菅原潤『京都学派』

晴。

NML で音楽を聴く。■バッハの平均律クラヴィーア曲集第二巻 ~ 第二十一番 BWV890 - 第二十四番 BWV893 で、チェンバロスコット・ロスNMLCD)。■ガルッピのピアノ・ソナタ ハ長調で、フォルテピアノはルカ・グリエルミ(NMLCD)。■バッハの半音階的幻想曲とフーガ BWV903 ~ 半音階的幻想曲で、オルガンはルカ・グリエルミ(NML)。この曲をオルガンで弾いたものは初めて聴いた。

■バッハの四つのデュエット BWV802-805 で、オルガンはルカ・グリエルミ(NML)。■ジョスカン・デ・プレ(1455-1521)の「僕のかわいい人」、「噂こそは災い」、「心惹くこの形見の衣よ」、「Belle pour l'amour de vous」、「ラ・ベルナルディーナ」(二つのリュート編)、「茂みのかげで、朝」で、指揮はジャン=クリストフ・グロッフェ、テレム(NML)。 
母診察。
肉屋。ドラッグストア。

ショパンの二十四の前奏曲 op.28 で、ピアノは小林愛実NML)。これは個性的なすばらしい演奏だが、その個性的であるということがわかりにくい、厄介なピアノだ。最初、小林愛実、どうしちゃったのかな、意外と平凡だなと思ってしまった。テクニックを誇示するところ皆無、タッチはやわらか目で、テンポはちょっと遅め。これでは成熟はしているが、耳を引きつけにくい。しかし、聴いているうち、個人的なことをいうが、わたしが統合に苦しんでいる現在的領域(マンガやアニメの領域といってもいいだろう)を、大きく包括し、そこでショパンを歌わせようということになっているのだとわかった。これを小林が意図的にやっているわけではないだろうが、自ずとそうなっていったのかな。しかし、小林愛実ショパン・コンクールに再挑戦するそうだが、ほんとこういう演奏はわかりにくいよ。理解され難いと危惧する。

 
昼。
ショパン前奏曲第二十五番 op.45、第二十六番 op.posth、ポロネーズ第七番 op.61、幻想即興曲 op.66 で、ピアノは小林愛実NML)。■ショパンのピアノ・ソナタ第二番 op.35 で、ピアノは小林愛実NML)。2017年の録音。これが子供のときから称賛されてきた小林愛実だ。上の演奏はこれとは全然ちがう。これを壊したのか。意図的なのかそうでないのか知らないが、尊敬したくなるね。勘違いかも知れないが、わたしと同じようなことをやっているよ。 
昼寝。

菅原潤『京都学派』読了。

 
夜。
ゆるキャン△』最終話まで見る。女子高生たちだけでゆるいキャンプをして、次第に仲良くなっていくというだけのアニメで、何がおもしろいのかわからないといえばそうなのだが、結構おもしろかった。ネガティブなところがまったくない、静かな作品でした。

養老孟司&中川恵一『養老先生、病院へ行く』

雨。

NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十一番 op.53 で、ピアノはスティーヴン・コヴァセヴィチ(NML)。

ジョン・ケージの「ファイヴ」、バーンスタインのミサ・プレヴィス、モートン・フェルドマンの「ロスコ・チャペル」、バーバーの「ストップウォッチと軍用地図」 op.15 で、指揮はマーカス・クリード、南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル(NMLCD)。すばらしい。

スーパー。雨あがる。

ラヴェル「鏡」で、ピアノはパスカル・ロジェNMLCD)。よい。


昼からミスタードーナツ イオンモール扶桑ショップ。エンゼルクリーム+ブレンドコーヒー418円。『武満徹著作集2』の続きを読む。武満さんの文章に、生き返るような心地。

帰りに、愛知県一宮市の「138タワーパーク」に寄って散歩。ここは国営木曽三川公園のひとつ。気温は33℃くらいだったが、もう日差しがだいぶ弱くなったので、歩けないことはなかった。あまり蒸し暑くもないし。

ツインアーチ138。138というのは「いちのみや」のことで、高さがたぶん138mあるのだろう。



何かオブジェ。


森の中に展望台がある。

登ってみた。こちらが自宅方向。




タワーには結局上らなかった(大人一人500円)。公園は思っていたよりフォトジェニックでなかったが、森みたいなところもあって散歩するにはわるくない。秋のよい季節になったら、また歩いてみるかな。
15時頃帰宅。

かかりつけ医。

夜。
図書館から借りてきた、養老孟司&中川恵一『養老先生、病院へ行く』読了。養老先生が心筋梗塞で死にかけたお話。それとはあまり関係がないのだけれど、あと、老化は病気なんだってことが、アメリカでわかったそうである。だから、「老化という病気」を直せば、百歳くらいまで生きられることがふつうになるんだってさ。いまの「アンチエイジング」の延長線上にある話だ。

 
夜。
進撃の巨人』第20巻まで読む。

高橋源一郎『たのしい知識』 / 広中平祐『学問の発見』

曇。

RubyAtCoder

昼から強い雨
米屋。

高橋源一郎『たのしい知識』読了。

 
サブ機の Ubuntu 20.10 を 21.04 にアップグレードする。今ごろだけれど。

『ロード・ジム』を読む。半分くらい読み終わった。

夜。
少し気が楽になってきたので、広中平祐『学問の発見』を通読する。広中先生は、フィールズ賞も受けた世界的数学者。なのであるが、自分は天才や飛び抜けた秀才ではない、と仰る。努力の人だと。さて、それを文字どおり受け取ってよいものか知らないが、確かに、天才や秀才の本にはなかなかない感銘を受けた。人生の知恵というようなものを素直に感じさせる本で、まさに若い人が読むとよいが、おっさんにもおもしろかったですよ。数学というものをやってきて、そこから先生は生きるということも深く考えることになった。そして「創造」こそが生きる最大の喜びであると。もちろん先生のように世界的数学理論を創造することはほとんどの人には無理だが、ふつうの人にも生きる上で、その人なりに「創造」は可能であると。それが信じられればよいが、さて、どうなんだろうね。先生の仰りたいことはよくわかる。

こともなし

晴。

朝から三井山公園あたりで散歩。涼しくなってきた。
























 
スーパー。

昼から曇る。
車で40分ほどかけて、コメダ珈琲店岐阜笠松店へ。たっぷりブレンドコーヒー530円。種村さんの『詐欺師の勉強』の続きを読む。

県境を跨いで、BOOKOFF一宮尾西店へ。五、六百円程度の新書本四冊と、110円本数冊購入。司馬さんの処女出版である、『ビジネスエリートの新論語』(再刊本、元本の題名は『名言随筆サラリーマン』だそうである)が110円でころがっていたので、拾ってみた。

高速道路一区間と国道22号を経由して帰る。TSUTAYAに寄ってマンガを借りた。帰宅17時。

辻井伸行を聴く

日曜日。晴。

NML で音楽を聴く。■ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番 op.18 で、ピアノは辻井伸行、指揮は佐渡裕、ベルリン・ドイツ交響楽団NML)。最近ではこれほどの射程に出会ったことがない。というようなことをわたしごときが言うのは烏滸がましいのだが。佐渡さんも、小澤征爾以降最高の日本人指揮者(もちろん、日本人と限定すべきレヴェルではないけれども)だということを確認した。辻井君は NML ではあまり聴けないけれど、佐渡さんはたくさん聴けるから、もっと聴いてみないとな。

Piano Concerto No 2/Liszt

Piano Concerto No 2/Liszt

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ショパンの練習曲集 op.10 で、ピアノは辻井伸行NML)。コンクール予選の録音。昨日 iPad mini で聴いていて、どの演奏を聴いてもその「深さ」に感銘を受けたのだが、あらためて NML で聴き直してそれはまちがっていなかったことを確信した。辻井君は技術もすばらしいが、コンクールの他の出場者も皆んなすごい技術をもっているのであって、でも「深さ」で辻井君に匹敵する奏者はいなかったのである。でも、たんに「深さ」だけでなく辻井君は全方位に突き抜けているのであって、正直言ってわたし程度にはその限界はわからない。それから、音楽そのものと言いたい、演奏の誇張のなさ。どういう曲を聴いても、じつに「自然」な演奏のように聴こえる。へんな話だが、「自然に演奏しよう」とすら考えていないかのよう。まさに、純粋に音楽が鳴っているという感じ。ショパンの「子守歌」 op.57 で、ピアノは辻井伸行NML)。■ドビュッシーの「映像」第一集で、ピアノは辻井伸行NML)。コンクール予選の演奏。

 
昼。
■リストの大練習曲 ~ 第三番「ラ・カンパネッラ」で、ピアノは辻井伸行NML)。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十九番 op.106 で、ピアノは辻井伸行NML)。いわゆる「ハンマークラヴィーア・ソナタ」で、コンクールのセミファイナルの演奏。終楽章の長大なフーガに圧倒された。さらにいろいろ思うところはあるのだが、自分の能力を超えるので書かない。

第二楽章は辻井君にはめずらしく、ちょっと崩れているな。ミスタッチも多い。第一楽章が終わって拍手があったせいで、集中しきれなかったか。

夜。
ショパンのピアノ協奏曲第一番 op.11 で、ピアノは辻井伸行、指揮はジェイムズ・コンロン、フォートワース交響楽団NML)。コンクールのファイナルの録音。■ジョン・マスト(1954-)のインプロヴィゼーションとフーガで、ピアノは辻井伸行NML)。セミファイナルの録音。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十三番 op.57 で、ピアノは辻井伸行NML)。いわゆる「熱情ソナタ」で、ファイナルの録音。辻井君、盛り上げる力もすごいな。終楽章最終部の Presto は聴いていてあまりの壮絶さに息ができないような感じだった。■リストの「十九のハンガリー狂詩曲」 ~ 第二番 嬰ハ短調で、ピアノは辻井伸行NML)。リストのポピュラー曲を弾いても、全然空疎にならない。

これで NML で配信されているコンクールの録音はすべて聴いたことになる。残念なのは、タカーチ四重奏団と共演した、シューマンピアノ五重奏曲 op.44 の演奏が聴けないこと。どこかから出ないかなあ。

You Tube でも延々と辻井君を聴く。

こともなし

曇。
地震に遭って家はめちゃめちゃに壊れたが、家族は無事だったという夢を見る。これは、たぶん精神に起きた地震なのだろうな。

ぼーっとする。

スーパー。緊急事態宣言のせいで五倍ポイントの日がなくなった。密になるといけないってことだな。

雨。
ごろごろ。

進撃の巨人』第10巻まで読む。

 
いま、(心が)「傷ついた」ってのが絶対の正義になっているな。これを言われると、反論が不可能になっている。便利なマジックワードだ。まあ、鈍感というか、卑劣な人間が多いのも確かだが、誰にも聖人君子を求めるわけにもいかないのも、また確かだろう。そもそも、人は発言者が思いもよらなかった言葉に傷つくことがある。

夜。
You Tube辻井伸行君のピアノをちょっと聴き始めたら止まらなくなった。iPad mini の貧弱な音でも辻井君の魅力ははっきりとわかるな。天才って安っぽい言葉はあまり使いたくないんだけれど。

辻井君のヴァン・クライバーン コンクール挑戦のドキュメンタリーも全部観てしまった。