルの高い文学であるのだから、いろいろな読み方があっていいのでしょう。

 
NML で音楽を聴く。■ブラームスの二つのラプソディ op.79 で、ピアノはアルド・チッコリーニNML)。

 
夜。
ノーゲーム・ノーライフ』(2014)第4話まで観る。なかなかおもしろいし、笑えるな。しかし、何か僕の観るアニメ、松岡禎丞さんと遭遇しすぎるんですけど。
 
「俺ガイル」3期をつまみ食いして観返す。三人で過ごす日々が大切すぎて、三角関係を終わらせられない、って話だな。めんどうくさすぎる子供たちがいい。しかし、作中で子供たちが思っているほど、大人は実際には大人でないというか、大人だって全然何にもわかっちゃいないのだ。少なくともわたしは、そのうち老いというこの歳になっても、人生とかちっともわかった気がしない。一見わかっているような言葉は吐けるようになったかも知れないが。