高橋源一郎『たのしい知識』 / 広中平祐『学問の発見』

曇。

RubyAtCoder

昼から強い雨
米屋。

高橋源一郎『たのしい知識』読了。

 
サブ機の Ubuntu 20.10 を 21.04 にアップグレードする。今ごろだけれど。

『ロード・ジム』を読む。半分くらい読み終わった。

夜。
少し気が楽になってきたので、広中平祐『学問の発見』を通読する。広中先生は、フィールズ賞も受けた世界的数学者。なのであるが、自分は天才や飛び抜けた秀才ではない、と仰る。努力の人だと。さて、それを文字どおり受け取ってよいものか知らないが、確かに、天才や秀才の本にはなかなかない感銘を受けた。人生の知恵というようなものを素直に感じさせる本で、まさに若い人が読むとよいが、おっさんにもおもしろかったですよ。数学というものをやってきて、そこから先生は生きるということも深く考えることになった。そして「創造」こそが生きる最大の喜びであると。もちろん先生のように世界的数学理論を創造することはほとんどの人には無理だが、ふつうの人にも生きる上で、その人なりに「創造」は可能であると。それが信じられればよいが、さて、どうなんだろうね。先生の仰りたいことはよくわかる。