こともなし

晴。

ごろごろする。

昼から県図書館。コロナ禍のせいでまた長期休館になってしまったので、返却と予約本の借り出しだけしてくる。
ミスタードーナツ バロー市橋ショップ。ホット・セイボリーパイ BBQフランクフルト+ブレンドコーヒー495円。種村季弘対談集『異界幻想』を読み始める。種村さんの博識。宮田登さんとの対談に「女の宗教」という語が何度も出てくるのだが、これには多少違和感がないでもなかった。古代の卑弥呼とか、沖縄のノロみたいな女性シャーマンか、それとはまた別のマリア信仰、(女性としての)観音信仰みたいなのなら、わかるのだが。大地母神というのは「母」だからもちろん女性だが、「女の宗教」とはちがうよね。他に、「女の宗教」というのがどれくらい考えられるのかな。「女の密儀」という語もあったと思うが、密儀というのは基本的に男性のものというイメージがある。女性は大地と繋がっているので、本質的欠如のある男性とちがって、基本的に(シャーマンとして以外に)密儀を必要しないのではないか。もっとも、現代においては女性は男性同様、円満な存在ではなくなっているけれども。
 種村さんは、女性神のトライアード、出産、死、再生を挙げておられるな。これはまさにイニシエーションそのままなのだが、女性神の権能といっていいのだろうか。

男性は炊事はしたけれど、洗濯はしなかったという説は、ホントかなあという感はあるがおもしろかった。かつての井戸端会議というのは、女性のものだったと。荷風も洗濯はしなかったらしい。昔話でもおばあさんは川へ洗濯に行くしな。しかし、『ゼロの使い魔』の才人は、ルイズのパンティも洗ってるじゃん笑。もっと丁寧に洗えといって叱られたりしているし。いまだなあ。ははは。

夜遅くまで、『ゼロの使い魔』1期2期3期をところどころ拾い見(?)する。