石井好子『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』

晴。
音楽を聴く。■ベートーヴェン交響曲第三番「英雄」op.55(カラヤン1962)。素晴らしい「エロイカ交響曲の演奏だ。この曲がベートーヴェン交響曲の中の最高傑作だということを、遺憾なく示している。古典的名演だと云えよう。しかし、何という巨大さ。それが完全にコントロールされている。芸術のひとつの極致だろう。

相変らず、Yahoo!知恵袋の数学の問題を解くのにハマっております。
石井好子『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』読了。有名な料理エッセイの続編。自分はもちろん(?)料理はしないのだが、この本はおもしろい。ずっと、食べ物屋の待ち時間に読んでいた。著者は、日本人のシャンソン歌手の走りなんだよね。しかし、河出文庫らしい本だな。河出文庫は、自分には「澁澤龍彦」の河出文庫なのだが、そのせいもあって、いちばんオシャレな文庫だという印象がある。ドゥルーズがいっぱい入っていたりとかね。

東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)

東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)